CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(2)

マツダ車でテレビを見ようとすると、その敷居の高さにゲンナリするときがあるかもしれません。安全優先なのでしょうが、助手席の人が走行中に見たいときもあるわけで、走行中はダメでも停車中ならいいじゃないかと思いますが、マツダは認めてくれません。シフトレバーはP、かつパーキングブレーキがされていないとテレビは見られないのです。なんと・・・。

普段走行中にテレビをじっくりと見ることはありませんが、ちょっとニュースを確認したいときやスポーツの途中経過を見たいときはあります。その時にわざわざPレンジにしてパーキングブレーキまでしないといけないとは。

加えて、ナビゲーションについても走行中は機能が制限され、50音での目的地入力などは行えません。助手席の人がいるときにとても不便です。後付けのナビであれば、パーキングブレーキセンサーをアースするだけだったりしますので・・・。

そんなわけで、マツコネをハックしてみました。手順としては確立されているはずが、いたるところにトラップがあり、結構手間取りましたよ。因みに、私は仕事でLinuxサーバーの管理をすることもあるような半分エンジニアですが、それでも何度か躓きました。。

手順

初めに手順を大まかに理解します。

マツコネのバージョンにより手順は色々あるようですが、私のCX-8のバージョン70.00.110 JP Mでは次のようになります。

事前準備(autorun有効化)

  1. FAT32でフォーマットしたUSBメモリを用意する。
  2. ノートPCで、MZD-AIOをダウンロードする。
  3. ダウンロードしたMZD-AIOを起動し、autorunを有効にするためのファイルをUSBメモリへ書き込む。

事前準備(MZD-AIOインストール)

  1. autorun有効化で使用したメモリでも構いません。FAT32でフォーマットしたUSBメモリを用意する。
  2. ノートPCへダウンロードしたMZD-AIOを起動し、機能の解除や追加アプリケーションをUSBメモリへ書き込む 。
  3. TV解除の場合は、USBメモリ内のファイルを一部修正する。

解除手順

  1. マツコネ本体(CMU)を取り外す。
  2. マツコネ側のコネクタへRX、TXの2本、アース1本のケーブルを接続する。
  3. 接続した3本のケーブルのうち、RX、TXケーブルをノートPCに接続したUSB/シリアル変換アダプタに接続する
  4. ノートPCでターミナルコンソールを起動し、CMUへログインする
  5. あらかじめ用意したautorun有効化プログラムを仕込んだUSBメモリを車体のUSBポートへ挿入する
  6. ターミナルコンソールを使用して、USBメモリのファイルをCMUへコピーし、autorun有効化プログラムを実行する
  7. MZD-AIOを仕込んだUSBメモリを車体のUSBポートへ挿入する
  8. autorunが有効となっている為、MZD-AIO内のファイルを読み込み、機能解除や追加アプリケーションがインストールされる
  9. マツコネ本体(CMU)を戻す(USB/シリアル変換アダプタへケーブル接続後であればいつでもOK)

やり終えて備忘録として記載しましたが、ざっとこんな感じです。長い道のりなので、全体の作業をイメージすることが重要ですね。

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