ISO27001の認証取得・維持について(管理策って本当に必要なものだけ採用ってありなの?)

情報セキュリティに関係する仕事をしている人であれば、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう、ISMS(Information Security Management System)、規格でいうとISO27001です。

この規格の認証取得、維持にコンサルではなく実務で事務局として携わっていると、これって本当にセキュリティに役立つの?という場面に多く出くわします。

その大きな2つは、「ラベル付け」と「情報資産台帳」です。どちらもISO27001に記載はありませんが、ISO27002に管理策としてまとめられており、どちらも採用している組織がほとんどなのではないかと想像します(A.8.1.1 資産目録、A.8.2.2 情報のラベル付け)。

別にラベル付けしても普段の業務で取り扱いを変えるわけでもなく、台帳を作っても業務を行う中で参照するわけでもなく、認証の為に作っているけど全く使わないものだったりします。

私としては、この2つが特別セキュリティ的に重要だとは思わないのです。この2つが行われていなかったことが原因で発生したインシデントも無いのが現状です。

このA.8.1.1とA.8.2.2を不採用として認証を取るってありなんでしょうか?

採用しない合理的な理由があり、採用しなくてもISMSが回っていればいいのか。というのが今の悩み。

E83 LCI X3クランクシャフトシールからのオイル漏れ(多分)122,000km走行

102,150km走行時、2018年に補器類ベルトが切れてクランクプーリーに巻き込んだことによりクランクシャフトシールが傷つき、エア吸い込みによりエンジンが不調になりました。これはクランクシャフトシールを交換して復旧。

それから111,014㎞、19年4月に突然補器類ベルトがまた切れました。この時はベルトとベルトテンショナーを交換。

それから122,000km程で、エンジンオイルの減り方が多くなってきたのでエンジンルームを確認すると、クランクプーリーあたりからオイルが飛散している感じです。2019年9月の車検時に、アンダーパネルを外して確認した際には無かったものなので、9月以降にクランクプーリーあたりからエンジンオイルが漏れ始めたようです。

クランクプーリーの裏側を撮影するべく、スマホを滑り込ませてみました。やはり漏れている?
つい2か月前に見た時にはきれいだったアンダーパネル。オイル漏れの跡があります。
角度を変えてクランクプーリーの裏側を狙いました。漏れはわかりませんが、補器類ベルトのエンジン側にオイルが付着した跡があるので、クランクからの漏れということで間違いないでしょう。

原因は、恐らく前回クランクシャフトシール交換時に、メーカー指定の液状ガスケットを塗布しなかったためだと思われます。ネットで入手ができ無そうだったので、スリーボンドのTB1215を気休め程度に塗って良しとしていました。恐らくシール性が落ちてオイル漏れが起きたものだと想像します。

前回クランクシャフトシール交換後、もう使わないだろうとシールの脱着専用工具はヤフオクで処分してしまったのですよね。。
なので、またもやAliExpressでクランクシャフトシールと共に購入です

クランクシャフトシール
11117547842

クランクシャフトシール交換工具
クランクシャフトシールインサーター&リムーバー:BMWの品番だと119220、119230

ガスケットはメーカー指定品(Loctite 171000、Loctite 5970)はやはり簡単に入手できないようなので、シリコン系で250℃まで耐熱性があるモノタロウの「液状ガスケット デフケース・トランスミッションケース向け」にしました。
E90POST.comにてパーマテックスブラックpermatex blackを使って修理して大丈夫だったという書き込みがあったので、それに類似するものを探しました。permatex blackは適用温度-59℃~232℃で、モノタロウ品とほぼ同等です。

ZRR80Gノアの売却その(5)~売り出し情報

この件はその(4)で終わりの予定でしたが、ふと、そういえばいくらで売り出されたのかな?と思い中古車情報サイトで検索してみました。

簡単に見つけることができました。139万円とは思ったよりも乗っけるなと。まぁ、営業利益に加えて、売り出すまでの整備とか保証とか、恐らく少しは値引きするだろうことを考えるとそんなものかと思いその場では画面を閉じました

111万円で仕入れ、139万円の店頭価格、諸費用込み149.8万円で販売。それはそういうもんだとして、「修復歴なし」で売り出すとは、イヤハヤ参りました。

あとから、そういえば修復歴ってどうなっているのか気になったので見返してみると、「修復歴なし」となっていたのでした・・・。

買取の時は、「修復歴有だから、これを黙って売り出すとペナルティーを受ける」的なことを言っていたのに不思議ですね。捕まってもらいたいです、あー腹立たしい!

と、別にもう売ってしまった車なので口を出す必要もないかなとも思ったのですが、買取先へ聞いてみました。

答えは、想像どおり、「掲載を間違えました」とのことです。直ぐに訂正され、修復歴有りとして売り出されました。

しかし、間違えたというのはどう考えても嘘っぽいですね。売却時の「これ、修復歴有りになっちゃいますね」の一言には動じずに他を回る、買い手は気にしないでしょと高値買取となるよう頑張るのがよいでしょう。

CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(5)~ナビ操作、TV解除コード流し込み~

事前準備(MZD-AIOインストール用USBメモリ作成)

autorunを解除するのに使用したUSBメモリを利用する場合は、念のためすべてのファイルを削除した方が良いでしょう。

  1. USBメモリをノートPCに挿入します。
  2. ダウンロードしたMZD-AIO-TI_Setup_2.8.4.exeを実行します。
  3. 画面左側のTouchscreen While Movingをチェックします(これが走行中でもナビの操作を有効にするチェックです)
  4. 画面右に現れるDVDs While Drivingをチェックします (DVDを走行中に視聴できるようにするチェックです。以降に記載しますが、DVD解除コードと合わせてTV解除コードを追記します。)
  1. 画面上のStart Compilationをクリックし、Startします。
  1. コンパイル後に、データを挿入したUSBメモリに書き込みます。これでDVD視聴が可能となるデータは完了です。TV解除を行うには、作成されたデータに1行データを追記します。

USBメモリ上のtweaks.shをテキストエディタで開きます。私はサクラエディタを使用しました。

  1. 「INSTALL REMOVE TOUCHSCREEN RESTRICTION」の文字列を検索します。データ作成時に入れるチェックの個所で異なると思いますが、この手順でデータ作成した場合は恐らく870行目です。ここにタッチスクリーンの制限解除に関する項目が記載されています。

892行目にある以下のDVD解除コード行の下に、TVを解除するコードを1行追加します。

dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_hmi_socket /com/jci/testdiag com.jci.testdiag.DVD_SpeedRestriction_Enable boolean:false

追加する行

dbus-send --address=unix:path=/tmp/dbus_service_socket --type=method_call --dest=com.jci.vbs.diag /com/jci/vbs/diag com.jci.vbs.diag.Routine_Request byte:15 uint16:65535 

保存して準備は終了。

  1. 車のメインスイッチをブレーキペダルを踏まずに1度押し、ACC(アクセサリー電源オン)の状態にします。
  2. USBメモリを車体のUSBポートに接続します。なぜか、車体前方のポートにつなげないと反応しませんでした。
2ポートあるUSBポートの前側です

しばらくするとMZD-AIO-TIの画面が立ち上がりますので、画面に沿って終了させ、USBメモリを抜いて一度再起動すると完了です。

キターッ!この画面が出れば成功ですね

ナビについては、走行中にも50音で目的地設定が行えると思います。

TVは、パーキングブレーキを解除しても見えていれば成功!

検討を祈ります。

参考にしたサイト

参考にさせていただいたサイトです。皆様ありがとうございました。

Mazda AIO Tweaks Serial Connection
解除ツールを配布しているサイト。今後も開発が進んで、マツコネのバージョンに追随してくれることを祈ります。

黒いストアブ改め魂赤CX-3のページ
CX-3ですが、シリアル接続について詳しく解説されています。

さこだのページ
車はアテンザですが、同じバージョン70.00.110でTV解除コードについて記載されています。

ゆるなりCX-8
同じCX-8、同じバージョン70.00.110でMZD-AIO-TIを導入されています。

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CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(4)~マツコネCMU取り外しとシリアル接続、そしてautorun解除~

事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)

これは特に迷わないと思います。

  1. MZD-AIO-TIのダウンロード。カスタムアプリなどが含まれている為か、178MBと結構大きいです。私はMZD-AIO-TI v2.8.4でした。Windowsを使用しています。
  2. FAT32でフォーマットしたUSBメモリをノートPCに挿す
  3. ダウンロードしたMZD-AIO-TI_Setup_2.8.4.exeを実行します。
  4. 右上のAutorun & Recoveryをチェック
Autorun & Recoveryをチェックします
  1. 画面上「Autorun」をクリック
「Autorun」をクリックします。
  1. 「Install ID7_Recovery Scripts Pack」にチェック(デフォルトでチェック済)し「OK」をクリック
Install ID7_Recovery Scripts Packにチェックし、OKをクリックします。他の機能は試していないので、何が起きるかわかりません。
  1. ノートPCに挿入したUSBメモリがリストに出てきますので、USBメモリを選択してコピーを行います。
  2. コピーが完了したら、USBメモリの中を確認し、もし「XX」という名前のフォルダが無ければ、「XX」フォルダを作成し、USBメモリにあるフォルダとファイルをすべて「XX」へ移動させます。これはMZD-AIO-TIのサイトに記載のない内容なのですが、この後のCMUへの転送がうまく、コピーコマンドを確認したところ、「XX」フォルダにファイルはある前提のものになっていました。バージョンによって違うものとなるかもしれませんので要注意です。

マツコネCMU取り外し

USBメモリの作成が終わったところで、マツコネCMUの取り外しです。こちらも特に悩まずに行えました。

まずはダッシュパネル下部を取り外します。助手席側にレバーを使用して取り外しました。
助手席側から運転席側に向かい取り外し、メインスイッチのコネクタを抜いてパネルを取り外します。

コネクタへ配線

マツコネCMUを取り外し、車体側からいくつか出ているコネクタから、このコネクタに2本配線を増やします。

事前に、用意した配線とコネクタメス端子を圧着接続しておきます。配線の長さは1mもあれば十分です。

購入したメス端子を圧着ペンチで接続します。

コネクタメス端子はそのままでは挿入できないので、コネクタ端子の抜け防止の部品を精密ドライバーを使用して浮かせます。

コネクタの穴にコネクタメス端子を挿入(向きがありますが、あった方向にしか挿入できません)します。RX、TXの2本挿入した後、浮かせておいた抜け防止の部品を指で戻します。これで端子が抜けることはありません。

RX、TX端子へ配線したコネクタ。コネクタの上、灰色がRX、下、赤がTXです。

アースの配線もCMU本体としておきましょう。適当なねじを緩め、被覆を向いた配線と共締めしました。

シリアル接続するための配線ができましたので、コネクタを挿入し、CMU本体を車体に戻します。この時、メーターのフードの部品とCMUの右側にある位置決めのピン(棒)と干渉するので、メーターフード左側を手前に引き、ずらしておく必要があります。これ、どこがぶつかっているかわからず、結構悩みました。。

メーターフード左側を手前に引っ張り、少し浮かせる必要があります。

取付ネジはautorun解除が成功するまで締めなくても良いでしょう。

メインスイッチをACCにする必要があるので、ダッシュの下段パネルだけは元の位置に仮止めし、メインスイッチとコネクタを接続しておき必要があります。

ノートPCのシリアルコンソールで確認

USBシリアル変換アダプタをノートPCに接続し、車体から延ばしたRX、TX、アース(GND)の配線を接続します。

購入したUSBシリアル変換アダプタ。ケーブル付属、LED付で選びました

ノートPCにインストールしたTera Termを起動します。USBシリアル変換アダプタが挿入されていると、シリアルが選択できると思います。

何も接続していないと、上のようにグレーアウトしていますが、アダプタを挿入して起動すると選択可能となると思います。

シリアルを選択すると、文字化けした文字がコンソールに表示されると思います。これが表示されない場合は配線が間違っているものと思います。

Tera Termの設定で、シリアルポートの速度を115200とします。

設定からシリアルポートを選択
スピードを115200へ変更

変更すると、画面にテキストが流れてきます。止めることはできないので、画面から文字を読み取ることはできません。これからコマンドを実行するわけですが、結果を確認するために、ログの取得を有効にしておくことをお勧めします([ファイル]-[ログ]です)。これでトラブルシューティングも行うことができます。

Tera Termコンソールに文字が流れてきます

ここで、一度CMUを再起動します。車体の「NAVI」ボタンと、音量摘みを同時に押して(ミュート動作)10秒待ちます。すると、CMUが再起動します。

再起動後、1分程待ち、ログインができる状態となることを待ちます。

MZD-AIO-TIではサイトから文字列をコピーして貼り付けるように手順が書かれています。なぜか貼り付けではログインがうまく行えなかったので、手打ちをしました。ユーザー名:user、パスワード:jciです。

MZD-AIO-TIに記載がある通り、autorunを解除できた後は、ユーザー名:cmu、パスワード:jciとなります。

https://mazdatweaks.com/serial/

ログインが行えたかは画面に文字列が流れている為わかりませんが、エンターキーを何度か押して、プロンプト「#」が帰ってくればログインできているものと思います。エンターキーを押しても、「login:」という文字が見えるようだとログインできていません。取得したログを確認するなり、コピー&ペーストを試すなりログインできるようにしてください。

Tera Termでのペーストは、メニューから行った方が良いでしょう。[編集]メニューから[貼り付け<CR>]です。<CR>はエンターキーです。

車体のUSBポートに「事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)」で作成したUSBメモリを挿入します。2ポートありますが、どちらでも良いようです。

次に、USBメモリ内のファイルをCMUへコピーします。コマンドは次の通りです。こちらもコピー&ペースト推奨です。

cp -r /mnt/sd*/XX/* /mnt/data_persist/dev/bin/; chmod +x /mnt/data_persist/dev/bin/autorun; /mnt/data_persist/dev/bin/autorun

上のコマンドのcpから;までがコピーなのですが、コピー元が「/mnt/sd*/XX/*」となっています。linuxを使う方ならご存知かとは思いますが、これは挿入したUSBメモリのデバイス名とコピーするファイルへのパスなわけですが、XXというフォルダが指定されています。

「事前準備①(autorun解除用のUSBメモリ作成)」に記載した、USBメモリへファイルを書き込む際、XXフォルダが無ければ作成したファイルを移動としたのは、このコマンドの為です。コマンドをUSBメモリへ保存したファイルへのパスに合わせるか、USBメモリへの保存状態をコマンドに合わせる必要があります。因みに、アスタリスクで示している文字列は、ログファイルで確認したところ、/mnt/sdb1/でした。なので、もしUSBメモリへXXフォルダが無い場合は、次のコマンドで成功すると思います。

cp -r /mnt/sdb1/* /mnt/data_persist/dev/bin/; chmod +x /mnt/data_persist/dev/bin/autorun; /mnt/data_persist/dev/bin/autorun

参考までに上のコマンドは、セミコロンで区切られた3つのコマンドで、次のことを実行しています。

  1. USBメモリからCMUへファイルをコピー
  2. コピーしたファイルに実行権限を付与
  3. 実行権限を与えたautorunを実行(恐らくこのautorunに制限を解除するスクリプトが記載されているものと思います。)

うまくいったと思ったら、確認コマンドを実行します。

ls -l /mnt/data_persist/dev/bin

目視で確認するのは厳しいので、ログファイルでちゃんとUSBメモリにあったファイルがリストとして表示されることを確認しましょう。

これで、autorunの解除は終了です。さて、うまくいきましたか?

私は、XXフォルダの件で一晩考えさせられましたのでした。さて、次はお待ちかねのUSBからTV解除コードの流し込みです。

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CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(3)~モノの用意~

全体の作業をイメージ出来たところで、まずはこれが無いと始まりません。物品の用意です。

必要なもの

アマゾンで購入すればほぼ翌日には手元に。便利すぎですね。。

USB/シリアル変換アダプタ

CP2102もしくは、FT232RLというチップが乗ったもが一般的なようです。CP2102の安いモノは模造品があるらしいということで、私はFT232RLチップのものにしました。LEDもあると信号が間違いない事が分かるので便利です。私が購入した商品には、短いですが信号取り出し用のケーブルが付属していました。

これを購入する前に、安さ命で中国から発送されるCP2102品を購入したのですが、3週間しても届かず、キャンセル&返金を受けた後に届きました。使えるか試しておりません。。

接続ケーブル

私の場合、部屋に転がっているケーブルを流用しましたが、信号取り出し用のケーブルで、簡単に接続や延長が行えるジャンパー線を使うと良いと思います。

コネクタピン

CMUを取り外し、RX、TX信号取り出し用にコネクタに接続するメス端子です。060型TSシリーズで問題ありませんでした。予備も含め10個買いましたので、チャレンジする方お分けします(笑)

配線工具

車載電装機器の取り付けを行う方ならお持ちかと思いますが、端子接続工具、ニッパーなどが必要です。

マツコネCMU取り外し工具他

内装を剥がすので、内装はがしツールと、マツコネが10㎜のボルトとプラスねじで固定されているので、プラス(+)ドライバーが必要です。また、コネクタにある抜け防止の部品を動かすのにマイナス(-)の精密ドライバーが必要です。

工具ではないですが、内装のパネルを傷つけないように養生テープも無いといけませんね。

ターミナルソフト

これはノートPCにインストールして利用するソフトウェアです。日本ではTera Termが良いでしょう。因みに、これのほかにPuTTYなどがあり、どれもフリーです。

ノートPC

Windows、Macどちらでも大丈夫です。車内で使用するので、小型でバッテリー持ちが良いものが良いと思います。私の場合LenovoのYOGAです。セール中に安く購入しました。小型で軽量、持ち運びに便利です。ちょっと衝撃に弱そうな感じ(実際に購入して1年前に液晶のタッチスクリーンが使えなくなりました)ですが、バッテリーの持ちを考えると外での作業にはうってつけの機器ではないでしょうか。

USBメモリ

これも容量は2GBもあれば十分なので、何でも大丈夫です。最近はType-Cの形状のものもありますが、車体側はType-Aなので、ごく一般的なもので良いでしょう。Type-Cコネクタが広まり、メモリもマイクロSDで統一している私のような方は、マイクロSDカードが使えて、Type-AもType-Cも持っているものもあります。

Mazda AIO Tweaks

これも忘れずにダウンロードしておきましょう。

テキストエディタ

他、テキストエディタもあったほうが良いですね。私の場合はサクラエディタです。

これらをそろえていざ挑戦です。

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CX-8で走行中のナビ操作とTV視聴を有効にしてみる(2)

マツダ車でテレビを見ようとすると、その敷居の高さにゲンナリするときがあるかもしれません。安全優先なのでしょうが、助手席の人が走行中に見たいときもあるわけで、走行中はダメでも停車中ならいいじゃないかと思いますが、マツダは認めてくれません。シフトレバーはP、かつパーキングブレーキがされていないとテレビは見られないのです。なんと・・・。

普段走行中にテレビをじっくりと見ることはありませんが、ちょっとニュースを確認したいときやスポーツの途中経過を見たいときはあります。その時にわざわざPレンジにしてパーキングブレーキまでしないといけないとは。

加えて、ナビゲーションについても走行中は機能が制限され、50音での目的地入力などは行えません。助手席の人がいるときにとても不便です。後付けのナビであれば、パーキングブレーキセンサーをアースするだけだったりしますので・・・。

そんなわけで、マツコネをハックしてみました。手順としては確立されているはずが、いたるところにトラップがあり、結構手間取りましたよ。因みに、私は仕事でLinuxサーバーの管理をすることもあるような半分エンジニアですが、それでも何度か躓きました。。

手順

初めに手順を大まかに理解します。

マツコネのバージョンにより手順は色々あるようですが、私のCX-8のバージョン70.00.110 JP Mでは次のようになります。

事前準備(autorun有効化)

  1. FAT32でフォーマットしたUSBメモリを用意する。
  2. ノートPCで、MZD-AIOをダウンロードする。
  3. ダウンロードしたMZD-AIOを起動し、autorunを有効にするためのファイルをUSBメモリへ書き込む。

事前準備(MZD-AIOインストール)

  1. autorun有効化で使用したメモリでも構いません。FAT32でフォーマットしたUSBメモリを用意する。
  2. ノートPCへダウンロードしたMZD-AIOを起動し、機能の解除や追加アプリケーションをUSBメモリへ書き込む 。
  3. TV解除の場合は、USBメモリ内のファイルを一部修正する。

解除手順

  1. マツコネ本体(CMU)を取り外す。
  2. マツコネ側のコネクタへRX、TXの2本、アース1本のケーブルを接続する。
  3. 接続した3本のケーブルのうち、RX、TXケーブルをノートPCに接続したUSB/シリアル変換アダプタに接続する
  4. ノートPCでターミナルコンソールを起動し、CMUへログインする
  5. あらかじめ用意したautorun有効化プログラムを仕込んだUSBメモリを車体のUSBポートへ挿入する
  6. ターミナルコンソールを使用して、USBメモリのファイルをCMUへコピーし、autorun有効化プログラムを実行する
  7. MZD-AIOを仕込んだUSBメモリを車体のUSBポートへ挿入する
  8. autorunが有効となっている為、MZD-AIO内のファイルを読み込み、機能解除や追加アプリケーションがインストールされる
  9. マツコネ本体(CMU)を戻す(USB/シリアル変換アダプタへケーブル接続後であればいつでもOK)

やり終えて備忘録として記載しましたが、ざっとこんな感じです。長い道のりなので、全体の作業をイメージすることが重要ですね。

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ZRR80Gノアの決算書~果たしてAnycaへ貸し出すと本当に維持費軽減になるのか?

決算書とは大げさですが、ノアを所有してから今回売却するまでにかかった費用と、Anyca、dカーシェアなどを通じた個人間カーシェアによる貸し出し料金などをまとめてみます。載らない車をAnycaで貸し出せば、貸し出し料を得られ、得になるのは本当かも検証してみたいと思います。

費用編

新車購入

購入はトレッサのトヨタカローラ店で、新車で購入しました。新車購入価格はオプション、諸費用含めて279万円です。

追加購入

ナビゲーションはレス仕様で購入したため、10万円ほどの楽ナビを自分で取り付けています。他、ETCカードリーダも自分で取り付けています。こちらは5,000円位。

車検

自ら車検場へ持ち込み、ユーザー車検としました。その時の投稿がありました。

自賠責保険:25,830円
重量税:32,800円
検査費用:1,700円
——————————-
合計 60,330円

定期点検

新車の無料6カ月点検以降、点検には出さずに、セルフメンテナンスとしていました。オイル交換以外、部品代はかかっていますが、工賃はかかっていません。

オイル、エレメント交換が6回。オートバックスだったり、イエローハットだったり、自分でやってみたりまちまちでした。株主優待券を使ったりもしたので、安く上がったと思います。おおよそ1回2000円位として、12,000円としてみます。

他、交換部品はフロントブレーキパッド、リアブレーキシュー、ワイパー、タイヤホイールセット、スタッドレスタイヤホイールセット、ウォッシャー液くらいでしょうか。こちらもおおよそですが次の通りとしました。

フロントブレーキパッド 4,000円
リアブレーキシュー3,000円
ワイパー 2,000円×3回
タイヤホイールセット 40,000円
スタッドレスタイヤホイールセット 20,000円
ウォッシャー液 500円
——————————-
合計 69,500円

補修費用

フロントバンパー、左ステップ他ボディーをセルフで補修しました。ザクっとです!

塗装スプレー(下地、プラサフ、ボディー色、クリア) 5,000円
パテ 2,000円
タッチアップペイント 1,000円
——————————-
合計 8,000円

駐車料金

月2万円くらいのところを借りていました。48か月で約100万円です。

税金・保険

自動車税が39,500円を4回支払い、158,000円。任意保険はネット系の安いところを使用していたため4年で7万円ほどだと思います。車両保険は未加入です。

費用合計

4年も乗るとこんなにかかると改めて実感です。車を維持するのって高いですねぇ。

新車購入 2,790,000
追加購入(ナビ・ETC) 105,000
車検 60,330
メンテナンス費用 69,500
補修費用 8,000
駐車料金 1,000,000
税金・保険 228,000
——————————-
合計 4,260,830円

収入編

この車は個人間カーシェアへ登録しており、次のような貸し出し実績でした。

貸し出し日数

貸出年日数
201630日
201780日
2018121日
201959日

貸出走行距離

貸出年走行距離
2016年不明
2017年5,977㎞(一部不明)
2018年19,166㎞
2019年1,0060㎞

貸出料金

貸出年料金
2016年126,814円
2017年331,791円
2018年546,415円
2019年269,531円

合計 1,274,551円の貸出料金となりました。

売却

ヤフオク、ユーカーパック、買取専門と色々試しましたが、最後は買い取り専門店で111万円で売却となりました。修復歴有りでの金額なので、無しであれば125万前後になったのではと想像します。

まとめ

4年間でかかった費用は4,260,830円。

対して、4年間での個人間カーシェアでの貸出料金と売却での収入は2,384,551円となりました。

差額は1,876,279円でした。駐車場料金を抜くと、約90万円となるので、もし駐車料金がかからないようなら新車を90万円で4年間乗れたことになります。一見得したような気もしますが、貸し出し日数を見てもらえばわかる通り、延べ約200日貸し出しておりますので受け渡しにかかる手間が相当あります。

また、貸し出していなければ、距離も3万kmそこそこだったでしょうし、修復歴もなかったかもしれません。すると、売却はもっと高くできたかもしれません。

もし、距離が3万から3.5万kmだったらこんな感じで、20万円以上ベースがあがります。

150万で売れたとしたら、その差額は▲40万円!

タイヤ交換やオイル交換もここまでかからなかったでしょう。5万円位多くかかっているのかもしれません。

なので、127万円の貸し出し料から、経費として45万円を差し引くと82万円です。受け渡しと車の準備で計2時間かかっているとして、貸し出し回数が150回として時給がいくらかを計算してみます。

82万円÷(150×2)=2,733円

さぁ、どう思いますか?安くは無いですが、リスクに対してどうかの判断は人によってまちまちでしょう。私なら・・・もう新車ではやりません。

ZRR80Gノアの売却その(4)~買い取り専門店

売却する場合の数字をまとめてみます。

ヤフオクでの落札価格 112万
ユーカーパックでの最高入札価格 86.81万
オークション相場から見る買取想像価格 117万
グーネット買取の買取相場  122.6~134.9万
中古車販売価格からの買取想像価格 110万

車を高く売りたいと思ったときに、恐らく一番多くの人がするであろう、買取専門店にまだ聞いていませんでした。上の数字を持って、買取専門店と商談に臨みます。

ビッグモーター新横浜店

一つ目は、 ビッグモーター。自分にとってはラジオCMをよく流しており、店舗も持っていることから何となく期待できそうな会社です。最近店舗も見かけるようになりました。ちょうど港北方面へ行く用事ができたので、帰りに寄ってみました。

予約なしでの飛び込みです。直ぐに営業さんが店から出てきて出迎えてくれます。しかし、第一印象は私の好きではないタイプかな、と思ったのでした。なんというのでしょう、初対面なのにあまりにも気安い感じで話されるのは好きではないのです。

査定はその場ですぐに行ってもらうことができ、金額も決まったようでした。様でしたというのは、この担当者、頑なに査定額を伝えないのです。

こちらは希望額120万円、希望を下回るようなら売却しないと条件を伝えているのに、「とても無理です」とか、「後ろに修復歴があったから相場とは異なる価格となる」とか、定性的な事を繰り返すばかり。いったい何度同じことを聞かされるのかと思い、こちらもイライラしてきてしまい、「もう帰ります」となりました。。。

結局明確な査定額は最後まで伝えられることは無く、こちらが提示した115万円で買い取ってもらえるなら契約しますとした条件に対し、「無理です」との回答のみでした。いったい何なのでしょうね。金額がわからないと商談も出来ません、ひたすら安い値段で買い取ろうとするその営業姿勢に憤慨した次第でした。

ただ、一つ分かったことは、この店でもリアのアンダーパネルの凹みを修復歴として査定したことです。ユーカーパックと同じ見解とみてよさそうです。しかし、この営業担当は信用に値しないような発言ばかりだったので、まだ自分のなかでは信じられないのでした。

修復歴の判断基準

社団法人日本自動車査定協会が示す修復歴判断基準はこの通りです。

リアのフロアについて、修復歴としないもを次のようにしています。

① リヤエンドパネル又はリヤフェンダー等の
  交換時に生じた損傷があるもの
② 軽微な凹み、破れ又はその修理跡がある
  もの
③ スペアタイヤ等格納部の突き上げによる
  凹み、軽微な破れ又はその修理跡がある
  もの

http://www.k-staff.net/docs/hyouka/hyuka/syufuku.htm

ノアの場合、②または③に該当する傷だと思うのですけどね。。修復歴なのでしょうか?

川崎中部カーステーション株式会社

気を取り直してもう一軒買取屋さんへ行ってみました。川崎中部カーステーション株式会社というところで、グーの買取で相場価格を調べたことらメールを貰い、こちらからアポイントを取りお店へ訪問して査定してもらいました。

こちらはビッグモーターとは全く異なる営業スタイルで、出来るだけ希望額に近い価格で購入してあげようという雰囲気が伝わってきます。希望額はビッグモーターで無理と言われた115万から1万下げ114万、ヤフオクの価格よりも2万円高い価格としました。

一声110万で、じゃ真ん中を取って112万では?ときいたところ、111万までが限界です、とのことでヤフオクへ再出品する手間を考えると妥当な価格かなと納得し、即決しました。

新車で諸費用込み279万円で購入し、7.6万㎞走行、軽度な修復歴ありの車は111万円での売却となりました。4年で値落ちが168万円、比率でいうと残価は、約40%でした。3年で残価60%なんていう車もあるようですから、売却価格から見たらあまり良いクルマ選びではなかったのかもしれません。この辺りはAnycaでの貸し出し料金なんかも含めて機会があれば振り返りたいと思います。

売却の事をもっと考えて購入するのであれば、ノアではなくてヴォクシー、色は白か黒、両側電動スライドドア以外は特に上乗せ要因とはならない、という事を売却で色々と調べている過程で見聞きしたことを記しておきます。そうしたら115万くらいになったのかもしれません。

修復歴について、やはりこのお店でもこの傷、凹みは修復歴となるとのことでしたが、店頭で販売するのでこの額で買い取りできますとのことでした。トヨタのミニバンはみんなトランクフロアが低く、ぶつけて凹みがある車が多いとの有益な情報ももらいました。あえて修復歴車から症状の軽いものを選ぶという中古車探しもアリかなと思いました。

ノアはどんな車だったか?

ちょうど4年間所有したことになります。荷物も積めて、燃費もよく、スライドドアで乳幼児がいる家庭にはとても使い勝手がよく、ノントラブルという高い信頼性。トヨタのミニバンが人気な理由が身に染みて思ったのでした。CX-8は荷物乗らないからなぁ・・・。ハンドリングとか、静粛性とか、高級感とかデザインとか考えないのであればミニバンになるわけです。

ZRR80Gノアの売却その(3)~ユーカ―パック~

訪問査定を終え、売り切り価格も査定後の電話のやり取りで決まりました。これが10月30日(木)の昼下がり。電話で、最短で明日7:00からオークションへ出品できますけどどうしますか、と聞かれ、ユーカーパックでの売却はほぼ無いと感じていたので、金曜朝からの出品をお願いしました。

そして、オークションは当日の19時に終了、結果は以下の通りです。

遠く及ばない868,100円が最高入札額でした

868,100円が最高落札額でした。開始価格はとっても安く40万円、ユーカーパックによる総合評価は「3」となっていました。売り手側からのぞける情報はこれくらいです。修復の有無とか、修復の度合いがどの程度掲載されいるのか興味あったのですが、その点は売り手にはわからないようです。

ユーザーが直接オークションに出品出来て、入札するのは業者なのであればもう少し高くなっても良いと思うのですけど、どうしてこんなに安いのでしょうか。

考えられる理由は2つで、1つはユーカーパックへ業者が支払う落札時の手数料が高い、または、ユーカーパックの査定が厳しすぎて一般的な相場よりも下がってしまう。そんな気がします。