E83 LCI X3 11年目のユーザー車検(120,180km)

2008年式なので今年で11年目です。まだ購入金額の負債があるので継続して所有することにしました。クランク角センサーとDISAバルブを替えてからは絶好調で、もうしばらくノートラブルで乗れそうという感触も後押ししました。

車検に向けてやったこと

タイヤ交換

パンクしたこともあり、新品タイヤへ4本とも交換しました。

左ウインカーバルブ交換、ウォッシャー液補充

検査当日、最低限の検査はしておこうとのことで、ライト類、ウインカー、ワイパーを確認。なんと、左側のフェンダーにあるサイドウインカーバルブが切れていました・・・。これは川崎自動車検査場へ向かう途中のオートバックスでバルブを購入し交換。バルブ2つで808円もするとは・・・。

サイドのウインカーは工具不要で前後にスライドさせると取り外せます。
形状T10、ウェッジベース電球というらしい。通販でもオレンジはあまりに書けません。こんなバルブが2個で808円もするとは!株主優待券を使ってお金は払ってませんけどね(笑)

と思ったら、Amazonの方が高かったわ(笑)。というか、出てくるのはLEDばかりで普通のバルブはほとんで無い。LEDは、以前交換したら全ての車内灯がつかなくなったことがあるので使いませんっ!

ウォッシャー液は以前モノタロウで購入したものが残っていたので、1:1で希釈(-15℃まで不凍)で補充です。

後ろからしか見えない、リバース時のライトや後ろウインカーは動画を撮影して確認しました。

下回り確認

オイル漏れ等が無いか、スロープに乗せて下回りを確認です。これはさすがに当日問題を見つけると対処しようがないので、前日に実施です。車体下に取り付けてあるプラスチックと金属のパネルを取り外し、パーツクリーナーやオイルを使って簡単にふき取りです。オイルが漏れた跡がありましたが、恐らく以前派手にオイル漏れをしたときの吹き残しだと思い、特に対処していません。

スロープに乗せて、アンダーパネルを取り外したところ。これはトランスファーかな?なんかギアオイル独特の刺激的な臭いがした気がしますが、かがなかったことにしました(笑)
特に問題は見られませんでした。
せっかく取り外したので、パーツクリーナーとエンジンオイルを含ませたウエスで少しだけきれいにしまいた。

今回、時間的な余裕がなく、ブレーキフルードは未交換。どこかで行いたいと思います。

検査

川崎自動車検査場へ向かいます。

川崎自動車検査場のA棟。ここで受付や車検証の発行を行ってくれる。

ここは、いつも混んでおらずユーザー車検を受ける方にはうってつけだと思います。今回は、検査ラインに入ってから検査場の方が付きっきりで案内をしてくれたので特に戸惑うことなく検査は無事に完了です。

前回もそうだったように思いますが、今回もライトの検査(光軸?)では、ロービームは両側とも下過ぎて×となり、ハイビームで再試験し、〇となりました。今回もテスター屋さんは利用していません。

費用

重量税 32,800円
検査料 1,800円
自賠責保険料 25,830円
合計 60,430円

次の車検は13年目なので少し重量税が上がるんですよね。その時までにある程度負債を減らして手放せるようになっていたいです。

E83 LCI X3 パンクにて4輪タイヤ交換(120,170km)

Anycaで貸し出し中に、パンクしましたと連絡を貰いました。高速を走行中だったとのことでJAFを呼び、最寄りのインターチェンジで下車し、テンパータイヤへ履き替えたとのことです。

パンクしたタイヤ。パンク後に相当な距離を走ったのか、内側のサイドウォールはボロボロです。発火しなくて良かったぁ。

タイヤが製造年から10年になるので、車検を機に履き替えようかどうか悩んでいた矢先の出来事です。パンクとタイヤの製造年との因果関係は定かではありませんが、10年物のタイヤなので経年劣化でパンクしたのではないかと言われてしまうと否定できません。借り手の方、スミマセンでした。あと3カ月でスタッドレスタイヤへ履き替えることから、スタッドレスタイヤから戻すときにタイヤを新しくしようと思っていたのです。

235/55R17タイヤ購入

17インチであまり適合車種の無いタイヤという事もあるのか、有名ブランドのタイヤは結構高いです。。

車も11年目、大きなトラブルが出た場合には直さないでドナドナも考えているので、少しでもコストを抑えようと初のアジアンタイヤにしてみました。購入はAUTOWAY、銘柄は聞いたことのある所のにしようと思い、最安のモノではなくナンカン(NANKANG)にしました。ナンカンにも適合サイズでいくつか選択肢があり、そのなかで価格とレビューでの評価バランスが良いNS-20にしました。

ナンカン NS-20

選択時は気にしていなかったのですが、このタイヤはM+Sの表記がありました。そう、スノータイヤとして使えます。もしかしたら手持ちの7年落ちミシェランよりも雪道性能良かったりして・・・。いい誤算でした。

価格は1本7,200円、送料が1本1,080円かかり、4本合計で33,120円となりました。17インチタイヤ4本で!というと安く感じますが、金額としては高いですよね。

タイヤはMay-Dさんへ直接配送。預かり手数料等はかかりませんでした。

タイヤ交換

AUTOWAYは初めての利用でした。何回かお願いしている桜タイヤさんで今回も交換しようと思っていたところ、提携店へ直接タイヤを送付して交換してくれるお店が近くにることがわかり、今回はこちらのMay-Dさんへお願いしました。

テンパータイヤの空気圧を見てくれたり、仕上げにワックスをかけてくれたりととてもサービスが良かったです。ただ、料金は思ったよりも高めで、バルブ交換込みで12,096円でした。あらかじめウェブページ確認して足し算したのは12,800円(バルブ1,000円、廃タイヤ処分3,000円、組み換え8,800円)だったので何かしら安かったのでしょう。タイヤの処分費用って高いですね・・・。ちなみに、桜商会さんでやった時は確か8,000円ほどだったような記憶がありまし。桜商会さんまでちょっと距離があるので、と今回思ったのですがやはり桜商会さんが最強かも。

作業は1時間ほどで問題なく完了。

乗った感じは?

今まで履いていたのが10年物という事もあるのか、静かで大変スムーズでした。M+Sだからなのか(履き替え前のZIEXもよく見たらM+Sだたのですが)ハンドルに対して応答はダル気味ですが、X3という車の性格からするとこれくらいがちょうど良いと感じられるものです。車の寿命を考えるとこのタイヤを履きつぶせるか分からないので、もっと早く変えておけばよかったとちょっと後悔です。

2008年式X3(E83 LCI)所有の記録

2017年2月に約100万円で購入したBMW X3。散発的にブログ形式で整備記録は記載していましたが、1つの記事にまとめてみることにします。

私が購入前に不安だった、「輸入車は壊れそう」が実際にどうだったかのでしょうか。

日付走行距離内容部品
2017年3月某日約60,000kmDIY:ウインドウウォッシャーのウォーターポンプから水漏れの為、ポンプ交換(1個のみ)。 Amazon購入 非純正パーツ
2017年4月某日約60,000㎞DIY:スパークプラグ6本交換
BOSCHダブルプラチナスパークプラグFR7NPP332
DIY:エアコンマイクロフィルター交換 Amazon購入 非純正パーツ
DIY:エアーフィルター交換ヤフオク購入 K&Nフィルター
DIY:ブレーキパッド前後交換Y!ショッピング購入 ノーブランド品
DIY:ユピテルナビ YPL522取付Amazon購入
2017年4月15日61,036kmジェームス:エンジンオイル、エレメント交換Mobil Super 5w-40
2017年4月某日DIY:ワイパーブレード交換Y!ショッピングで購入
汎用品
2017年某日 玉野自動車:パワーステアリングフリュードが漏れているので診断。パワステユニット全体からにじみ出ているとのことで、一体での交換が必要との結果で、様子見とした。その後、減るのは本当にわずかで、補充しながらで問題の無い事を確認。
2017年7月1日65,971㎞ 4本中古タイヤ交換、組付けは桜商会 ファルケンZIEX
2017年7月25日約67,600kmピッカーズ:右側後ろドア板金塗装
2017年9月某日DIY:ブレーキフルード交換
2017年9月某日ユーザー車検
2017年11月1日77,509kmオートバックス:エンジンオイル、エレメント交換Castrol MAGNATEC 5w-30
2017年某日フロントガラス飛び石傷補修
2018年4月某日DIY:E-BOXファンでエラーが出ているが、ファンは通電すると回る為、無視することとにする
2018年3月某日DIY:リア、サイドガラススモークフィルム施工
2018年3月31日約92,300㎞DIY:プラグホールへのオイル溜まりの為、エンジンバルブカバーガスケット、バルブトロニックモーターガスケット、カムシャフト角センサーガスケット交換Y!ショッピング(セントピア)購入
OEM品
2018年3月31約92,300㎞DIY:リア右ブレーキバルブ切れの為、交換コーナン
2018年4月30日93,053kmイエローハット:エンジンオイル、エレメント交換イエローハット5w-30
2018年4月3093,060㎞タイヤフィッター:タイヤサイドウォール損傷にて、中古タイヤ持ち込みにて1本交換。ファルケンZIEX
2018年8月11日101,249㎞DIY:オイル漏れの為、オイルフィルターハウジングガスケット交換 AliExpressで購入
コピー品
2018年9月8日102,138㎞DIY:ベルト切れの為、サーペンタインベルト(ファンベルト)、プーリー、テンショナー交換セントピアで購入
OEM品
2019年9月8日102,138kmDIY:エアクリーナエレメント交換AliExpressで購入
コピー品
2019年9月8日102,138kmDIY:OBD2でエラー発生にてインテーク側VANOSソレノイドバルブ交換セントピアで購入
純正品
2018年10月27日102,150kmDIY:オイル漏れの為、クランクシャフトシール(前)交換AliExpressで購入
コピー品
2018年10月31 102,151km DIY:作業過程で抜けてしまったため、LLC交換、4Lを希釈。モノタロウブランドLLC
2018年10月31日102,160km イエローハット:エンジンオイル、エレメント交換 イエローハット5w-30
2018年11月19日 102,191km BMWディーラー:リコール対応でブローバイヒーターとエアバッグ交換 BMW
2018年12月24日 DIY:エンジンの振動、警告灯点灯、加速不良の為、1番、2番イグニッションコイル交換 Amazonで購入
OEM品
2018年12月 DIY:イグニッションコイル不良切り分け時に、スパークプラグを当初ついていたものに戻す。問題なさそうなので、そのまま当初ついていたプラグを継続して利用。
2018年12月26日105,020㎞DIY:フロントディスクの摩耗限界の為、4輪セットでフロント、リアブレーキディスク交換Amazonで購入
OEM品
2019年5月10日112,511kmDIY:バルブトロニックモーターガスケット他各所からのオイル漏れの為、エンジンバルブカバー、バルブトロニックモーターガスケット、カムシャフト角センサーガスケット交換AliExpressで購入
コピー品
2019年1月9日105,131kmDIY:エキスパンションタンク割れの為、エキスパンションタンク、ラジエターアッパーホース、ATクーラーサーモスタット、LLC交換。Y!ショッピング購入(パルカ製)
モノタロウブランドLLC
2019年1月28日105,431㎞DIY:4×4他警告灯点灯の為、トランスファーモーターギア交換AmazonUSAで購入
コピー品
2019年3月8日DIY:ナビゲーションをユピテルからゴリラCN-G1200VDへ交換Amazonで購入
2019年5月某日DIY:ワイパーゴム交換Amazonで購入
2019年4月24日111,014㎞DIY:ベルト切れの為、サーペンタインベルト、ベルトテンショナー交換セントピアで購入
OEM品
2019年5月DIY:ガラスコーティング施工フラッシュリーδ
2019年7月27日117,192㎞DIY:エンジンオイル、エレメント交換オイル:モノタロウ5w-30
エレメント:マイレ
2019年8月9日117,811kmDIY:エンスト、加速不良にてクランク角センサー、DISA#2バルブ交換Y!ショッピング購入(センサー)
AliExpressで購入(DISAバルブ)
2019年9月20日120,170km パンクにて4輪タイヤ交換 タイヤはAUTOWAY、装着はMay-D
2019年9月20日120,180㎞11年目のユーザー車検川崎自動車検査場
2020年2月21日128,217kmフロントクランクシャフトシール3回目の交換Yahoo!ショッピングにてOEM品を購入
2020年2月21日128,217kmDIY:ラジエターアッパーホース交換Yahoo!ショッピングにてOEM品を購入
2020年2月25日128,217㎞DIY:イカリング(Angel eyes)のバルブ切れにてバルブ交換AmazonにてKOITOの12V 10WのP8815を購入
2020年3月12日129,178kmDIY:エンジンチェックランプ点灯。VANOSソレノイドをインテーク、エキゾースト側で入れ替え

これでもか、っていうくらい壊れてくれます!ただ、部品交換時や整備時の不手際により壊れてしまった部品もありそうです。

最初のベルト切れは、購入当初から発生していたオイルハウジングからのオイル漏れを治したところから始まります。オイルハウジングを取り外してみると、オイルハウジングを止めているボルトが1本なめて止まっており、締め付けトルクが不足しているためにオイルが漏れていることが判明します。

試走でオイルが1度漏れたものの、その後止まったため、締め付けトルクが不足していることを知りながら、漏れていないから大丈夫?と思ってそのまま使用していたのが原因です。

ガスケットから大量のエンジンオイルが漏れ、それがベルトに飛散した結果、ベルトが外れて切れてしまったのだと想像しています。ベルトが切れなければ、クランクシャフトシールを交換する必要もなかったので、随分と被害が拡大してしまいました。はじめからなめたボルトを何等か対処していればこんなことにもならなかったでしょう。最終的な対処としては、長いボルトを使用して、ナットを使って止めています。オイルハウジングガスケットからのオイル漏れはこれで止まりました。

2回目のベルト切れは、恐らくですがベルト山がきちんとはまっておらず、ずれていたためだと思います。1万キロですからね、きっとそんなきがします。

エキスパンションタンクの割れについては、よく割れると言われている部品ですが、ちょうどその50㎞程走行前に、LLCの補充をしており、入れすぎたのが一つの原因なのではと思っています。とはいっても、近いうちに割れていた気がしますが。。

バルブカバー自体を交換するに至ったのは、バルブトロニックモーターガスケットを締め付けるねじ穴をなめてしまったのが原因です。ただ、このガスケット、どんなふうに取り付けても漏れるようで、結局液状ガスケットで対処しました。

大きな出費は、玉野自動車に出したけど治らなかった整備費(2.6万)、VANOSソレノイドバルブ(2.0万)、エンジンバルブカバー(1.8万)あたりですが、DIYでも部品代だけで馬鹿になりません。一体ディーラーへ出していたらいくらになったのか。

しかし、良く壊れてくれます!おかげでBMWには随分詳しくなりました。もう古い輸入車も怖くありません!

というわけで、10年落ちのBMWはDIYもしくは、格安部品を使って安く見てくれる信頼できる整備やさんがいないとかーるく購入時の金額を超える修理費が発生することでしょう!

工具をそろえたり、へまをしでかして部品を再購入したり、変な部品をつかまされたりで、2020年3月現在、約60万円ほど部品と工具、工賃でかかっております。税金・保険は別ですよー(笑)

E83 LCI X3 クランク角センサーシール、DISA#2バルブ交換(117,811km)

Anycaで貸し出しをした人からエンストすると申告されたことを受け、OBD2スキャナでエラーコードを確認したところ、クランク角センサーでエラーが出ているので交換です(2A94 Crankshaft sensor, signal)。ついでに前からDISA#2バルブでもエラー(2AAB Variable intake system, self-diagnosis)が出ている点について、どちらの交換もインテークマニホールドを脱着しなければ行えないことから一緒に交換しました。運がいいというのかなんというのか。。ほんとによく壊れてくれます。

OBD2スキャナーによる診断。2F71は以前から出ている原因不明なエラー。2A94 Crankshaft sensor, signalと2AAB Variable intake system, self-diagnosisがエンストの原因だと思われます。

部品

クランク角センサー

クランク角センサーはY!ショッピングで、OEM品(VDO製なので、純正装着品と同じもの)を購入

DISA#2バルブ

DISAバルブはOEM品はとても高額なため、AliExpressからの購入としました。恐らくコピー品です。VAOSソレノイドの件があるので、電装品をAliExpressから購入するのは怖かったのですが、想像現在価値20万円の車に、流石に4万円は無理かなと思いまして。

AP02 Right – INTAKE MANIFOLD DISA Valve For BMW 1 3 5 7 E60 E61 E63 E81 E90 E93 E92 E91 X3 X5 Z4 323i 325i 330i 523i 525i 530i

交換作業

インテークマニホールドの脱着は、エアインテーク、ストラットタワーバー、スロットルバルブなどを外す必要があります。一番てこずったのはハーネスのジャンクションボックスのようなものを取り外す必要があったことです。工具がうまく入るスペースが無く、若干下向きにネジが付いていることから苦労しました。T30 のところ、手探り作業で、T20で回してしまい、前方に位置するねじ山をなめてしまいました。悩んだ挙句、ねじを取り外すことなく、ジャンクションボックスのブラケットが差し込んである部分のプラスティックをカッターで切り、取り外しました。返しがついえて差し込んであるだけだったのですが、マイナスドライバーなどでこじっても外れなかったのでしょうがなく切断です。でも、思ったよりも再取り付けの問題はなく、ガタもなく取付ができたのが幸いです。

画像中央やや右上のネジ(画像外の右側にもあり計2箇所)が工具が合わずになかなか外れず、結局ネジをなめてしまった。これ、T30です!
ハーネスのジャンクションボックスは、インテークマニホールドにねじ止めされているブラケットに挿し込まれているだけです。ただ、この挿し込みがこじっても外れなかったので、カッターで切断しました。これは取り付け時の画像ですが、ガタもなく、大丈夫そうです。
クランク角センサーはこんなところにあります。上がセルモーター。インテークマニホールドを外さずに交換するのは至難の業に思われます。

取り外した部品の比較

右が新品、手前が取り外したもの。見た目はバルブが開いた状態ですが、これが異常なのかは不明。恐らく中のモーターがダメになってしまっているのでしょう。
左が取り外したもの。画像のOリングと再利用不可のアルミボルトは新品部品に付属していなかったため、再利用です。アルミボルトはとくにベルトテンショナーのボルトのように塑性変形させるわけでもなく、再利用は問題なさそう。

結果

DISAバルブはAliExpressからの購入で不安でしたが1,000kmほど走行しましたが今のところ問題なしです。

私自身はエンストを確認していないのですが、エンストもなく、エラーコードも無いので治ったようですね。

E83 LCI X3 カムシャフト角センサーシールからのオイル漏れ対策で液状ガスケット使用(117,811km)

エンジンバルブカバーを交換し、約5千㎞走行しました。VVTモーターガスケット周りはエンジンバルブカバー交換後400㎞程で液状ガスケットによる漏れ止めを行ったところ、その後顕著な漏れはなくなりました。しかし、はじめは漏れていなかった、カムシャフト角センサーのシール(11127559699)部からオイルが漏れ、こちらもエンジンバルブカバーの窪みにオイルが溜まり、一部はシリンダーヘッド、エキゾーストへ垂れてしまっていました。

このシールについても液状ガスケットで漏れ止めをしてみました。

このような感じでオイルが滲んでいます。バルブカバーの窪みにはわずかですがオイルが溜まっています。
漏れたオイルはこのあたりの窪みにたまるんですよね。なので、ここ最近はエンジンの化粧カバーは取り外したままにしています。エンジン音も特に気になりません。
わずかではありますが、エキゾーストに漏れたオイルが垂れています
純正のシールはとてもきつく、後からシールだけを取り外すようなことは出来ませんが、このバルブカバー付属のシールはセンサーのコネクタを抜いて、マイナスドライバーで軽く抉ると簡単に取れます。緩いんですね。
取り外したシール
シール、バルブカバーともパーツクリーナーで油を落とし、シリコンオフで仕上げました
ガスケットを使用する際は、べっとりと、塗ったことがわかるようにする、流儀です。

これで3日放置。滲みが止まってくれることを祈ります。

E83 LCI X3でエンスト?

先日Anycaで貸し出した方から、リバースへ入れた時にエンストしたんですけど、と言われました。エンストは、1年くらい前にも1度言われたことがあります。自分では経験したことが無いので特に対処することなく様子見としていました。

また、自分が乗っていてたまに気になるのは、時々リバースに入れた時にエンジン回転が跳ねるように上がるときがあることです。これは冷間始動時に多く発生するように思います。

前に出ていたエラー2AAC Variable intake system 2, self-diagnosisが原因なのかもしれません。

2AACが出たときの写真。2F71はずっと出ているので無視。

一度6月後半に出た以降は発生していないのでこちらもDISA Valve2をとりあえずali-expressで購入したのですが、インテークマニホールドを脱着しなければならないこともあり様子見としています。

E83 LCI X3エンジンオイル交換(購入後5回目):117,192km

前回の102,160kmでの交換から、15,032km走行でのオイル交換です。BMWはメーカー指定のオイルを使用した場合は2.5万kmで交換ですが、自分の場合は格安モノタロウオイルなので、国産車自然吸気エンジンでの推奨となっている場合が多い1.5万kmを目安に交換しています。今回ははじめて自分で換えてみました。

用意するもの

他、オイル受け、ダスターたくさん

マイレ製のエレメント、エレメント取り付け部のOリングと、ドレインプラグの銅製ガスケットも付属していてナイスです。
オイルはモノタロウ。3,500円にならないときに、送料無料にするためにちょくちょく購入していました。SNグレード最安ではないでしょうか
ドレインプラグはメタルガスケットなので、チャンとトルク管理をする意味でトルクレンチを使用しました。ほんと、トルクレンチは安くなりましたね。

作業

適度にエンジンを温め、スロープに載せます。一応安全のために輪留めをしました。

路上ですみません!
念のため輪留め

特に、国産車と変わることなく、ドレーンプラグを緩めてオイルを抜き、エレメント交換、抜ききったらオイルを充填という流れです。

折角のDIYなので気を使ったのは、エレメントを取ると、エレメントがあるオイルハウジングに結構な量のオイルが残ります。これをスポイトを使用して丁寧に吸い取りました。折角エレメントを交換するのに汚れたオイルが残るのは気分が悪いですからね。

ドレインプラグを抜く前に、オイル抜けが良くなるようにオイルエレメントのキャップを緩めておきます。
下にもぐって、ドレインプラグを隠している蓋を取り外します。右側がそれです。左側の蓋も取り外してみましたが、こちらはトランスファーに関係する部分でした。
ドレインプラグを抜いて、エレメントを取りはすします。
Oリングも交換です。
新旧比較。かなり汚れていますね。
抜いたオイル、6.5Lともなるとかなりな量です。しかし、1.5万kmも走行するとかなり汚れいていますね。臭いもかなりなガソリン臭がします。
サービスの記録をリセットして完了。メーター左側のボタンを押しながらキーをOn(エンジンはかけません)、表示が変わったら離して、再度長押し、リセット表示になってもう一押しして完了。

感想

オイル交換は自分でやると抜き方も完全にオイルが垂れなくなるまで待ったりとか、オイルフィルターハウジングに残った汚れたオイルを吸い取ったりとか、好きなオイルを使えたりというメリットはありますが、廃油の処理がかなり面倒であることと、結構な重労働な事からやるのは物好きな人だけですね。金額的なメリットは、カー用品店では工賃は実質オイルに含まれていて無料みたいなものなのであまりなしです。おそらく自分でやるのは今回が最初で最後だと思います。

交換した後のエンジンは、はじめ少し回転が不安定でしたが、オイルが回ったからなのかすぐに安定しました。6.5Lでオイルゲージ真ん中あたり、7.0L入れるとフルになる感じでした。

ドレインプラグのトルクは、こちらを参考に25Nmとしました。

ゴリラCN-G1200VDのパーキングブレーキを解除してみる

専用の部品も売られていて、それを買えば即解除となるのはわかっていますが、ピンプラグに何百円も出すなんて気分的によろしくありません。DIY的に自作したもので解除できないか調べてみます。

はじめ、はんだを曲げて束ねたものを差し込んでいたのですが、すぐに接触が悪くなったのか、走行中操作ができなくなってしまいました。

調べてみると、アルミホイルとか、ねじを挿入するというのが一般的のようです。が、アルミホイルは試してもうまく解除できず、ねじは見た目が悪そうなのでNG。100均で2.5㎜のピンプラグのイヤフォンを購入してショートさせるというのがよさそうでしたが、動作するものを使用せずに壊すのも気が引けたので、モノタロウで2.5㎜のピンプラグ(2極超小形単頭プラグ Φ2.5)税込69円(3,500円以下だと送料500円ですが・・・)だけ購入してみました。

こんなに大きな袋で来ます
こんな小さい部品を通販というのは申し訳ない
こんな感じで内部の端子を接続し、ショートさせました。

プラグの内部で端子と端子をケーブルでショートさせ、ゴリラCN-G1200VDに装着。問題なく、走行中の操作が可能となりました。めでたしめでたし。

E83 LCI X3 Valvetronic Camshaft Adjusting Unitシール(VVTモーターガスケット)からのオイル漏れ対策で液状ガスケット使用(112,911km)

エンジンバルブカバーを交換した際に、エンジンバルブカバーにVVTモーターガスケットも取り付けられた状態で付属していたので、そのまま使用したのですが、走行400㎞にしてこんなにオイルが漏れていました。これは、エンジンバルブカバーのくぼみに溜まっていたオイルをスポイトで吸出し集めたものです。

走行400kmで漏れたエンジンオイル。約50㏄位。

恐らく、1,000㎞走行を待たずにエキゾーストに垂れてきそうなので、何かしら対策が必要です。

シールから漏れたオイルが溜まる場所。ここにボルトがあるのだが、オイルが溜まるとボルトが見えなくなる。

エンジンバルブカバーはここのシールから漏れるから交換したのですが、カバー毎交換したのにも関わらず再発しました。海外のサイトを見ると、新品のシールを付けてもすぐに漏れてくる。N52エンジンの構造的な問題なのでは、と言っている方がいます。私もそう思いました。これだけ広い面のオイルを止めるにもかかわらず、ねじは2本でしかも受け側はバルブカバーのプラスチック部分、ねじもタッピングです。とてもトルクがかけられません(前回舐めました)。

前回ある程度効果のあった、液状ガスケットを今回も塗ることに。でもまた漏れるんですよね。やはり純正のガスケットとバルブカバーでないとだめなのでしょうか?

海外サイトを見ていて、「RTV(Room-Temperature-Vulcanizing)」というのが液状ガスケットのことだと知りました。同じ考えのようです。

E83 LCI X3オイル漏れにてエンジンバルブカバー交換(112,511㎞)

ちょうど1年前、約93,000kmでエンジンバルブカバー(シリンダーヘッドカバー)ガスケットを交換しました。この時の交換は、プラグホールにエンジンオイルが漏れていたためで、それはこの交換で解消したのですが、ガスケット交換後からVVTモーター周りとエキセントリックシャフトセンサー周りのガスケットからオイル漏れが発生してしまいました。

このVVTモーター周りからオイルが漏れています。漏れたオイルがエキゾーストに触れると煙が出ます。液状ガスケットを使ったり、増し締めしたりと色々手を打ったのですが、根治にはいたらずカバー交換としました。

バルブカバーはリブ状になっており、リブのくぼみにオイルが溜まるような状態です。BMWのエンジンは排気側に傾いていることから、この漏れたオイルがエキゾーストに付着すると煙が出てちょっと怖いのです。定期的に拭き取っていればエキゾーストにはかからないレベルの漏れなのですが、以前Anycaでお貸しした方からエンジンルームから煙が出ていると指摘され、今後このようなことの無いよう、エンジンバルブカバー毎交換することとしました。

部品

部品はAliExpressにて購入です。信頼性は未知数ですが、なんといっても値段に負けました。

BMW N52エンジンバルブカバー
部品番号:11127552281

DHLでの送料込みで158USDでした。純正品だと10万コースらしいので、素晴らしいコスパです。うまく機能すればですけど。

この部品の素晴らしいところは、VVTモーターガスケットも、カバーガスケットも、エキセントリックシャフトセンサーのガスケットもすべて付属していることです。他に追加部品を購入することなく交換が可能です。

見た目はきれいなつくりですが、細かく見ると精度は純正程ではないようです。カバー取付のねじ穴や、カバーのエッジ部分があまりきれいではありません。

工具

今回新たに購入した工具はありません。普段使わない工具で必要な工具はトルクスE8、E10とプラスチック製のリムーバー、9Nm測定可能なトルクレンチでしょうか。トルクスソケットは1/4(6.35㎜)差し込み角のものじゃないと入りません。

注意点

前回は、インジェクターに接続されているクリップを6個中2個落下させてしまい、回復不能となったため、このクリップはとても慎重に取り外しました。

インジェクターのコネクタに使われているクリップ

こんなものが出てくるとは!

カバーを取り外し、

11万㎞走行したエンジンの内部

ふとカムスプロケットあたりを見ると、ちぎれたワイヤーのようなものが見えました!

カムスプロケットの下にちぎれたようなワイヤーを発見

取り出してみると、補器類ベルトが切れて、クランクシャフトシールを傷つけた際に巻き込んだとみられる補器類ベルトがちぎれたものでした。

こんなワイヤーを3本発掘です

カバーを開けることなんてないですからね。見つかってよかったです。もし、ベルト切れでクランクシャフトシールを交換された方がいらしたら、エンジンカバーに加え、オイルパンも開けてみたほうが良いのかもしれません。因みに、このワイヤーが混入してからはや1万km以上走行していますが、特に問題は発生しなかったのはさいわいです。

交換作業

カバーの交換自他は2回目ということもあり戸惑うことなく完了。19本もあるカバーを止めているボルトを締めこむのが付かれます。これ、適当に締めると破壊してしまいそうなので、ある程度まで回したら、ちゃんとトルクレンチを使いました。

作業時間は4時間ほどだったでしょうか。

新しいカバーを装着したところ。VVTモーターガスケット、カムシャフト角センサーガスケットは付属している。下手に取り外すとまた漏れそうなので、VVTモーターガスケットはカバーに取り付けたまま装着。

試走

エンジン始動問題なし、試走後もオイル漏れなし、エラーコードなしでとりあえず交換はうまくいったようです。

その後

400㎞程走行してエンジンルームを確認します。VVTモーター周りにオイルが漏れたような痕跡が・・・。4番コイルを抜いてプラグホールを見てみましたが、プラグホールにはオイル漏れはありません。しかし、VVTモーターの取り付けブラケットあたりにオイルが溜まっている気がします・・・。カバー交換前と変わっていない。なぜ?VVTモーターガスケットから漏れているのでしょうか?このガスケットは、カバーとの取り付けがタッピングねじで、あまりトルクをかけると舐めてしまうのです。前回増し締め時になめてしまい、液状ガスケットやらプラリペアやらを投入しやたらと時間を取られたんです。もう漏れはあきらめて定期的に拭きっとて走行したほうが楽かな、という気がしてまいりました。