事前準備(MZD-AIOインストール用USBメモリ作成)
autorunを解除するのに使用したUSBメモリを利用する場合は、念のためすべてのファイルを削除した方が良いでしょう。
- USBメモリをノートPCに挿入します。
- ダウンロードしたMZD-AIO-TI_Setup_2.8.4.exeを実行します。
- 画面左側のTouchscreen While Movingをチェックします(これが走行中でもナビの操作を有効にするチェックです)
- 画面右に現れるDVDs While Drivingをチェックします (DVDを走行中に視聴できるようにするチェックです。以降に記載しますが、DVD解除コードと合わせてTV解除コードを追記します。)
- 画面上のStart Compilationをクリックし、Startします。
- コンパイル後に、データを挿入したUSBメモリに書き込みます。これでDVD視聴が可能となるデータは完了です。TV解除を行うには、作成されたデータに1行データを追記します。
USBメモリ上のtweaks.shをテキストエディタで開きます。私はサクラエディタを使用しました。
- 「INSTALL REMOVE TOUCHSCREEN RESTRICTION」の文字列を検索します。データ作成時に入れるチェックの個所で異なると思いますが、この手順でデータ作成した場合は恐らく870行目です。ここにタッチスクリーンの制限解除に関する項目が記載されています。
892行目にある以下のDVD解除コード行の下に、TVを解除するコードを1行追加します。
dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_hmi_socket /com/jci/testdiag com.jci.testdiag.DVD_SpeedRestriction_Enable boolean:false
追加する行
dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_service_socket --type=method_call --dest=com.jci.vbs.diag /com/jci/vbs/diag com.jci.vbs.diag.Routine_Request byte:15 uint16:65535
保存して準備は終了。
- 車のメインスイッチをブレーキペダルを踏まずに1度押し、ACC(アクセサリー電源オン)の状態にします。
- USBメモリを車体のUSBポートに接続します。なぜか、車体前方のポートにつなげないと反応しませんでした。
しばらくするとMZD-AIO-TIの画面が立ち上がりますので、画面に沿って終了させ、USBメモリを抜いて一度再起動すると完了です。
ナビについては、走行中にも50音で目的地設定が行えると思います。
TVは、パーキングブレーキを解除しても見えていれば成功!
検討を祈ります。
参考にしたサイト
参考にさせていただいたサイトです。皆様ありがとうございました。
Mazda AIO Tweaks Serial Connection
解除ツールを配布しているサイト。今後も開発が進んで、マツコネのバージョンに追随してくれることを祈ります。
黒いストアブ改め魂赤CX-3のページ
CX-3ですが、シリアル接続について詳しく解説されています。
さこだのページ
車はアテンザですが、同じバージョン70.00.110でTV解除コードについて記載されています。
ゆるなりCX-8
同じCX-8、同じバージョン70.00.110でMZD-AIO-TIを導入されています。
もどる:CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(4)~マツコネCMU取り外しとシリアル接続、そしてautorun解除~
こちらのサイトを参考にさせて頂いて、無事マツコネの設定変更ができました。ありがとうございます(V70.00.110、MZD-AIO-TI 2-8-6)。
1点だけ気づいた点を。
記載の方法ではUSB挿入後、私の環境では走行中のDVD再生が反映されませんでした。正確にはDVD再生できるようになった後、マツコネの再起動によって元に戻ってしまいます(DVDを再生させながら実行して確認)。
そこでtweaks.shの最終行付近にある reboot & という行を削除することで再起動を回避しました。一連の処理が終了したらUSBを抜いて完了です。
V56.00.401、MZD-AIO-TI v2.8.6です。この記事を参考にして、無事デミオのマツコネのTV解除、DVD解除出来ました。有難うございました。Enable WiFi とInstall SSH_bringbackは、あまり意味が解らないのでチェック外して、はとさんのコメントのreboot & という行を削除しました。