CX-8(2DA-KG2P)後部座席にモニターを付ける

最近、もうすぐ5歳になる長女が車に乗ってくれない。乗車中、暇なのかなぁと思い、後部座席にモニターを付けようと考えた。

天井から吊り下げるフリップダウンモニターが頭に浮かぶが、この車はそれほど車内高があるわけではないので、さらに天井からぶら下げると車内の移動に支障をきたしそう。ヘッドユニットをマツコネから変更しないでと考えると、画質も今一つらしいので却下。

コスパを考えると家に転がっているAmazon Fire HD 10を使わない手はない。早速、前席シートヘッドレストに取り付けて、後部座席用にタブレットを取り付けできる商品を購入してみた。

タブレット ホルダー 後部座席 リアモニター 

取り付けは簡単だけど、可動部分が多くて調整がしやすいと思いきや、ガタ(遊び)が大きいので思った角度にはならず・・。特に、ホルダーを運転席と助手席の間で使おうと思うと、その傾向が強く、かなりぐらつきます。そして、10インチのタブレットは想像よりも重いです。走行中に外れると、結構危険。特に子供を座らせていると。

ま、細かい角度とか、位置を気にしないのであれば問題なさそう。

一番の問題は、音でした。運転席からすると耳元で子供向けの動画の音がずっと聞こえてくるわけで、心地よいものではありません。Bluetoothスピーカーにでつなげて3列目あたりから音を出せばいいのかなぁなどと考え中。

CX-8(2DA-KG2P)購入して1年経っての感想

走行距離

距離は4,000kmちょっと。距離は全く伸びていない。その理由の一つが、11月まで、前の車であるノアを保有していた事で、北海道旅行はCX-8ではなく、ノアで行った事。私としては、一度九州まで無給油走行することをやってみたいのだが、いつ実現することやら。

積載性

キャンプ道具を積むと、積載がCX-8の場合は足りない。かといって、ルーフボックス(THULE XT XLサイズ)を装着すると、全高が2.3mほどになり駐車に気を遣うようになってしまう。

ロードバイクを前後のタイヤを外しても簡単には縦に積めなかったのは大きな誤算。できるだけサドルの位置はずらしたくないので、そうなるとフォークを2列目と3列目シートの間に落とさなければならず、積み込みと積み出しにテクニックが必要となる。

燃費性能

距離がたかだか4,000kmほどなので、そう気にしたことも無いのだが、高速道路をおとなしく走ると16㎞/Lほどになる。ちょっと飛ばしても燃費が落ちないのはうれしい。

街中は恐らく12~13㎞/L。サイズと重量を思えば十分な数値だけど、欲を言うともう少し伸びてほしい。

スタイリング

いまだ大いに気に入っている

走行性能

12月と1月にちょっとだけスタッドレスタイヤで雪山を走行するときがあった。徐々にペースを上げてみたが、緊張するようなシーンに合うことは無く、終始安定した走りに大いに満足。また、キャンプで結構な山道を登るときも、低速からグイグイ加速する感じが病みつきになる。

インテリア

評判が悪い純正のSDメモリナビだが、それほど悪いとは感じない。ただ、距離が短い道を優先する傾向が強く、例えば国道と並走する旧道がある場合など、一度旧道を経由させてまた国道へ戻るルートを案内したりする。また、国道でとても右折は無理な場所なのに、目的地が反対車線とか。

コマンドコントロールが車体と一体となって、操作性は慣れれば相当に良いだけに残念といえば残念だが、今のところ致命的に困ったことは無い。

3列シート

3列目に人が乗ることは一度もなかった。

結論

総合評価としては、5点満点中3.8点くらいかと。

積載性だけが大きく期待に届いていないが、他はおおむね満足。積載性はどうしようもないので、荷物を見直す方向で考えるしかないか。

自分にぴったし合うのは、CX-5のストレッチバージョン、もしくはCX-8の2列シート5人乗りかもしれない(存在しないけど)。5人乗車でラゲッジスペースが拡大され、低床化が図られればなと思う。

Skyactiv-Xを税制面から考えてみる

ガソリン車よりも約70万円も高く、それだけの価値が不明確と評価されることの多いSkyactiv-X。

Mazda3ファストバックPROACTIVEの6AT・FFだと180ps、224NmでWLTCモード燃費17.2km/L。価格は3,198,148円。スペックだけ見るといくら世界初のSPCCIといわれても魅力が良くわからないというのは、ひいき目に見ても確かにその通りかもしれない。

そして実際に購入を考えた場合に、エコカー減税の対象にもならないので、新車購入時には自動車税(環境性能割)(昔でいう取得税)、重量税共に満額かかりそれぞれ52,300円(2020年9月30日までの導入から1年の1%軽減が適用されて車両価格の2%)、36,900円。次年度の自動車税(種別割)も39,500円かかるわけです。

これが、例えばSkyactiv-Dだと自動車税(環境性能割)も重量税もなんと0円。次年度の自動車税(種別割)も75%減税となるのです。カローラスポーツのハイブリッドは2020年度燃費基準プラス40%達成車の扱いで、重量税100%減税、自動車税(環境性能割)もかからない。

税制的にクリーンディーゼルやハイブリッド車が優遇されている点からもSkyactiv-Xは選びづらいと思うのでした。Skyactiv-Xは新技術だから税制面で優遇が受けられるような根回しがマツダにできればなぁ。

因みにカローラスポーツのHYBRID GZ(価格2,824,800)のWLTCモード燃費は25.6km/Lで、98(エンジン)+72(モーター)=170ps、142Nm(エンジン)+163Nm(モーター)=305Nmとパワーでは互角、トルクではSkyactiv-Xを大きく上回っているんですよね。

E83 LCI X3フロント右側ワイパーゴム交換(126,000㎞)

下が避けてしまったワイパーゴム

1月5日の貸し出し前に、ウォッシャー液でフロントガラスを拭こうとしたところ、右側のワイパーが全くふき取りません。降りて確認すると、ワイパーゴムが避けてしまっています。

この日は天候も良かったことからこのまま貸し出し、今度の週末までに交換することに。

確かワイパーゴムはつい最近買えたばかりだったような。。年明けから雪国へ連れられて行くことの多いX3、凍結したガラスに固定されたままワイパーを動かされて避けてしまったのではないかと想像します。

いつも聞いているんですけどね、「何か問題ありましたか?」と。そしていつも答えは、「特にありませんでした」です。これ、問題ありありで、気づかないはず無いと思うのですけどね。

年明けに貸した方、キーをひねってセルを回すことも知らないような若い方。確か、草津方面へ行かれたような。その時かなぁなどと想像してみました。

ま、高いものではないからいいのですけどね。今回もモノタロウのPB商品で、幅6㎜、長さ500mmのものを使用しました。

替えゴム 撥水ワイパー モノタロウ M-ST-500-6 500

CX-8(2DA-KG2P)スタッドレスタイヤへ履き替え(3,676km)

休日早朝の時間でスタッドレスタイヤへの履き替えを行いを敢行。

交換は前回と同じく、車載工具のジャッキと手持ちの十字レンチ、トルクレンチを使います。

車載工具のジャッキを使います。ジャッキはラゲッジスペースの床のボードを取ると、右にジャッキ、左にハンドルがあります。
車載ジャッキでタイヤ交換。約2tなので片輪500㎏。そんな重さを感じさせず、結構簡単にジャッキアップできます。ただ、外れた時を想像すると怖いです。ジャッキアップポイントを利用し、必ず平らなところでやりましょう(ここ、若干前に下がっていますが・・・)
ブレーキパッド残量も併せて確認します。3,000㎞じゃほとんど減っていませんよね。

空気はスタンドまで行くか、車載の電動ポンプを使うか、自転車の空気入れで行うか悩みます。まだ燃料は半分くらいあるのでスタンドは却下。電動ポンプも一度使ってみたいですが、慣れないことをして時間がかかるのも嫌だったので、自転車ポンプで入れました。

空気圧は200kpaほどに落ちており、既定の250kpaまでポンピング約70回。4輪で280回!いい運動になりました。

しかし、最近の車のタイヤはでかいですね。225/55R19ですが、X3の235/55R17と比べても一回りでかく、そして重いです。タイヤホイールセットをマンション1階から運び出し、そしてまたサマータイヤを運び入れるだけで相当に体力使います。一体何歳までこんなことができることやら。。

ちょっとアフェリエイトリンクです。電動インパクトを一度試してみたいと思う今日この頃です。

タイヤはピレリのICE ASIMMETRICO。ヤフオクで購入した14年製スタッドレス。後2年くらいは使えるでしょうか。

2019年2月に購入したCX-8だと5年間でどれだけ税が軽減されるか計算してみた

購入してから知りました、クリーンディーゼル車は自動車の関連税に関してはEVと同等の軽減が受けられることを。

さて、では5年間所有したとして、いったいいくら軽減されるか計算してみることにしました。

自動車取得税

いつの間にか環境性能割と名前が変わっているようですが、新車で購入するときにかかかる税金です。19年9月までは3%かかりました。約10万円ですが、クリーンディーゼル車はエコカー減税により非課税です。

重量税

自動車重量税は自動車の重量に応じて税金がかかります。CX-8 XDプロアクティブ4WDは1,910㎏もあるので、税区分としては1.5t超~2.0tで、新車購入時は3年で49,200円が本来かかりますが、エコカー減税が適用され免税です。

また、素晴らしい事に初回車検時に発生する2年分の重量税32,800円もエコカー減税で免税です。

自動車税

自動車を購入した翌年度に発生する自動車税は、自動車税のグリーン化特化により、クリーンディーゼルは75%軽減です!こちらに投稿の通り、2019年度の自動車税は本来45,000円のところ11,500円でした。その差額は33,500円です。

CEV補助金

あまり知名度が高くないですが、クリーンディーゼルは次世代自動車振興センターが運営するCEV補助金が国から支給されます。2019年度、CX-8 XDプロアクティブ4WDは申請すると25,000円の補助金が支給されます。

合計

取得税非課税分 約10万円
新車購入時重量税免税分 4.92万円
初回車検時重量税免税分 3.28万円
自動車税軽減分 3.35万円
CEV補助金 2.5万円
—————————————————-
合計 24.05万円

なんと、5年保有で24万500円も軽減されるのでした!

当然ですが、対象はクリーンディーゼルに限らず、トヨタでいえばほとんどのハイブリッド車は対象だったりするのですが、クリーンディーゼルも負けてないよというところをまとめてみました。

軽減対象の車は、5年乗ってもほとんど税負担が無い、言い方を変えると、5年で新たな減税対象の車に乗り換えるのがお得ということなのかもしれません。

持株会を利用して得する方法、1単元溜まったらこまめに証券口座へ引き継ぎ

上場企業、または上場企業のグループ会社に勤めていると、福利厚生の一環として持株会制度がある場合が多いと思います。

持株会は、会社にとっては長期保有が望める安定的な株主を増やすことができるとともに、会社の利益に貢献しようという動機から業務パフォーマンスの向上が望めるというメリットがあるように思います。

社員にとっては、通常、会社から株式購入についてある程度の補助金が出る場合が多く、金銭的なメリットを享受できるとともに、通常は100株などの1単元からの売買となる株式を毎月少額で購入できる、また手数料もかからないといったメリットがあるでしょう。場合によっては大きく業績を伸ばし、株価が上がると資産価値の向上が望めるかもしれません。

持株会を利用する場合、購入したら長期保有する場合がほとんどでしょうが、これを1単元溜まったら証券口座へ引き継ぎ、売却することで、会社から支給される補助金分得してしまおうと考えました。

私の会社の場合、1口1,000円で、最大50口50,000円まで毎月持株会での積立金として利用できます。その際、1口につき800円、50口では4,400円の会社からの補助として持株奨励金が支給されます。率にして4,400/50,000=0.088、約9%にもなります。これを利用しない手は無いでしょう。因みに、賞与については3倍の積立金、奨励金となるので、積立金150,000円、奨励金13,200円です。年間にして18か月分×4,400円=79,200円も支給されるんです。

これを利用しない手はありません。ただ問題が、、。そんなに余裕がないよ、という場合がほとんどでしょう。私も住宅ローンを抱えており、毎月5万円も余裕はありません。これを始めてから口座残高は減る一方、賞与で少し補填という感じになってしまいました。

そこで考えたのは、別にためておく必要はないのです。奨励金だけをもらって、あとは1単元溜まったら証券口座へ引き継ぎ、売却するのです。これなら半年くらいで1単元となるので、資金的なショートは心配ないはず。まるまる奨励金を手に入れられるはず!

と、早速野村證券に口座を作ってみるのでした。

ISO27001の認証取得・維持について(管理策って本当に必要なものだけ採用ってありなの?)

情報セキュリティに関係する仕事をしている人であれば、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう、ISMS(Information Security Management System)、規格でいうとISO27001です。

この規格の認証取得、維持にコンサルではなく実務で事務局として携わっていると、これって本当にセキュリティに役立つの?という場面に多く出くわします。

その大きな2つは、「ラベル付け」と「情報資産台帳」です。どちらもISO27001に記載はありませんが、ISO27002に管理策としてまとめられており、どちらも採用している組織がほとんどなのではないかと想像します(A.8.1.1 資産目録、A.8.2.2 情報のラベル付け)。

別にラベル付けしても普段の業務で取り扱いを変えるわけでもなく、台帳を作っても業務を行う中で参照するわけでもなく、認証の為に作っているけど全く使わないものだったりします。

私としては、この2つが特別セキュリティ的に重要だとは思わないのです。この2つが行われていなかったことが原因で発生したインシデントも無いのが現状です。

このA.8.1.1とA.8.2.2を不採用として認証を取るってありなんでしょうか?

採用しない合理的な理由があり、採用しなくてもISMSが回っていればいいのか。というのが今の悩み。

CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(5)~ナビ操作、TV解除コード流し込み~

事前準備(MZD-AIOインストール用USBメモリ作成)

autorunを解除するのに使用したUSBメモリを利用する場合は、念のためすべてのファイルを削除した方が良いでしょう。

  1. USBメモリをノートPCに挿入します。
  2. ダウンロードしたMZD-AIO-TI_Setup_2.8.4.exeを実行します。
  3. 画面左側のTouchscreen While Movingをチェックします(これが走行中でもナビの操作を有効にするチェックです)
  4. 画面右に現れるDVDs While Drivingをチェックします (DVDを走行中に視聴できるようにするチェックです。以降に記載しますが、DVD解除コードと合わせてTV解除コードを追記します。)
  1. 画面上のStart Compilationをクリックし、Startします。
  1. コンパイル後に、データを挿入したUSBメモリに書き込みます。これでDVD視聴が可能となるデータは完了です。TV解除を行うには、作成されたデータに1行データを追記します。

USBメモリ上のtweaks.shをテキストエディタで開きます。私はサクラエディタを使用しました。

  1. 「INSTALL REMOVE TOUCHSCREEN RESTRICTION」の文字列を検索します。データ作成時に入れるチェックの個所で異なると思いますが、この手順でデータ作成した場合は恐らく870行目です。ここにタッチスクリーンの制限解除に関する項目が記載されています。

892行目にある以下のDVD解除コード行の下に、TVを解除するコードを1行追加します。

dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_hmi_socket /com/jci/testdiag com.jci.testdiag.DVD_SpeedRestriction_Enable boolean:false

追加する行

dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_service_socket --type=method_call --dest=com.jci.vbs.diag /com/jci/vbs/diag com.jci.vbs.diag.Routine_Request byte:15 uint16:65535 

保存して準備は終了。

  1. 車のメインスイッチをブレーキペダルを踏まずに1度押し、ACC(アクセサリー電源オン)の状態にします。
  2. USBメモリを車体のUSBポートに接続します。なぜか、車体前方のポートにつなげないと反応しませんでした。
2ポートあるUSBポートの前側です

しばらくするとMZD-AIO-TIの画面が立ち上がりますので、画面に沿って終了させ、USBメモリを抜いて一度再起動すると完了です。

キターッ!この画面が出れば成功ですね

ナビについては、走行中にも50音で目的地設定が行えると思います。

TVは、パーキングブレーキを解除しても見えていれば成功!

検討を祈ります。

参考にしたサイト

参考にさせていただいたサイトです。皆様ありがとうございました。

Mazda AIO Tweaks Serial Connection
解除ツールを配布しているサイト。今後も開発が進んで、マツコネのバージョンに追随してくれることを祈ります。

黒いストアブ改め魂赤CX-3のページ
CX-3ですが、シリアル接続について詳しく解説されています。

さこだのページ
車はアテンザですが、同じバージョン70.00.110でTV解除コードについて記載されています。

ゆるなりCX-8
同じCX-8、同じバージョン70.00.110でMZD-AIO-TIを導入されています。

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CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(4)~マツコネCMU取り外しとシリアル接続、そしてautorun解除~

事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)

これは特に迷わないと思います。

  1. MZD-AIO-TIのダウンロード。カスタムアプリなどが含まれている為か、178MBと結構大きいです。私はMZD-AIO-TI v2.8.4でした。Windowsを使用しています。
  2. FAT32でフォーマットしたUSBメモリをノートPCに挿す
  3. ダウンロードしたMZD-AIO-TI_Setup_2.8.4.exeを実行します。
  4. 右上のAutorun & Recoveryをチェック
Autorun & Recoveryをチェックします
  1. 画面上「Autorun」をクリック
「Autorun」をクリックします。
  1. 「Install ID7_Recovery Scripts Pack」にチェック(デフォルトでチェック済)し「OK」をクリック
Install ID7_Recovery Scripts Packにチェックし、OKをクリックします。他の機能は試していないので、何が起きるかわかりません。
  1. ノートPCに挿入したUSBメモリがリストに出てきますので、USBメモリを選択してコピーを行います。
  2. コピーが完了したら、USBメモリの中を確認し、もし「XX」という名前のフォルダが無ければ、「XX」フォルダを作成し、USBメモリにあるフォルダとファイルをすべて「XX」へ移動させます。これはMZD-AIO-TIのサイトに記載のない内容なのですが、この後のCMUへの転送がうまく、コピーコマンドを確認したところ、「XX」フォルダにファイルはある前提のものになっていました。バージョンによって違うものとなるかもしれませんので要注意です。

マツコネCMU取り外し

USBメモリの作成が終わったところで、マツコネCMUの取り外しです。こちらも特に悩まずに行えました。

まずはダッシュパネル下部を取り外します。助手席側にレバーを使用して取り外しました。
助手席側から運転席側に向かい取り外し、メインスイッチのコネクタを抜いてパネルを取り外します。

コネクタへ配線

マツコネCMUを取り外し、車体側からいくつか出ているコネクタから、このコネクタに2本配線を増やします。

事前に、用意した配線とコネクタメス端子を圧着接続しておきます。配線の長さは1mもあれば十分です。

購入したメス端子を圧着ペンチで接続します。

コネクタメス端子はそのままでは挿入できないので、コネクタ端子の抜け防止の部品を精密ドライバーを使用して浮かせます。

コネクタの穴にコネクタメス端子を挿入(向きがありますが、あった方向にしか挿入できません)します。RX、TXの2本挿入した後、浮かせておいた抜け防止の部品を指で戻します。これで端子が抜けることはありません。

RX、TX端子へ配線したコネクタ。コネクタの上、灰色がRX、下、赤がTXです。

アースの配線もCMU本体としておきましょう。適当なねじを緩め、被覆を向いた配線と共締めしました。

シリアル接続するための配線ができましたので、コネクタを挿入し、CMU本体を車体に戻します。この時、メーターのフードの部品とCMUの右側にある位置決めのピン(棒)と干渉するので、メーターフード左側を手前に引き、ずらしておく必要があります。これ、どこがぶつかっているかわからず、結構悩みました。。

メーターフード左側を手前に引っ張り、少し浮かせる必要があります。

取付ネジはautorun解除が成功するまで締めなくても良いでしょう。

メインスイッチをACCにする必要があるので、ダッシュの下段パネルだけは元の位置に仮止めし、メインスイッチとコネクタを接続しておき必要があります。

ノートPCのシリアルコンソールで確認

USBシリアル変換アダプタをノートPCに接続し、車体から延ばしたRX、TX、アース(GND)の配線を接続します。

購入したUSBシリアル変換アダプタ。ケーブル付属、LED付で選びました

ノートPCにインストールしたTera Termを起動します。USBシリアル変換アダプタが挿入されていると、シリアルが選択できると思います。

何も接続していないと、上のようにグレーアウトしていますが、アダプタを挿入して起動すると選択可能となると思います。

シリアルを選択すると、文字化けした文字がコンソールに表示されると思います。これが表示されない場合は配線が間違っているものと思います。

Tera Termの設定で、シリアルポートの速度を115200とします。

設定からシリアルポートを選択
スピードを115200へ変更

変更すると、画面にテキストが流れてきます。止めることはできないので、画面から文字を読み取ることはできません。これからコマンドを実行するわけですが、結果を確認するために、ログの取得を有効にしておくことをお勧めします([ファイル]-[ログ]です)。これでトラブルシューティングも行うことができます。

Tera Termコンソールに文字が流れてきます

ここで、一度CMUを再起動します。車体の「NAVI」ボタンと、音量摘みを同時に押して(ミュート動作)10秒待ちます。すると、CMUが再起動します。

再起動後、1分程待ち、ログインができる状態となることを待ちます。

MZD-AIO-TIではサイトから文字列をコピーして貼り付けるように手順が書かれています。なぜか貼り付けではログインがうまく行えなかったので、手打ちをしました。ユーザー名:user、パスワード:jciです。

MZD-AIO-TIに記載がある通り、autorunを解除できた後は、ユーザー名:cmu、パスワード:jciとなります。

https://mazdatweaks.com/serial/

ログインが行えたかは画面に文字列が流れている為わかりませんが、エンターキーを何度か押して、プロンプト「#」が帰ってくればログインできているものと思います。エンターキーを押しても、「login:」という文字が見えるようだとログインできていません。取得したログを確認するなり、コピー&ペーストを試すなりログインできるようにしてください。

Tera Termでのペーストは、メニューから行った方が良いでしょう。[編集]メニューから[貼り付け<CR>]です。<CR>はエンターキーです。

車体のUSBポートに「事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)」で作成したUSBメモリを挿入します。2ポートありますが、どちらでも良いようです。

次に、USBメモリ内のファイルをCMUへコピーします。コマンドは次の通りです。こちらもコピー&ペースト推奨です。

cp -r /mnt/sd*/XX/* /mnt/data_persist/dev/bin/; chmod +x /mnt/data_persist/dev/bin/autorun; /mnt/data_persist/dev/bin/autorun

上のコマンドのcpから;までがコピーなのですが、コピー元が「/mnt/sd*/XX/*」となっています。linuxを使う方ならご存知かとは思いますが、これは挿入したUSBメモリのデバイス名とコピーするファイルへのパスなわけですが、XXというフォルダが指定されています。

「事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)」に記載した、USBメモリへファイルを書き込む際、XXフォルダが無ければ作成したファイルを移動としたのは、このコマンドの為です。コマンドをUSBメモリへ保存したファイルへのパスに合わせるか、USBメモリへの保存状態をコマンドに合わせる必要があります。因みに、アスタリスクで示している文字列は、ログファイルで確認したところ、/mnt/sdb1/でした。なので、もしUSBメモリへXXフォルダが無い場合は、次のコマンドで成功すると思います。

cp -r /mnt/sdb1/* /mnt/data_persist/dev/bin/; chmod +x /mnt/data_persist/dev/bin/autorun; /mnt/data_persist/dev/bin/autorun

参考までに上のコマンドは、セミコロンで区切られた3つのコマンドで、次のことを実行しています。

  1. USBメモリからCMUへファイルをコピー
  2. コピーしたファイルに実行権限を付与
  3. 実行権限を与えたautorunを実行(恐らくこのautorunに制限を解除するスクリプトが記載されているものと思います。)

うまくいったと思ったら、確認コマンドを実行します。

ls -l /mnt/data_persist/dev/bin

目視で確認するのは厳しいので、ログファイルでちゃんとUSBメモリにあったファイルがリストとして表示されることを確認しましょう。

これで、autorunの解除は終了です。さて、うまくいきましたか?

私は、XXフォルダの件で一晩考えさせられましたのでした。さて、次はお待ちかねのUSBからTV解除コードの流し込みです。

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