こちらに記載した通り、年末、都内を走行中にエキスパンションタンクが割れ、JAFのお世話になりました。エンジンはイグニッションコイルを交換し絶好調のため、少しだけ乗り続けるのをあきらめようかと思いましたが治すことにしました。もちろんDIYです。
このエキスパンションタンク、とてもよく割れるようです。ググるとE46やE90での事例が多く見つかります。よくリコールになってないなと思います。前触れなく割れ、割れると自走はほぼ不可能なので、リコールになってもおかしくないと思うのですがどうなのでしょう。私の場合、割れる1週間ほど前にLLCの量を確認し、少し減っていたのでキャップからあふれるほど給水していました。もしかしたら、給水した量がレベルを大きく上回って、空気の空間がなくなり圧が異常に高まったのかなぁなどとも思いましたが、これだけ割れていることを見るとやはり部品、もしくは冷却系の設計上の問題のような気がします。
事例が多いので、修理に関しては悩まずに進めることができました。噂通り、ATFクーラーサーモスタットも割れましたし、事例通りです。
取り外し
エアーインテーク、エアクリーナーボックス、ラジエターファンなどを取り外し、アッパーホースを抜こうとしたところ、この部分が割れました。。。
部品注文前に一度ばらしてみようと思ったのが正解でした。が、こんなところがバキッといくなんて、なんてプラスチックが弱いのでしょう。
そして、エキスパンションタンクを引き抜くと、ATFサーモスタットも例にもれず割れました。こんな形でお目見えです。エキスパンションタンクを取り外した後、タンク下部にある水位センサーを抜き取りました。
部品
部品はYahoo!ショッピングで揃えました。
部品番号 17117573781 エキスパンションタンク 部品番号 17113438717 AT サーモスタット ATF冷却用LLCはトヨタの赤を2Lほど追加。こちらはモノタロウのPBです。
工具
特に特殊な工具は必要ありません。大きめのマイナスとプラスドライバー、ホースの抜き差しでゴム手袋があった方がいいかもしれません。他、ATFクーラーサーモスタットの取り外しにラジオペンチを使用しました。
交換
さて、部品の組付けです。アンダーパネルを外し、 ラジエター向かって右側の下部にあるドレインから LLCを抜きます。もう1Lちょっとしか残っていませんでした。
LLCを抜き、サーモスタットを挿入します。ポッチがある方を前方です。迷いましたが、取り外す前に写真撮っておいてよかったわ。
後は、ホースを繋げていくだけですが、抜く際に割れたのでかなり慎重に行いました。しかし、新品のホースは挿入が固いです。なるべく負担をかけないように少しずつ挿入しました。これが一番大変な作業でした。
ホースを繋いだ後、LLCを注入です。抜いたLLCを戻し、濃縮LLCを2L、残り2L位を水道水で満たします。今回は注意深く、インジゲータ―のminとmaxの間で納めました。作業を終えるに従い、やっぱり入れ過ぎが割れた大きな原因のような気がしてきました。ラジエターキャップは元ついていたモノを流用します。
アンダーパネルを取り外したまま、エンジンを始動。LLCの漏れの無い事を確認します。漏れなく、作業完了です。
「E83 LCI X3エキスパンションタンクとアッパーホース、ATFクーラーサーモスタット交換(105,131km)」への1件のフィードバック