先週土曜日(17日)はクワヘリパーティ(お別れ会)へ送られる側として参加してきました。
ケニアの協力隊では、慣例としてカリブパーティ(歓迎会)は一番若い隊次、クワヘリは一番古い隊次が感じをやることになっています。なので、自分たちも3か月前に21年2次隊を送り出すためにお別れ会をやったわけですが今度は自分の番で早いものです。
ナイロビへ行くついでにもう任地で使わない荷物を運んで、少し部屋も片付いてきて、いよいよ帰るって気がしてきましたね。
職場のエンド・イヤー・パーティ、いわゆる忘年会に行ってきました。場所は職場のそばのパブリック・サービス・クラブというケニア式のレストラン。
職員は無料で、州保健事務所の予算から出ているようなのが少し気になりましたが、みんなが集まってパーティをする機会はなかなか無いのでいいのでしょう。私の活動もこの日、金曜日を一つの区切りと考えていたためタイミング的にもいい機会です。
その中で、特に聞いていなかったのですが、職員の方々からお別れという事でたくさんのプレゼント、カードを頂き驚いたのでした。ありがとう!
ただ、値札が貼ったままだったり、日本へ持って帰るには少し大きすぎるように思える置物だったりしたのですがそれは愛嬌なんでしょう。しっかりと日本へ持って帰りたいと思います。
任期を終了してケニアを旅立つのが1月3日。なので、活動も残すところあと1週間となった。
相変わらず、年末の休暇がいつからなのかなどの情報はだれも聞かなければ教えてくれないが、26日(月)まで一応仕事があるらしい。昨年はケニア山登山だったためクリスマス休暇がどのような感じだったかわからない。恐らくクリスマスからもう来なくなる人が多数の予感。
家の片付けもいい加減本格的にやらないとまずそう。大物の電化製品はほぼ売り先が決まったので一安心。代金を回収するのが一番難しいところなのだが、冷蔵庫も半値をデポジットとしてもらったし安心できそう。売ったものはこんな感じ。
・2ドア冷蔵庫 20,000シリング(2年前37,000シリングで購入)
・21インチテレビ 3,000シリング(ワールドカップの時に10,000シリングで購入)
・PENTAX デジタル一眼カメラ 26,000シリング(ケニアに来る前に55,000円位で購入)
・電子レンジ、ミキサー、電気ケトル、ホットサンドメーカ合わせて4,000シリング
後は家の1か月分のデポジットをちゃんと返してもらえるかが心配なところか。
以前使用していたスマートフォン、HuaweiのU8220は後ろのポケットに入れて座ったら、タッチスクリーンが効かなくなってしまい全く操作ができないのであきらめた。
IDEOSは協力隊ではやりすぎているので何か違うのがいいなと色々と物色した結果、Samusung Galaxy miniにすることに。Safaricomショップで13,999シリング。200MBのデータが付いてくるとの事だが、なぜかこの特典は無かった(後日TwitterでSafaricomに問い合わせたところ、440へIMEIを送信することで200MB追加されるとの情報を入手。確かに200MB加わった)。
実は購入したのは11月25日。2週間ほど使用した感想を書こうと思う。
まずいい点。
・ワイヤレスでテザリングできる
・AirtelのSIMを挿したら電波を拾ったので、SIMはフリーの様子
・動作は安定している。U8220は電話機とは思えないような不安定ぶりだったがとても安定していて、まだ一度もハングアップしたことが無い
・結構使用しても1日は電池が持つ
気になる点
・言語設定で日本語が選べない
・3.14インチの画面はやはり小さくて日本語入力時に入力画面がとても操作しづらい
・画面の切り替え、スクロールなどが若干ギクシャク
やっぱり日本では4インチのスマホを買おうと思う。miniはそのコンパクトさの利点を生かして自転車やジョギングのRunkeeper専用端末にしようかな。贅沢?
幹事会というボランティア総会の打ち合わせでナイロビへ上がった。途中、ナクルで隊員が行うイベントに参加。ナクルではとある隊員がホテルの予約キャンセルについてホテル側ともめて、日曜朝から1時間ほどの話し合いに付き合う。明らかにホテル側に落ち度があるのだが一切認めずキャンセル料として全額請求される。1000シリングという金額としては大したものでは無いが、全くお客様の言うことを聞こうとしないホテル側、これがケニアなのかとまたもやがっかりさせられる。
ナイロビでの打ち合わせは2日間。これが最後の幹事会。隔月で1回程度の打ち合わせは負担となることも多かったが、他の隊次の隊員と接する良い機会となったと思う。これが無かったら、任地へ引きこもって全く姿を見せない人になっていたかもしれない。
ナイロビでの夜食は、初日がドミトリーそばの韓国料理店、ハンコック。ここ、味が落ちて値段が上がった気がする。JICAスペシャルは無くなっていた。豚カルビを頼んだら、焼肉定食1人前ほどの肉しかないのに1,350シリングもする。
2日目の夜はJCASIIというスワヒリ語学校を経営する日本人の方のところから日本食をテイクアウト。納豆、から揚げ、串揚げ、ポテトサラダ、そして丸いお米。ケニア赴任当初とはまるで違う感動を味わった。
ナイロビでは、キスムで見当たらなった両面テープを購入。Yayaセンター1階の工具やさんで、5mほどのものが300シリング。念のため4本購入。
帰りは飛行機。タウンによってUSDの両替を行い、市バスで空港へ向かっていたところ、空港が見えてきたところでバスがパンク。時間的に余裕が無かったので、ヒッチハイクをする。ムズング特典なのか、すぐに止まってくれて空港の入り口交差点まで乗っけて行ってくれる。自分が止めたら相乗りしたいというケニア人が3人ほど乗ってくる。いくらか払おうと思ったが、その素振りが無かったのでご厚意に甘えることにする。
そこから歩こうと思ったが、車のゲートで警備員にタクシーに乗って行けとたまたま通りかかった空車のタクシーに乗せられる。ターミナルまで4人で100シリングづつ払った。
ひやひやしながら、出発50分ほど前にチェックインを終える。帰りの飛行機は順調で、2時過ぎにキスム到着。
そんなナイロビ旅行でした。
サファリで有名なMasai Maraで行われるマラソンへ参加してきました。
といっても、さすがに走るのは国立公園内の中ではなく、そのすぐわきの私有地です。野生動物がわんさかいたり、入園料がかかる関係なのだと思います。距離はハーフ、21㎞です。
これに向けて地味に2か月くらい60㎞/月位走ってきたので、完走はそれほど心配していません。そして現地に着くと、賞金レースだけあって本気モードのケニア人がわんさかいます。
普段周りにいるケニア人は明らかな肥満体ばかりなので、まるで野生動物のように鍛え抜かれ、体脂肪が間違いなく一けた台であると思われるアスリートがあるまると、その体の美しさに見とれてしまいます。
スタートは10時のところ、1時間ほど遅れて11時。1時間30分くらいまでは普段のジョギングの延長で楽に走れていました。しかし、最後の5㎞は足が止まりまっした。先にゴールが見えるのに、そこから左へ大きく迂回し、ゴールが遠ざかると気持ちがなえるのと同時に足も止まり5分ほど歩きます。気を取り直して再度足を動かしゴール。時間は2時間6分くらい。順位は男子で175位でした。多分男子全体で2/3位の位置だと思います。
参加したJICAボランティアは併催された5㎞と合わせて約20名程。良い思い出になりました。
残念だったのはどこまでもケニア的なその主催者たち。
スタートポイントまでは、主要道路から奥へ2時間以上入ったところなのですが、そこまで看板は一切ありません。車を借り上げて行ったのですが、そのドライバーさんは普段マサイマラのゲームドライブをしているのでマサイマラには精通しているのですが、道が分からず現場へ向かう関係者の車の後へ付いて現地へ。
現地へ付いてもスタートポイントとキャンプサイトが分かれていて、キャンプサイトから3㎞ほど離れたところにスタートポイントがありそこまでの看板もありません。キャンプサイトからスタートポイントまで車で移動したところ、ぬかるみにはまり車がスタック。実はちゃんと車が通れる道があったにもかかわらず、ぬかるみのある近道(?)を手で案内された結果です。
8時からと案内されていた、開催式もあったのか良くわかりません。
本当は11月4日くらいが申し込みの締め切りだったはずが、現地で受け付けもしていました。そして、料金支払いのレシートを見せなくともただゼッケンを渡され受付終了。お金を払わなくても参加できたのかもしれません。ま、現地まで来るのが相当に大変ですが。
そして事前には5㎞、21㎞とも同時スタートのはずが5㎞がはじめにスタート。遅れる事約1時間、11時に21㎞がスタート。みんな並んでいるのに、なかなかスタートの合図が切られません。
水は5㎞毎にあるとの話でしたが、先頭集団の分しかなく、中盤以降の走者はなかなか水にありつけず、水を求めて走っているという始末。
時間も制限時間が2時間半という案内が、実際には3時間を超えても終わることなく最後の走者を迎えます。これは逆に良かったです。
トイレも走り終わって帰ってきたらやっと設営されていました。
残念ながら、遠くにインパラ、トピ、シマウマ、キリン、ヌーが見えますが間近で見られるようなことはありませんでした。
最後に、私たちはバンを借り上げて現地入りしていましたが、その空きシートを狙い車に詰め寄るケニア人の厚かましさ。
と、最後までケニア的な感じでレースは終了。
スポンサーであるケニア・エアウェイズは、世界的な大会にするべくマサイマラ開催としているのでしょうが、この管理では逆に評判を落とすばかりかと思います。
帰宅して、体は全然元気だったのですが、炎天下に1日中外に居たのでものすごい日焼け。対策をしておくべきでした:-)