2018年12月乗用車ブランド通称別名順位

2018年12月乗用車ブランド別登録台数ランキングが発表になりました。

月間販売目標のCR-Vが11月からハイブリッドもラインに加わり本格販売開始のはずですが、 963台とさみしい数字です。すでに不人気車の仲間入りの気配です。グローバルモデルを国内投入しただけなので、ホンダとしてはUSで売れれば痛くないのでしょうが、その辺りの本気度のなさが見え見えで購買欲をそそらないのかもしれません。

個人的には、ランキング上位に行くほどどんな車かイメージがわかないという不思議な感覚です。車に興味のない人の買う車が上位というのは、コモディティ化ということなのでしょうが、私のような古い人間は所有することに”ステータス”を感じてしまうのですね。

CX-8は売れています。CX-5を上回りそうな勢い。自分で購入してわかりましたが、ディーゼルでエコカー減税が効くと取得税、重量税無しって強力ですからね。

Table Plugin

X3 E83 LCI ABS、4ⅹ4、エアバッグ、ブレーキ警告灯が一度に点灯!

年末にAnycaにて貸し出した方から、途中ABSと4×4の警告灯が付いたと連絡をもらいました。ただ、この時は一度駐車後、エンジンを始動したら警告灯は消えたとのことだったので様子見としていました。車を受け取り後にOBD2スキャナーでは「5F3A Transfer case: malfunction」が出ていました。

その後、自分で使用していても特に警告灯が付くことはなかったのですが、エキスパンションタンク修理後に同じくAnycaで貸し出した方から、ガソリンスタンドで給油後にエアバッグ警告灯が付いたと報告を受けました。エアバッグは10月にリコール対応で交換しましたが今まで警告灯が付くようなことは無かったので、輸入車でよく聞くシートベルト未装着と誤反応しているのでは?と思っていました。エアバッグとシートベルトの警告灯は絵が似ています。

そして、1月13日に自分で車を使用中、ピーッという警告音とともに、ABS、4ⅹ4警告灯がオレンジ色に点灯、エアバッグとブレーキ警告灯が赤色に点灯しました。

警告灯が満載の状態。さすがに運転が不安になります。

一度駐車後、警告灯は消えましたが、走り出すとまたもや点灯です。これはトラブルを抱えているに違いありません。年末に初めて警告灯が点灯してから約500㎞走行しています。

ODB2スキャナーで診断してみます。いつものDriverメニューではなく、ChassisメニューからDSC[ Dynamic Stability Controll ]を選択し、Read Trouble codeするとやはり 「5F3A Transfer case: malfunction」が出ています。このあたりの情報をもとにググってみます。どうやらX3ではよくあるというか、必ず起きるといわれているような故障のようです。

参考にしたサイト

https://www.go-ride-news.com/bmw-repair-hack-transfer-case-actuator-repair/

https://axleaddict.com/auto-repair/BMW-Transfer-Case-Actuator-Problem-And-Fix

https://minkara.carview.co.jp/userid/348989/car/2176665/3801823/note.aspx

どうやら、社外品で部品が出ているようなので、部品だけ購入して直してみることにします。

パーツカタログを見ると、トランスファー ギヤ モーター リペアキット「27102413711 Repair kit servomotor」なるものが設定されていますが、高いのと、取り扱いが既に終了している模様です。

サーボモーターごと替えると、参考サイトでディーラーでの見積もりが載っていますが、新品では部品代だけで15万するみたいですね。そこまでかける気はありません。US Amazonで発注し、必要な工具類をそろえて到着待ちです。

ZRR80Gノア エアクリーナーエレメント、ワイパーゴム、シートベルトホルダー交換(63,441km)

新車を契約にて買取に出そうと思っていたノアですが、Anyca貸し出しでメンテナンス不良が嫌なので定期交換部品の交換です。

1.エアクリーナーエレメント

定期的に見ていたエアクリーナーエレメントです。1万km毎に掃除機などでごみやほこりは取っていました。部品が安いのと、汚れが目立つようになってきたので交換です。燃費が悪くなったという実感は特にありませんでした。

部品

部品はモノタロウで注文です。
価格 1,380円

あら、Yahoo!ショッピングの方が全然安いっす。

パーツNo. 17801-21050

あらら、Amazonの方も・・。。モノタロウ3000円購入で送料無料なのでぽちっと行ってしまいましたが、Yahoo!ショッピングかAmazonで買うべきでした。

6.3万キロ走行のエアクリーナーエレメント

交換

交換はいたって簡単。クリップ2か所を外してエアクリーナーボックスの蓋を取り外し、交換するだけです。

2.ワイパーゴム

部品

これもモノタロウで購入です(これまたYahoo!ショッピングのほうが安かったかも・・・)。長さ350㎜700㎜で幅9㎜のモノとなります。探しましたが、幅9㎜のものがNWBだけしか見当たりませんでした。

交換

この替えゴムは、本当にゴムだけで、板バネは装着してあるものから流用します。新車時から使用している板バネですが、3年経過してまだ問題なく使えるようなので、新しいゴムに付け替えて装着です。装着は特に工具は必要なく、取り付けているゴムを力を入れて取り外し、新しいものに交換するだけ。慣れれば5分ほどで完了です。

3.シートベルトハンガー

いつ取れてしまったのかわかりませんが、3列目、左側のシートベルトホルダーが無くなっていました。ディーラーへ行くのも面倒なので、モノタロウで部品番号を調べると、バックルのホルダーが付いた良さそうな部品があったので注文です。

部品

色は内装に合わせて色々あるようです。ネットだとどれがぴったり合うのかわかりませんでしたが、黒っぽいものならいいと思い適当に注文です。

リヤシート ショルダベルト ハンガ
品番 73371-58010-C0

交換

無くなったのは左側だけですが、右もあわせて交換です。両方合わせても1000円しません。交換も工具は不要です。車体後ろ側がばねになっているので、力を入れて取り外しです。

バックルを取り付けることができますので、ぶらぶらしません。3列目に自分が座ることはないですけどね。荷物の出し入れの時に、邪魔にならずに少しだけ便利かもしれません。

E83 LCI X3エキスパンションタンクとアッパーホース、ATFクーラーサーモスタット交換(105,131km)

こちらに記載した通り、年末、都内を走行中にエキスパンションタンクが割れ、JAFのお世話になりました。エンジンはイグニッションコイルを交換し絶好調のため、少しだけ乗り続けるのをあきらめようかと思いましたが治すことにしました。もちろんDIYです。

このエキスパンションタンク、とてもよく割れるようです。ググるとE46やE90での事例が多く見つかります。よくリコールになってないなと思います。前触れなく割れ、割れると自走はほぼ不可能なので、リコールになってもおかしくないと思うのですがどうなのでしょう。私の場合、割れる1週間ほど前にLLCの量を確認し、少し減っていたのでキャップからあふれるほど給水していました。もしかしたら、給水した量がレベルを大きく上回って、空気の空間がなくなり圧が異常に高まったのかなぁなどとも思いましたが、これだけ割れていることを見るとやはり部品、もしくは冷却系の設計上の問題のような気がします。

事例が多いので、修理に関しては悩まずに進めることができました。噂通り、ATFクーラーサーモスタットも割れましたし、事例通りです。

取り外し

エアーインテーク、エアクリーナーボックス、ラジエターファンなどを取り外し、アッパーホースを抜こうとしたところ、この部分が割れました。。。

割れたラジエターアッパーホース

部品注文前に一度ばらしてみようと思ったのが正解でした。が、こんなところがバキッといくなんて、なんてプラスチックが弱いのでしょう。

ATFクーラーサーモスタットも割れました

そして、エキスパンションタンクを引き抜くと、ATFサーモスタットも例にもれず割れました。こんな形でお目見えです。エキスパンションタンクを取り外した後、タンク下部にある水位センサーを抜き取りました。

取り外した部品。バラバラ…。エキスパンションタンクはタンク下部にあるクリップでマウンティングプレートと固定されています。クリップが上からだと見えないのですよね。

部品

部品はYahoo!ショッピングで揃えました。

部品番号 17117573781 エキスパンションタンク 部品番号 17113438717 AT サーモスタット ATF冷却用

LLCはトヨタの赤を2Lほど追加。こちらはモノタロウのPBです。

部品番号 17123415433 ラジエターホース アッパー

工具

特に特殊な工具は必要ありません。大きめのマイナスとプラスドライバー、ホースの抜き差しでゴム手袋があった方がいいかもしれません。他、ATFクーラーサーモスタットの取り外しにラジオペンチを使用しました。

交換

左が割れたタンク。ステッカーを見ると13.05.08との文字が見えるので、もしかしたら13年に一度交換しているのかもしれません。
ラジエターアッパーホース比較。左が新品。アッパーホースは熱いクーラントが流れるので、熱による経年変化で膨れてしまっているのでしょう。
割れたATFクーラーサーモスタット

さて、部品の組付けです。アンダーパネルを外し、 ラジエター向かって右側の下部にあるドレインから LLCを抜きます。もう1Lちょっとしか残っていませんでした。

LLCを抜き、サーモスタットを挿入します。ポッチがある方を前方です。迷いましたが、取り外す前に写真撮っておいてよかったわ。

後は、ホースを繋げていくだけですが、抜く際に割れたのでかなり慎重に行いました。しかし、新品のホースは挿入が固いです。なるべく負担をかけないように少しずつ挿入しました。これが一番大変な作業でした。

このアッパーホースは品質がいまいちです。バリがあったり、エアブリーダープラグのネジ山の作りが悪かったりでした。割れないことを祈りましょう。

ホースを繋いだ後、LLCを注入です。抜いたLLCを戻し、濃縮LLCを2L、残り2L位を水道水で満たします。今回は注意深く、インジゲータ―のminとmaxの間で納めました。作業を終えるに従い、やっぱり入れ過ぎが割れた大きな原因のような気がしてきました。ラジエターキャップは元ついていたモノを流用します。

アンダーパネルを取り外したまま、エンジンを始動。LLCの漏れの無い事を確認します。漏れなく、作業完了です。

燃費20㎞/l記録!2014年式ゴルフヴァリアントを借りてみました

Anycaで2014年式ゴルフヴァリアントを借りてみました。車を2台持ちながらなぜ?

ZRR80Gは年末から年始にかけて長期で貸し出し、E83 X3 LCIも貸し出し予定でいたところその直前にエキスパンションタンクが割れるというトラブルで2台とも車が無くなったためです。そんな機会がないと、ほかの車に乗れないので迷わずAnycaで物色です。

ゴルフは世界のスタンダードですから一度は乗っておきたい!そして、高級グレードのハイラインで、希望のACCが付いた車を近くで貸していらっしゃる人がいるではありませんか。しかも、1日4,000円と大変リーズナブルです。メッセージで問い合わせたところ、特に使用予定なしとのことで予約させていただきました。

写真を撮るのを忘れてしまったのを大変後悔しております。
自分はダーク系の色が好きなので、白は今一つ面白みがありません。ただ、使用後簡単にフロント周りだけ手洗いしてみましたが、 圧倒的に手入れが楽ですね。小傷も目立ちません。

高速が8割で、総走行距離340㎞程、首都高に乗る前に結構な渋滞を経験。首都高でもノロノロ区間ある感じでした。往路は制限速度プラスα、帰路はぴったり制限速度でACCをセットしての走行です。アイドリングストップは半分はオフにしています。そして、驚きの燃費はなんと20㎞/l!燃費が良いと気分的にも運転が楽しくなりますね。

気になったのは、DCTとアイドリングストップです。初めてのDCTでしたが噂通り、発進時や低速走行ではギクシャク感が否めません。クリープも不自然で駐車や切り返し時に違和感がありました。アイドリングストップはトヨタのものに慣れてしまっている身からすると、ブレーキから足を話した時ではなく、アクセルを踏んだ時にエンジンが始動するというのは、どうしても急スタートになってしまい同乗者からも不評でした。なのでアイドリングストップをオフにしたところ、アイドリング時に4発エンジンとしても大きめの振動が出ます。同乗者は気にならないとのことでしたが、自分の場合は急発進になってしまうアイドリングストップと振動の出るアイドリングどちらを取るかと言われたら、アイドリングは止まってくれた方が快適でした。それくらいの振動です。

気になったのはそのくらいで、他は高速の安定性、静粛性ともに素晴らしかったです。ACCも全車速対応ではないですが、止まるほどの渋滞でなければ十分使えます。レーンキープのハンドルへの介入も慣れるととても楽ちんですね。これ、中古で人気がないからなのか、距離を走った車であればなんと本体価格60万円台からあります!。いい選択かも!

エキスパンションタンクが割れました

年末、都内走行中にエキスパンションタンクが割れ、クーラント漏れによりJAFのお世話になりました。

走行中クーラント不足の警告灯が点灯し、路肩に停車。エンジンフードを開けるとクーラントがだらだら漏れてました
JAFに来ていただきローダーで帰宅
ラジエター液警告灯が点灯です
エキスパンションタンクの亀裂

前触れは全くなく、コンビニで停車して発信する時に、ん!?クーラントのにおいがするな、と思ったのですがそのまま発進。1分ほどして警告灯が点灯です。即路肩に止め、エンジンフードを開けてみたところ、ATFクーラーのあたりに赤いクーラント(はい、トヨタ車用入れています)がだらだら漏れています。

処置をすることも頭に浮かばず、距離的に10㎞ちょいだったので迷わずに任意保険のロードサービス経由でJAFを呼んでいただきました。今考えてみると、トルクスを含む工具セットは積んでいたので、ダクトテープなどで応急処置をして水を継ぎ足しながら走行すれば帰宅できたかもしれません。JAFさん、今年2回もお世話になってしまいましたが本当に助かります。

たまたま国道15号から大井競馬場の方へ曲がったところで、車の通りも多くなく渋滞を引き押すことなく待つことができました。駅も近かったので同乗の妻、長女、長男はそのままモノレールで帰宅。険悪な空気ですよね、もちろん・・・。

年明けからスキー旅行へ行かれるという方に貸し出し予定でしたが、キャンセルいただきました。大変ご迷惑をおかけしてしまったものと思います。でも、貸し出し中でなくてほんと良かったです。

E83 LCI X3ブレーキディスク交換(105,020km)

フロントのブレーキディスクですが、手で触ると一番外側のパッドで削れていない部分の高さが結構あることに気づきました。

取り外した後のディスクにノギスを当ててみたところ。片面1mm弱減っていました。これ、中古車の程度を確認する時に、ディスクを触ってみて交換の必要がわかって良いかもしれません。

走行距離は10万kmを超えましたが、クランクシールを変えてエンジンも快調なのでブレーキディスクを変えてもうしばらく乗ることにします。

ブレーキディスク

欧州車はパッド2回につきディスク交換などと言われていますが、あながち嘘ではなくて、10万キロ走行のこの車のディスクはフロントが交換基準である23.4㎜となっていました。リアはまだ21.0㎜で基準値内でしたが、ブレーキディスクがとても安かったこともあり、前後セットで交換しました。

ディスクはATE(アーテ)。初めて聞く名前でしたが、ググるとそれなりに出てくるので、それなりに大きいOEMメーカーなのだと思われます。

このディスク、4輪で驚くほど安かったです!Amazonの1品限り限定の出品だったようです。購入後、すぐに値段が倍以上になりました。
部品番号はフロント34113400151、リア34213332217です。

少しばかし箱がやつれており、長期在庫品であったことを物がっていますが、モノはサビなどもなく完全な良品でした。

工具

必要な工具です。

今回使用した主要工具。16mmソケットは普通無いですよね。

ユーザーにはいじってほしくない場所なのでしょうか、BMWは変なサイズのボルトを使います。E83ではキャリパーの取り付けに16㎜ボルトが使われています。当然そんなサイズは持っていないので、購入しました。16㎜はプラグと同サイズなのでプラグレンチが使えそうですが、場所的に長いものはアームやショックアブソーバーに干渉するので個別にそろえたほうがいいでしょう。また、16㎜は差し込み角12.7㎜(1/2インチ)にするべきです。キャリパーは結構なトルクで止まっており、9.5mm角だと負けてしまうかもしれません。格安のソケットではなく、ある程度しっかりしたものの方が良いですね。工具は値段と品質はある程度比例するものです。

ラチェットハンドルもホイールハウスの中で使える最長なものを用意したほうがいいでしょう。右前輪のキャリパーがとても強く締め付けられており、緩めるときに背筋がつりました。

ブレーキパッドを止めているばねの取り外しで、大きめのマイナスドライバーがあると便利です。

  • 16㎜ソケット(ブレーキキャリパー取り外し)
  • 7㎜ヘキサゴンレンチ(ブレーキキャリパースライドピン取り外し)
  • 6㎜ヘキサゴンレンチ(ブレーキディスク位置合わせ用ボルト取り外し)
  • キャリパー戻し(自分はウォーターポンププライヤーで代用)
  • 差し込み角12.7mmラチェットハンドル
  • ハンマー
  • ブレーキパッドグリス

他、ホイールを取り外す必要があるので、17㎜のクロスレンチとジャッキ、ブレーキ周りの洗浄でブレーキクリーナー、ブレーキパッドに塗るブレーキグリス、面取り用のバイスと鉄ヤスリ、ディスクが取れない時に裏面から叩くためのハンマーといったところです。ジャッキアップは車載のパンタグラフ式でやりました。一応輪留め使いました。良い子はマネしないようにしてください。ちゃんとセンターでジャッキアップし、ウマに乗せましょう。amazonの広告載せていますが、私はモノタロウで買うことが多いですね。特にPB商品はお得です。

ブレーキディスクの脱着

これはYouTubeを見てくださいw。海外のものが詳しいです。キーワードは「E83 X3 break disk replacement」などです。

ポイントは、ブレーキパッドを固定しているバネの脱着くらいで、ボルトの締め付けトルクが強いため体力は必要ですが、技術的なハードルは高くありません。

フロントディスク新旧比較
6万kmで交換し、10.5万㎞時点、実質4.5万㎞走行したフロントブレーキパッド。まだまだ半分以上あります。貸出メインで、長距離ドライブが多いのでブレーキの負担は少ないのかもしれません。

ブレーキ周りをせっかく分解したので、パーツクリーナーで綺麗にしましょう。

このキャリパーを止めているボルト、右前輪だけものすごく硬かったです。延長パイプを使わないと無理かなぁと諦めかけた最後のトライで回りました。背中がつったw

試走

ディスクの塗装がはがれるまで、ブレーキを踏むとゴーっと嫌な音がします。20㎞程走行したら皮がむけ、いい感じのフィーリングになりました。

防錆塗装がハゲるまでフィーリングは良く無い

ベルトも替えた、プーリーもテンショナーも、LLCも、プラグもコイルも悪いところを替えたし、これで壊れることがない限り、当面消耗品の交換は発生しないはず。と、祈ろう!

【結論】E83 LCI X3玉野自動車にアイドリング不調で修理依頼した顛末(その3)

最初に結論

最初に結論を書くと、被告の同意を得て訴えは取り下げ、訴えは無かったものになりました。こちらの訴えは退けられ、被告の過失は一切認められなかったということになります。
当然ですが納得はいきません。しかし、少額訴訟を選んだのは自分ですので結果については受け入れるしかないですね。

裁判を通じて感じたことを備忘録として記すとともに、少額訴訟に興味を持った方に少しでも参考となるようにまとめておきたいと思います。

E83 LCI X3 玉野自動車にアイドリング不調で修理依頼した顛末(その1)

E83 LCI X3玉野自動車にアイドリング不調で修理依頼した顛末(その2)

審理

2018年12月25日、神奈川簡易裁判に14時20分ほどに着きました。少額訴訟は現場検証などないので、車を持っていく必要が無いことは知っていましたが、車だと落ち着くこともあり、訴訟の対象となっているX3で行きました。
2階へ上がり、階段を上った右手、申立人控室で待ちます。時間まで訴状、答弁書、準備書面などを読み返して過ごしました。この時点ではこの結果は予想もしませんでした。

開始5分ほど前になり、傍聴席から入室します。記名をして、書記の方に促されるまま原告席に座ります。被告側は代表者と承認となる工場長の2名で来ていました。各種サイトで紹介されているラウンドテーブルではなく、正面上段に裁判官、正面左手に書記、正面右に司法委員の方が座ります。いわゆるテレビで見る裁判シーンそのままです。被告と原告は証人席を隔てて向かい合う感じです。お互いに表情もよく読み取れる距離です。

定時に開始し、はじめは裁判官から少額訴訟の注意点が説明され、同意を求められました。

注意点は次の通りだったと思います。

  • 判決で負けても控訴できない
  • 原則1日で終わる(異議申し立てをすると延長することもある?と言われていたかもしれませんが定かではありません)
  • 通常裁判では、主張と証拠は分離して確認するが、少額訴訟では同時に取り扱い、裁判官が整理する。

これらが約7分ほどだったでしょうか。続いて裁判官が全体の流れの整理のため話始め、オイル漏れ点検についてどう思うかと質問されました。
私はオイル漏れの点検を依頼していないし、オイル漏れをしていること事態しらないので依頼する理由がないといった旨を簡潔に返答しました。
他、車を引き取ってから誰が治したのか、引き取りを決断したのはいつか、返金を要求したのはいつかなどの質問がされたと思います。
被告に対しては、オイル点検費用がいくらなのか、エンジン不調の修理をした場合はいくらだったのか、車引き渡しは誰が対応したのかなどの確認がされました。
こんなことが15:25くらいまで続きました。被告、原告とも発言は限られ、裁判官の意図から外れると声をかぶせられ発言を遮られます。被告、原告が直接主張を交わすことはないですし、裁判の場で事実関係がひもとかれ、真実を解明するわけではないようです。
その後、裁判長から全体の印象と、法律に照らし合わせてどのような解釈がされるのかという一種の見解が述べられました。内容は次のような感じであったと思います。

  • 修理依頼は途中で終了しており、請負契約の債務不履行とは言えない
  • 代金を支払った時点で契約は終了しており、返金するのは難しい

和解模索

その後、15:35くらいから司法委員による和解を提案(選択肢のない強制といっても間違いではないです)され、別室で被告、原告の順で個別面談を受けました。
司法委員からは、被告は一切賠償する気がないと伝えられました。裁判長からの話でも合った通り請求は難しいのではないかとのことでした。
司法委員は訴訟の内容を詳しく理解しているわけではなく、町内会長さんのような印象で、まさに和解(なかなおり)させるようなことをするのです。
何を望むかということを聞かれ、金額はどうでもいいから作業の不備を認め謝罪してほしいと伝えました。謝罪が無理なのであれば、金銭に変え賠償金ということで支払ってほしいとしました。金額は折半の意味で、5割と申し出ましたが、司法委員はとても無理だろうとのことで、3割要求としました。相互に誤認があるのにもかかわらず、被告に過失が一切ないというのはおかしいとも主張しました。
ただ、司法委員は内容を理解していないので適当なことを言ってきます。MAFセンサーについても修理へ預ける前に原告で交換していて症状が変わらないことも理解していませんでした。交換しても新品でも治らないことはあるだろうとか。点検は実際にしてしまって発生したものだから支払わなくてはならない、などです。

形式的だけだったのかもしれませんが、3割返金の和解案が司法委員から被告へ伝えれ増したが、被告は受け入れませんでした。
当然ですが、私も受け入れられません。平行線となったため、司法委員は裁判長へ報告しますとのことで調停は終了となりました。

その後、裁判官へも被告、原告の順で呼ばれ個別に面談をしました。
そこで裁判長から、オイル漏れ点検の依頼をしていないということではなく、被告からの途中経過でオイル漏れを指摘された時点で、オイル漏れ点検は依頼をしていないと伝えたか問われました。
依頼していないと伝えたのは、車の引き取りの時だと返答しました。それを受け、たとえ受け取り時に否定しても、点検費用は支払わなければならないのが法的な解釈ですと伝えられました。
私としては、オイル漏れの点検依頼にフォーカスが当たっているが、訴訟の主題ではなく、おまけのようなもので、訴えたいのは修理の依頼をして23日経過しても一切利益となる情報が得られていない、アイドリング不調への対応だと伝えたのですが、受け入れられませんでした。

裁判長から形式的に、被告への取り下げに対する同意確認がなされて調停終了です。

結末

その後、法廷に再度一同集まり、訴訟取り下げと同意について報告されて終わりました。
事務手続きとして残った切手の精算が書記官により行われました。この時大体16:50くらいだったので、結構な時間和解に向けて費やされました。

振り返り

訴訟取り下げという不本意な結果となり大変悔しいです。
振り返ってみると、このような事案は少額訴訟では無理があるのではと思いました。ポイントとしても大きく次の3点ですが、事実関係がつかみやすいからなのか、ほとんどがオイル漏れ点検についてしか取り扱われませんでした。

  • 3週間たっても原因もわからないアイドリング不調の修理に関する費用返金
  • 正常ではないとされたMAFセンサーが、実はアイドリング不調には関係がなかった為の部品の買取
  • 依頼していないオイル漏れ点検費用の返金

上のうち、1つに絞っていれば結果は違ってきていたのかもしれませんが後の祭りです。

少額訴訟は被告の過失や債務不履行が明らかな場合に限って使用したほうが良さそうです。双方に主張があり、証拠にも乏しいと資料の準備だけ大変で、全面的に訴えが認められることは無さそうです。というと、少額訴訟の例として挙げられているものに集約されるんですかね。給料支払え、とか、代金支払えとかね。

そして、教訓としてはこんなことでした。当たり前のことですね。

  • 簡単な依頼でも文書に残して確認すること
  • 依頼内容に疑念が出たら、その場で確認すること
  • 依頼し、実施された内容に満足しなければ、安易に代金を支払うのはやめること
  • 疑念を感じたら、無理をせずに取引をやめること

この日は日経平均が1000円以上も下落するし、訴えは取り下げるし、とんだクリスマスとなりました。

資料

訴訟に用いた資料を掲載しておきます。読み貸してみると、双方とも弁護士等ではなく本人のため資料が稚拙ですね。

原告による少額訴訟

訴状
甲一号証 (MAFセンサー購入の証跡)
甲二号証
甲三号証
甲四号証
甲五号証 ( 被告の商業登記簿謄本 )

被告が提出した資料

答弁書(画像) (テキスト
乙一号証
乙二号証(画像23)(テキスト
乙三号証(画像12)(テキスト
乙四号証(画像1
乙五号証(画像12
乙六号証(画像1)(テキスト

原告による答弁書への反論

準備書面
甲六号証( 次のサイトを英語、日本語で印刷したもの https://www.e90post.com/forums/showthread.php?p=22826738 )
甲七号証(
次のサイトを英語、日本語で印刷したもの https://www.bimmerfest.com/forums/archive/index.php/t-632144.html )
甲八号証(
次のサイトを英語、日本語で印刷したもの https://www.e90post.com/forums/showthread.php?t=1529566 )

E83 X3 CLI 2番イグニッションコイル交換(105,050km)

12月に入り、アイドリング時にエンジンがブルッと振動することが多くなってきました。2018年11月18日に29D2 Combustion misfires, cylinder 6が出ており、その後29D0 cylinder 4も合わせてでたため、6番、4番のイグニッションコイルとスパークプラグをセットでそれぞれ2番、1番と交換していました。

ちなみに、OBD2スキャナーのシリンダー番号とエンジンのシリンダー位置の対応は、車両前方から1番、2番、で良いようです。

2018年11月18日に6番でミスファイヤ
2018年11月25日に6番、4番の複数シリンダーでミスファイヤ

しばらく症状が出なかったのでそのまま走行していましたが、フォルトコードは出ないものの、振動が時々発生するために、プラグを6万キロで交換して保存していた新車装着のモノ(中古車で購入時に装着されていたモノ)へ交換しました。すると、症状が出なくなっため様子見としていたところ、今度は症状が以前よりも顕著になってきて、フォルトコードが29CE Combustion misfires, cylinder 2で出ました。

OBD2スキャナー診断結果

2番は、6番から移動したイグニッションコイルと、新車装着時使用プラグとなっています。エラーとなるシリンダーが6番から2番へ変わったので、イグニッションコイルが問題の様です。

一時的に症状が出なくなるのは、プラグとコイルの接触による微妙な不具合なのかもしれません。

早速部品をAmazonでぽちりました。ここで、AmazonにはBMW用のイグニッションコイルが多数出品されていて、値段が安いものを購入したところ、E83前期型のM型エンジン用出ることに気付きます。時すでに遅し、N型用のモノを改めて購入し、M型用のモノは返品です。無駄な返品送料730円・・・・。

誤って購入したM型とN型のイグニッションコイル。部品番号が違います。
下の灰色のモノがN52エンジンのもの。形状は同じなので装着は出来そうですが、色をあえて分けているという事は、間違えないようにという事だと思われます。新車装着時のものは黒なんですけどね。

交換自体は、エンジンの化粧カバーを取りっぱなしにしている私のX3の場合、数分で完了です。おかげさまで、エンジン絶好調です!

灰色のコイルが交換したコイルです。プラグホールVTTモーターやカム角センサーなどいろんなところからオイルが漏れるのでエンジンカバーは取り外したままにしています

中古でBMWを購入し、セルフメンテナンスで維持費を安く抑える場合、ODB2スキャナーは必須です!

3DA-KG2Pに適合するルーフキャリア

せっかくルーフレールをオプションで選択したので、CX-8にルーフキャリアをつけようと思います。ディーラーオプションでもありますね。

ディーラーオプションはTHULE製のようです。とすると、次のセットのようですね
THULE 4096:ダイレクトレール取付:\8,000
THULE 753:フット:\19,000
THULE 961: 118cm:\16,000

THULEでは、バーの形状で3種類用意されていて、一番オーソドックスなスクウェアバー、空力特性を向上させたウイングバー、エアロ性能を向上させたエッヂウイングバーです。デザイン性が上がると値段も上がります!私は搭載幅があり、空力もよさそうなウイングバーが良いなと思います。搭載幅があると、アタッチメントを取り付ける際融通が利きそうです。

他のメーカーではINNO(CAR MATE)は「現在、調査・開発中です」と出ました。
TERZOもCX-8用はありません。CX-5はあるので、それでよいのかもしれませんが確証が持てません。メーカーとして適合をうたっているのはTHULEだけでした。

キャリアはTHULEにするとして、後は手持ちのX3で使用していたウィングバー(シルバー)THULE 969(127cm)を流用するかというとこです。長いと両端に余裕ができますが、見た目はスマートじゃないかもしれませんね。風切り音も増えそうですし。バーくらい買い替えるか・・。

そして、ルーフボックスですが・・・高いですね。高さは地上から210㎝以下にしないと不都合が出そうなので、Thule Motion XT Alpineの高さ35㎝あたりが限界のようです。定価19万!。こういうのって、ヤフオクに無いんだよなぁ。