一条工務店で家を建てる(その2)

一条工務店で家を建てる場合、紹介制度を使うと随分とお得らしい(妻情報)。これは、オンラインでカタログ請求をして住所を伝えてしまうと、既に営業担当が決まってしまうようで、出来れば一切請求や住宅展示場を訪れる前に利用する必要がある。

私は一条工務店で家を建てたことを紹介しているブログのオーナーさんへコンタクトし、紹介してもらいました。ただ、既に妻がカタログ請求を行っていたため、営業担当が付いているとなりましたが、紹介の特典は得られるように紹介者が働きかけてくれたようです。どのような手続きを行っていただいたかは不明。

2021/4/19追記
紹介制度と法人割引(とある電話系のグループ会社勤務なので・・・)は併用できないとのことで、額の大きい法人割引を適用することとなりました。

一条工務店で家を建てる(その1)

マンション住まいは冬暖かく、夏に涼しい。エアコンはよく聞くし、1階だけでど一番端の部屋ということもあって騒音に悩まされることなく快適に暮らしている。

買い物

ただ、面倒なのは車を持った場合の使い勝手が悪いという事。車寄せはあるが、車寄せから自室玄関まで約70m(?)はある。買い出しで荷物が多い時にはここを2往復。台車はあるが台車を常に車に積んでおくということは無いので、台車を取りに自室までで最低2往復となる。

キャンプ

キャンプの準備などは更に大変。というか、我ながらこんなこと良くやっていると思う。

まずは、バルコニーに置いたルーフボックスを運び出し取付(もちろんその前にルーフキャリアベースを取り付ける必要あり)する。このルーフボックスは取付時の全高が2.3mほどになる為、使用する時以外は取り外している。

バルコニーに置いた物置からキャンプ道具を運び出し積載する。

帰ってきたら、キャンプ道具を降ろし、ルーフボックスの取り外し。

大体、準備に延べ3時間、片付けに2時間ほど。しかもかなりな重労働。

車いじり

スタッドレスタイヤの履き替えで、スタッドレスタイヤをバルコニーから運び出し、箱履き替え後、夏タイヤを運び込む。春にはその逆。昨年までは、CX-8とX3の2台分やっていた。今年はX3の信頼性とスタッドレスタイヤが製造8年と古くなったために履き替えるのをやめたが、SUVの大型タイヤを運ぶのはかなりな重労働。そして、タイヤを履き替える場所もないため川沿いの道路へ移動して路上での交換。

敷地内の平置き駐車場は高いし、空きがない(確か2.8万円、今の構外駐車場は1.8万円)。立体駐車場はちょっとした荷下ろし、ワイパー交換やETC、ナビといった部品取り付け等簡単なメンテナンスが全く出来ないので使いたくない。

となると、やはりマンション構外の平置き駐車場となり、徒歩3分または自転車1分で車を取りに行く必要が出てくる。

管理費、修繕積立金、理事会

一戸建てでもメンテナンスを行うために発生するが、ぼーっと突っ立って仕事をしない管理人へお金を払う必要もないし、居住中に行うかどうかも分からない修繕積立金を払うのもなにか違う気がする。

お金の使われ方も、理事会で決めるとなっているが居住者みんなが理事会への関与に積極的かというとそんなことは無い。そして、少数意見を尊重すると何も決められない。

これは、マンション専用のカーシェアを見直すときに思い知った。

やはり引っ越したい

こんなこともあり、ずっとマンションではなく一戸建てで気兼ねなく敷地内に車を駐車できるところ、管理を自分で行えるところに引っ越したいなーと考えていた。

ただ、これは自分だけの都合となるのでなかなか妻の理解も得られない。

そこでコロナ禍がやってきた。今まで、通勤のために都内へのアクセス利便性は譲れないとしていた妻が軟化。子育ての環境としても自然に恵まれたところのほうが良いかなと思い始めて一気に引っ越しプロジェクトが加速した。

そうなると妻はまるで取りつかれたように不動産サイトから情報を収集し、どうも一戸建てで住宅性能と価格のバランスを考えると一条工務店が良いらしいとなったのでした。

3DA-KG2P(CX-8)スタッドレスタイヤへ履き替え:16,171㎞

日中の時間が取れず、早朝でのスタッドレスタイヤ履き替えとなりました。別にスキーに行くなどというわけではないのですが、Anycaで借りていただいたユーザー様が草津方面へ行くとのことでスタッドレスタイヤのリクエストがあったためです。

今回はタイヤ履き替えでもアルカン3.0ジャッキを持ち出してみました。センターのジャッキアップではなく、四隅のポイントを利用してのジャッキアップです。やはり、車載パンタグラフジャッキに比べ、ジャッキアップは圧倒的に楽です。ただジャッキの重さがねぇ。

このスタッドレスタイヤは中古で2年前に購入したもので、2014年製。今年で6年目なので今年で終了かもしれません。

最後はトルクレンチで120Nmで締めて完了です。

ジャッキも重たいし、タイヤも重たいし、朝からいい運動でした。

エアコン取付DIY。。。業者さんには頭が下がります。

リモートワークが常態化する中で、今までは暑さも寒さも我慢してきたものの、いい加減環境を見直したくなりエアコンを導入することにしました。

リモートワークに使用しているのは、自分のガラクタ(工具類、部品、自転車×2台、タンス・・・)などが散在する部屋なので、冷暖房は迷わずエアコン。じゃないととても場所が取れそうにありません。

エアコンは価格コムで調べて手ごろなものを即決。さて、取り付けはどうしようかと。リモートワークで通勤がなくなって時間的余裕が少し生まれたことで、最近何でも自分でやりたくなってしまうんです、エアコン取付も自分でやってみることにしました。

真空ポンプや配管を締めるためのスパナ型のトルクレンチなど新たに入手しなくてはならない工具類が結構あります。ヤフオクだと一式1000円くらいで貸し出している方が結構いますね。送料入れても4000円くらいです。普通なら当然こういうレンタルを利用するのでしょうが、なんとなく購入してしまいました。集めたがり屋さんです。

  • 真空ポンプ TASCO TA150SW
    真空ポンプなんて使ったことがないので、どれが良いかわかりません。安いのもありましたが、トラブルと嫌なので有名なものにしました。
  • マニホールドキット
    こちらもよくわかりませんが、結構高額です。モノタロウのPB商品に決めました。理由はたまたま15%オフの日だったから。
  • ヘッド交換型トルクレンチ
    配管に特化した専用のトルクレンチもあるようですが、ヘッド交換が交換できると便利かなと思いヘッド交換型に。購入時にお酒を飲みながら、既に持っているソケットを使用するトルクレンチでもクロウフットスパナというものを使うとスパナとしても使用できて、どちらにしようかと悩んでいました。購入したつもりはなかったのですが、モノタロウさんからの荷物にヘッド交換型トルクレンチが入っておりました・・・。酔っぱらってのネットショッピングはいいことありません。ヘッドはモノタロウPBにないので、Pro-Autoというところのスパナヘッドを使用しました。差し込み部が9×12㎜でモノタロウPBのヘッド交換型トルクレンチにピッタリ。手持ちのソケット使用トルクレンチとトルクを比較して問題なく使用できることを確認しました。
  • 水平器
    エアコンを壁に取り付ける際に、水平を見るための水平器です。取り付け後に思うところでは、水平器を使うほど水平に気を使わなくても、定規で天井からの距離を測るだけで良いかなと。

ざっと工具が4万円弱でした。

他に、部材として石膏ボードに取り付けるためのアンカーとか、配管、ドレンホース、VVFケーブル、室内用化粧モール、室外機用の足、ナイログ(青)などを購入。部材は7千円くらい。

取付業者さんだと安いところだと1万円ちょっとなので、ずいぶん割高です。酔狂ですね。。

取付を終了し、動作は問題ありませんでしたが、時間としては買い出しを除いて6時間くらいかかったかもしれません。配管もフレア処理された4mのものを使用したので室外機周に余ってしまいきれいじゃありません。逆にVVFケーブルも4mにしたらこちら、こちらは配管に比べて短くてこれもまたきれいじゃありません。エアコン本体側での取り付け位置が、配管とVVFケーブルで違うので、同じ長さにしてしまうとVVFケーブルが短くなってしまうんですね、左から配管を出す場合。

室内の化粧モールも曲がってしまったし。

まずは壁に穴をあけて石膏ボード用のアンカーを取り付けます。計7か所。1か所関係ないところを穴あけしてしまいました。
エアコン取付パネルの取り付け。水平器はいらないかなぁ。
壁に取り付ける前に、VVFケーブルを本体に差し込みます。2㎜径のケーブルにしたため、とても固く、てこずりました。こんなに長く外皮むいちゃダメですね。
配管はフレア加工済の4mのものを使用。ドレンホース、VVFケーブルがセットになったものも売られていますね。
化粧パネルがつけられるように配管を曲げるのが大変大変。エアコン背面にうまく収めるのも大変です。
配管後、真空ポンプで真空引き。特に悩みませんでしたが、あとからこのマニホールドキットのレビューで、ムシをうまく押せない場合があるとのことで、自分の場合はうまくできていたのか不安に。暖気が出ているから大丈夫?
無事に取付完了。動作も問題なし。ただ、化粧モールが曲がっていますね。直す気力がありませんでした。壁紙も傷つけてしまいそうです。

配管だけでも部材が4千円はするので、これを1万円でとりつけるとは、工賃は6千円くらい。エアコン取付は随分割に合わない商売だなということがよくわかりました。電気工事士免許を学生時代に取ったので、脱サラでエアコン取付?なんてのも考えてみたのですが、止めておきます。

3DA-KG2P CX-8:FALCON軽油用凍結防止剤投入

軽油は凍ります。Anyca貸し出しを行うこともあり、転ばぬ先の杖として凍結防止剤を投入しました。日帰りだったらそこまで燃料系が冷えて凍結することもないと思うのですが、2泊3日のスキー旅行なんかだと寒波によっては凍結することもあり得るかなとの推測です。

500ml入りで500Lに使えるとのことなので、満タンの際に50~70ml入れればいい感じでしょうか(CX-8 XD 4WDの燃料タンクは74L)。

軽油用凍結防止剤

灯油を入れれば凍らないそうですが、保証のことを考えると踏み切れず。寒冷地に行った際に寒冷地用の3号軽油を入れるのが常套手段でしょうが、早朝だとスタンド開いていなかったり、最近スタンドの数が減ったので探すのに苦労したり、首都圏に比べると高かったりと、悩むのなら事前に入れてしまえと。冬場はこれをサブトランクに忍ばせておくと安心できそうです。

計量はキッチンにある計量カップで測った水を入れ、50mlと100mlのところにマジックで線を引いたペットボトル。

マンション住まいで家に雲梯(うんてい)を作る

参考にしたサイト

https://3brothersfather.site/aerial-ladder/

購入した材料

  • 2×4材 10f 4本
  • 2×4材 8f 6本
  • 直径25㎜ステンレスパイプ 1820㎜のものを4本
  • 木工用ボアビットセット(25㎜が含まれるもの)
  • M38 ×30㎜木ネジ100本
  • L字金具 20個くらい
  • I字金具 4個
  • シンプソン金具 6個

ほか、既に保有している為に購入しませんでしたが必要な材料・工具

  • インパクトドライバー
  • パイプカッター
  • 丸ノコ
  • L字定規
  • 巻き尺

インパクトドライバーが無いと、ボアビットでの穴あけもできませんし、木ネジの下穴、木ネジの締め込みもできないので必須です。丸ノコは手引きののこぎりで代用できるものと思います。

材料はネットとホームセンターで購入し、費用にしてざっと2万円くらいでした。

所要時間

約6時間くらい

ほぼ1日仕事です。私の場合は2時間を3回に分けて完成しました。

作り方

これはいたって簡単です。2×4材とステンレスパイプでまずは梯子を造ります。それを2×4材を使用した柱で支えるだけです。家を傷めないように、雲梯と家とは木ネジ等では固定せず、ドア枠の間に挟み込むようにしています。雲梯とドア枠の間に段ボールを挟み、雲梯を固定です。

ボアビットでステンレスパイプを挿入する穴を掘ります。雲梯のパイプは全部で8本としました。

ステンレスパイプはパイプカッターで簡単に切断できます。
ホームセンターで購入したステンレスパイプ。オールステンレスでないと少し安いですが、強度を考えてオールステンレスにしました。

完成!

子供が遊ぶには十分すぎるほどの雲梯ができたと思います。

設置場所は、ご覧の通り玄関前の廊下です。

長さは約240㎝、幅は廊下いっぱいの約85㎝。φ25㎜のステンレスパイプで、体重63㎏の大人がぶら下がっても若干しなりますが不安のない強度でした。

3DA-KG2P CX-8:TPMS(Tire Pressure Monitoring System)装着

前回空気圧を測定したら、2.5kgf/cm2と思いのほか低い空気圧であり空気圧に対する不安からTPMSを装着してみました。ただどんなものか使ってみたかったのもありますけどね。

購入はAliExpressです。EMSだったので通常2週間くらいかかることが多いですが、1週間ほどで届きました。

モニター部分に太陽電池を搭載して配線いらずとなっている製品もありましたが、あまり目立つところに設置したくなかったのと、太陽電池は今一つ信頼性に欠けるような気がして、通常通り12V電源を必要とするものにしました。

自動車メーカーごとに製品が分かれていて、オプション用のスイッチを塞いでいる隠しパネルと入れ替えで装着できるようになっているようです。

ただ、このCX-8はリアの電動ゲートのせいで、空きスイッチがありません。

なので、装着はどこかハンドルのコラム周りにでもつけようと考えました。

配線です。配線は助手席足元のヒューズボックスから取り出します。

後日談ですが、この場所はバッテリー電源でした。エンジン切ってもエア圧が表示されっぱなしです。11番15Aヒューズを交換して取り出すのがよさそうでした。

この商品は、電源コードが接続されたヒューズが同梱されており、電源を取るのはとても簡単でした。ヒューズも低背でぴったし。ただ15Aはいらないんじゃないかと思いますけどね。

センターコンソールわきの化粧パネルはクリップ止めなので、引っ張れば取り外せます。足元左は、1か所ねじ止めされていました。

運転席側まで配線を伸ばし、センターコンソールを外してハンドルコラム左側まで取り回しました。アースもいい場所にボルトがあります。

もともとアース用のボルトに共締め
ハンドルコラム左下に本体を取り付けです(本当は一番最後にやったので、すでにエア圧を取得しています)
助手席から見るとこんな感じ。ちょっと目立ちますね。これはゆくゆく対策したいと思います。

ホイールへのセンサーの取り付けです。まずはバルブからプラスティックのふたを取り外します。

製品付属のナットをねじ込みます。

センサーはこのような形です。取り付けると、バルブの虫を押し下げ、空気圧を測定できるようです。

センサーとナットを締めこみ、固定します。

取り付けるとこんな感じです。。。。少し大きいなぁ。

取り付けはいたって簡単。1時間もあれば十分でしょうか。一番初めにモニターにエア圧を表示するまでに少し時間がかかりましたが、一度拾ってしまえばあとはほぼ正確な数値を表示していました。

温度も読み取れるので、走行中にどれくらいエア圧が上がるのか、温度が上がるのかをリアルタイムで見ることができます。なかなか便利なアイテムです。

ただ、センサーが大きいのでバルブの内側に内蔵されるタイプだとデザイン的にはきれいですね。それだと電池交換はタイヤを交換した場合にしか行えないのが難点な気がしますが。。

しばらくは楽しめそうなアイテムでした。

2021年5月20日追記

電源が常時電源となっており、ヒューズボックスからの取り出しを変更しました。

14番は電源が無いようでした(上の写真)。結局右列上から3番目の15Aヒューズを交換してACC電源を取り出しました。

取説によると、3番はR.OUTLET3となっていてこれは常時電源(バッテリー)のようです。ネットの情報から14番R.OUTLET2がACC電源とのことでしたが、接続しても電源が無いようでした。結局、11番R.OUTLET1の15Aヒューズを交換してACC電源を取り出しました。これで駐車時にはTPMSがオフとなり、バッテリー上りの心配なしです。

合わせて、表示部分もハンドルコラムでは見えない&邪魔なので、どうせ見えないのであればと思いグローブボックスへ移動させました。これなら見た目はスッキリ、見たいときはグローブボックスを開けば運転しながら確認もOKで、収まりよいですね。

CX-8に改良型だそうです。購入後早くも2回目。。。

昨年2019年の改良については、こちらにつぶやいていました。2019年に比べると、今回のほうがグリルやホイールの意匠が変更、マツコネが待望のバージョンアップと変更点が多いですね。https://response.jp/article/2020/12/03/340924.html

グリルは変更後のデザインのほうが好みです。

ワイヤレス充電は日本では流行っていないのでなくても良い、リアゲートのハンズフリー化も誤作動でイライラしそうなのでボタンで十分だなと思っています。

羨ましいのは、やはりマツダコネクトのバージョンアップとディーゼルエンジンの出力向上です。

最近、マツダコネクトの起動の遅さにイラっとするときがあり、速くなってくれたらいいのにと思います。エンジンはパワー不足を感じたことは無いのですが、数値で出力向上と聞くとやはり羨ましい。個人的には、低速時の扱いやすさが改善してくれたらうれしいのですがその辺りも磨きがかかっているのでしょうか。

BMW E83 LCI X3 ATF交換(2):143,086㎞

さて、作業開始です。雨だったこともあり、秘密の立体駐車場での作業となりました。

4輪ジャッキアップします。
ATFパンを覆っているカバーを取り外します
取り外したATFパン部分のカバー。べっとりとオイル漏れの跡が。エンジンオイルのようです。エンジンオイルの減りが早いのは気づいていたのですが、結構漏れているのね。これも何とかしなければ。
初めに、フィラーボルトを緩めてみて、回ることの確認をします。これが回らないのに抜いてしまうと、おしまい。17mmボルト。
ドレーンボルトは5㎜の六角。硬いので、長いものが良い。

この辺りまでが交換の事前準備。ここから交換に入るが、次のようか手順で行おうと計画した。

  • 現在入っているATFをドレーンから抜く
  • ATFパンは取り外さず、そのまま新しいATFを注ぎ、何回かAT内部を洗浄
  • 数回ATFの交換を繰り返したのち、ATFパンを取り外し、ATFパンを洗浄し、オイルシールとストレーナーは交換せずに取り付けてATFを注入
  • 最後に、再びATFパンを取り外し、ストレーナー交換、オイルシール(ガスケット)交換
  • ATFを規定レベルまで注入

YouTube動画やブログなどで調べると、色々な手順で洗浄をしています。自分のやった手順はあまり見かけません。初めにATFパンを取り外して洗浄したほうが良かったかもしれません。

ドレーンから流れ出るATF
右から、最初に抜いたATF、交換1回目のATF、交換2回目のATF、一番左はATFパンを取り外して洗浄後に注入したATF(ストレーナーは未交換)です。少しづつきれいになっていますが、新品に比べるとかなり汚れています
ATFの注入はこのようなサクションガンで行いました。

ATF注入に使用したサクションガンは1Lのもの。ATFパンを取り外さない場合は約2L注入するとこぼれてきます。注入口の角度が取れないので、画像のようなゴム製の先端を付け、先をまげて差し込みギリギリという感じでした。

ATFパンを取り外したAT内部。ソレノイド、電気配線などが丸見えです。
2回交換をしたのち、ATFパンを取り外してみました。ご覧の通り鉄粉がたまっているようなこともなく、きれいです。磁石には少し鉄粉が付着しています。きっと、2回交換したので流れ出てしまったのでしょうか。

14万㎞走行したAT内部がどんなものかも期待したのですが、ATFは黒く汚れいたものの、ATFパンには特に沈殿物もなくきれいな状態でした。

右が取り外したストレーナー、左が新品。これは違いが一目瞭然。ストレーナー表面に鉄粉らしき物質がべっとりと付着しています。
取り外したストレーナーを触ってみたら、こんな感じに指の跡が付く感じでした。
取り外したストレーナーの反対側。右の取り外したものは、AT側に取り付けのOリングを残してしまったようです。

AT側に取り残されてしまったストレーナーのOリング。何度かピッキングツールで引っ張り出そうと試みましたが、どうもうまくいかないので、そのまま再利用することに。ややストレーナーのがたつきがありましたが

最後は、エンジンを始動したままサクションガンでATFを注入します。エンジンを始動することでATFパンからATFを吸い上げるようで、追加で3L近く入ります。計5Lほど注入したところで漏れてきたので、フィラーボルトを締めて作業終了。

ATF温度が30℃から50℃で注入せよとラベルがあります

ATF注入はOBD2スキャナーでATF温度を見ながら行いました。エンジン始動後に3回もサクションガンでの吸い上げ、注入があったので、35℃くらいから始めて終わったらちょうど50℃くらいになっていました。

Oil temperature, gearboxがATF温度だと思う

交換については、全身がATFまみれになること以外は特に問題なく進められていたのですが、ATFパンを取り、洗浄して取り付け後にATFを注入、エンジンを始動したらABSや4×4、エンジンチェックランプなどが点灯し、タイヤが空転しなくなりました。何度かタイヤを空転させてしまったので、リンプモードに入ってしまったようです。

ガスケット、ストレーナー交換後、ウマから降ろし、走行しようとしてもアクセル操作に対して車がほとんど進んでくれません。かなり冷や汗。

何度かエンジンをON/OFF、バッテリー端子取り外し、OBD2でのCBSリセットなど何度か試してらエラーが消えて、通常走行できるようになりました。

試走

これほど変わるとは思いませんでした!冷機時のギクシャク感、走行中の意図しないシフトダウンなどほとんど気にならなくなりました。燃費も上がっていそう。

こんなことならもっと早く交換しておけばよかったと後悔です。購入時の6万㎞走行時ですでにATがかなりフィーリングが悪化していたのだと思います。明らかに購入時よりもスムーズです。

これで、リバース切り替え時のエンストも解消すると良いなと思います。

BMW E83 LCI X3 ATF交換(1):143,086㎞

エンジンを始動した直後に、アクセルを踏むと車体の動きがギクシャクする。アクセルは一定でもちょっと飛び出し気味になる感じ。約6万kmで購入時からそのような感じだったので、気になってはいたけどそんなものだと思っていた。

たまにAnycaなどの個人間カーシェアで貸した方から、ドライブからリバースへ切り替えたときにエンストした、ということを何回か聞くことがあった。

ただ、OBD2では特にそれと関係しそうなAT関連のエラーは出ていない。

何となくATFを交換したら改善するかなぁ、と数年前から漠然と思っていた。もう、余命がそれほど長いとは思えないが、一度交換したらどんな風になるのか見てみたかったという極めて興味本位から交換してみることにした。ただ、それなりにコストはかかるのよねぇ。

ATFは何にするか?

調べてみると、「AT型番:GA6L45R GM製」ということがわかる。そして、ATFはDexron VI指定となっている。普通に売られているのはDexron IIIで、おそらくこれは1グレード下のモノ。VIと明示しているのはBMW純正と他いくつかくらいしか見当たらない。2,000円/1Lくらいする。最低、交換で5L、何回か洗浄もしたいので10Lは必要。と思うとATFだけで2万は無いな。ということで調べた限り、一番安いバルボリンのマックスライフ 20L缶にしてみた(結局こちらは20L缶しかないので2万超コースとなりました・・・)。

準備するもの

  • ガスケットとストレーナー

ガスケット品番:24117572618
ストレーナー品番:24117593565

AliExpressにてコピー品を購入し、3,000円位。Y!ショッピングでも9千円くらい。部品はただのゴムとフィルターと考えるとかなり高い。

  • ドレーンプラグ

5㎜ヘックスレンチ

  • フィラーボルト

17mmボルト。ストレートまたはオフセットされたレンチで十分回せるスペースあり

  • ATF

Dexron VI バルボリンマックスライフが20Lで2万ちょい

  • ウマ4個

モノタロウで3tのウマを4個購入。以前所有していたが、引っ越しを機に手放してしまったので、再調達。

  • ジャッキ

コストコでアルミ製の軽量ARCAN製3tonジャッキを購入。年会費を入れてもネット通販より安い。鉄製のものは重くて、とても使用の都度マンションから運ぶ気にはなれないので重量を考慮してアルミとのハイブリッドのものにした。

  • 廃油受け

小さなものでは受けきれないので、10Lは入るものを改めてモノタロウで購入。

  • OBD2スキャナ(ATF温度の測定に必要)

手持ちのC110を利用

  • オイルサクションガン

ATFを注入するためのオイルサクションガン。最終的には5L位入るので、1Lくらいの容量を持つものがいい。

ほかに、ATFパンは多くのボルトで止まっているので電動工具があると便利。マキタのドリルにアダプター装着し、1/4角の10mmソケットを使えるようにした。抜いたATFを捨てるための廃油入れ、ストレーナーを固定しているガスケットを抜くためのピッキングツール、ATFパンを洗うためのパーツクリーナー、オイルまみれが嫌なのでニトリルゴムの手袋、フロアに敷くシート、車体下から照らすライトなどを用意。

ATFパンのガスケットはゴムで、はがすことには工具なしで問題なし。トルクレンチは使用せず、手ルクレンチにしちゃいました。