ABS、4ⅹ4、エアバッグ、ブレーキ警告灯が一度に点灯点灯した件
で、US Amazonに発注していた部品が届いたので交換作業を実施しました。
1月13日に発注して、22日に届いたので通常配送でも9日間で届きました。AliExpressでも国際郵便をよく利用しましが、AliExpressはおおよそ2週間なので、数日早いようです。
部品
トランスファーモーターギア MTC 122053
このギアですが、AliExpressでも多く見つけることができます。USD10程の部品なので、US Amazonのほうがまだ品質が高そうだと思い、購入しました。
工具
- 10㎜ソケット:遮熱版取り外し
- 18㎜ソケット:トランスミッションマウントフレームからトランスミッションを取り外す
- 13㎜ソケット:トランスミッションマウントフレームを車体から取り外す
- 3/8角 E10ソケット:トランスファーモーター取り外し
- 1/4角 E10ユニバーサルジョイント:トランスファーモーター取り外し
- T25:トランスファーモーター分解用
- スロープ(高さ16.5㎝あげられるもの。これくらい上げられないと無理そう):ジャッキ、ウマが無いので
- 精密ドライバー(マイナス):トランスファーモーター分解用
- バイス:モーターを固定してパネルの脱着
- フックピック:ギア取り付けクリップ取り外し
- グリス:ギアとモーター軸の潤滑
- パンタグラフジャッキ:トランスミッション持ち上げ用。X3車載のものを使用。
脱着
出来ればフレームはそのままで作業ができればと思ったのですが、工具が入るスペースはほとんどないので無理そうでした。
車の下にもぐるので、車を持ち上げる必要があります。ジャッキ&ウマにしようか、スロープ式の台にしようか悩みましたが、値段と移動のしやすさ(タイヤ交換でジャッキ&ウマをマンションから運び出して使用するとは思えなかったので)からスロープにしました。
スロープは16.5㎝上げられるものを選んでいます。。
車をスロープに乗せ、さっそく下にもぐってみます。
まずは遮熱版を取り付けている10㎜ボルト一本を取り外し、遮熱版をグニャッと曲げるとトランスファーモーターが見えます。
ここの交換を紹介している動画では、トランスミッションをマウントしているフレームを取り外しています。
パンタグラフジャッキをトランスミッションにかけて持ち上げ、フレームを取り外します。
フレームを取り外す場合、まずはブッシュと接続している18㎜のボルトを抜かないとうまく取れません。ブッシュに力がかからない位置にパンタグラフジャッキを調整し、18㎜ボルトを抜きます。高さを合わせないと、緩めるときに固いので気づくでしょう。私は持ち上げすぎのまま抜いてしまい、フレームからボルトが抜けた瞬間、バキンッとかなりな音がしてしまいました。
その後、13㎜のボルト4本を抜き、フレームを取ります。取り外せると思いきや、マフラーを取り付けているブラケットが邪魔でずらすことしかできませんでした。作業に問題なさそうなので、無理に取るのはやめました。
これで、トランスファーモーターを取り付けているトルクスボルトに工具が使えます。一般的な差し込み角3/8 9.5mmE10のソケットを使用し、下側2本のボルトは取れました。上側の2本は、ユニバーサルジョイントを使わないと工具がうまく入りません。特に、前部の1本は差し込み角1/4 9.5mmのE10とユニバーサルジョイントが一体になったソケットを使用しないとだめでした。
このソケットは、オイル漏れでオイルフィルターハウジングのガスケットを交換したときに購入したものです。BMWをいじるときには必須なのかもしれません。
#交換を終えてから思ったのは、トランスミッションをもう少し下げたら(おろしたら)楽に工具が入ったのかもしれません。
トランスファーモーターが取り外せました。
次はトランスファーモーターを分解です。モーターを取り、はめ込んでいるパネルをはがし、ギアを交換すれば完了です。
トランスファーモーターのパネルは精密ドライバーの一番大きいマイナスドライバーを使用してはがしました。マイナスドライバーの先端もパネルも曲がってしまいました。パネルはプライヤーで曲げ戻せました。
ギアを止めているクリップはフックピック2本を使用して外しました。クリップが飛んでしまうので、くれぐれも無くさないように。
摩耗したギアとご対面です。
モーターでこのギヤをを返してトランスファーで駆動力の制御をしているのでしょうか。この状態だと4wd機能がうまく作動していないのは間違いなさそうです。
このギヤですが、モーター軸のねじ山とは一部分しか動作上、使用しないようです。ギヤ全体を使用するような設計であれば全体的に摩耗して、10万㎞でだめになるようなことは無いのではと思いました。ご覧の通り、取り外したギヤも角度をずらして取り付ければ使えそうな雰囲気です。
戻すのは、分解、取り外した手順を逆に行えば特に悩むことはありませんでした。トランスファーモーターのパネルはめ込みは、1/4ソケットのエクステンションバーを使って打ち込むようにしてはめ込みます。
無事に警告灯は点灯しなくなりました。
もうしばらくは故障しないでくださいね。
この1年で、こんなに故障しています。
- オイル漏れでエンジンカバーガスケット交換、オイルフィルターハウジングガスケット交換
- エンジン補器ベルト破断で交換
- エンジン補器ベルト破断で傷ついたクランクシャフトシール交換
- エンジン不調でイグニッションコイル交換
- ブレーキディスク交換
- LLC漏れでエキスパンションタンク交換、ラジエターアッパーホース交換
- 警告灯点灯でトランスファーモーターのギア交換です。
さて、いつまで乗るの?と自問することも多いのですが、エンジン、ATに致命的な問題が起きなければ、Anycaでコンスタントに利用が入ればもうしばらく保有の方向です。
結構手をかけたので、しばらくは落ち着いて乗れるといいのですけど。といった矢先、スロープに乗せらLLCがポタポタト・・・エキスパンションタンクとラジエターアッパーホースの接続から漏れが発生しています!
最近得意な液状ガスケットで様子見しますか・・・。