エンジンを始動した直後に、アクセルを踏むと車体の動きがギクシャクする。アクセルは一定でもちょっと飛び出し気味になる感じ。約6万kmで購入時からそのような感じだったので、気になってはいたけどそんなものだと思っていた。
たまにAnycaなどの個人間カーシェアで貸した方から、ドライブからリバースへ切り替えたときにエンストした、ということを何回か聞くことがあった。
ただ、OBD2では特にそれと関係しそうなAT関連のエラーは出ていない。
何となくATFを交換したら改善するかなぁ、と数年前から漠然と思っていた。もう、余命がそれほど長いとは思えないが、一度交換したらどんな風になるのか見てみたかったという極めて興味本位から交換してみることにした。ただ、それなりにコストはかかるのよねぇ。
ATFは何にするか?
調べてみると、「AT型番:GA6L45R GM製」ということがわかる。そして、ATFはDexron VI指定となっている。普通に売られているのはDexron IIIで、おそらくこれは1グレード下のモノ。VIと明示しているのはBMW純正と他いくつかくらいしか見当たらない。2,000円/1Lくらいする。最低、交換で5L、何回か洗浄もしたいので10Lは必要。と思うとATFだけで2万は無いな。ということで調べた限り、一番安いバルボリンのマックスライフ 20L缶にしてみた(結局こちらは20L缶しかないので2万超コースとなりました・・・)。
準備するもの
- ガスケットとストレーナー
ガスケット品番:24117572618
ストレーナー品番:24117593565
AliExpressにてコピー品を購入し、3,000円位。Y!ショッピングでも9千円くらい。部品はただのゴムとフィルターと考えるとかなり高い。
- ドレーンプラグ
5㎜ヘックスレンチ
- フィラーボルト
17mmボルト。ストレートまたはオフセットされたレンチで十分回せるスペースあり
- ATF
Dexron VI バルボリンマックスライフが20Lで2万ちょい
- ウマ4個
モノタロウで3tのウマを4個購入。以前所有していたが、引っ越しを機に手放してしまったので、再調達。
- ジャッキ
コストコでアルミ製の軽量ARCAN製3tonジャッキを購入。年会費を入れてもネット通販より安い。鉄製のものは重くて、とても使用の都度マンションから運ぶ気にはなれないので重量を考慮してアルミとのハイブリッドのものにした。
- 廃油受け
小さなものでは受けきれないので、10Lは入るものを改めてモノタロウで購入。
- OBD2スキャナ(ATF温度の測定に必要)
手持ちのC110を利用
- オイルサクションガン
ATFを注入するためのオイルサクションガン。最終的には5L位入るので、1Lくらいの容量を持つものがいい。
ほかに、ATFパンは多くのボルトで止まっているので電動工具があると便利。マキタのドリルにアダプター装着し、1/4角の10mmソケットを使えるようにした。抜いたATFを捨てるための廃油入れ、ストレーナーを固定しているガスケットを抜くためのピッキングツール、ATFパンを洗うためのパーツクリーナー、オイルまみれが嫌なのでニトリルゴムの手袋、フロアに敷くシート、車体下から照らすライトなどを用意。
ATFパンのガスケットはゴムで、はがすことには工具なしで問題なし。トルクレンチは使用せず、手ルクレンチにしちゃいました。
「BMW E83 LCI X3 ATF交換(1):143,086㎞」への1件のフィードバック