2019年に補器類ベルトの破断に伴ってクランクシャフトシールが損傷し、一度交換しました。今回、交換から2.5万km、約1年ちょっとで今度は単純な摩耗というか劣化なのか、前回ちゃんとシール剤を使用しなかったからなのか、オイルが漏れ始めました。
診断
元々オイル消費の多いエンジンですが、最近は走行500㎞程でオイルレベルゲージが1つ減るくらいになってしまいました。そして、OBD2スキャナーでもこんなエラーが出始めています。
VANOS intakeというのをみて、この車を中古で購入時に悩まされたアイドリング時のエンジンの振動を思い出しました。VANOSソレノイドって買うと2万位するんですよね。格安コピー品が出回っていますが、2回試してどちらもダメで、結局純正OEM品を購入し、修理しました。
またVANOSソレノイド交換だと嫌だなと思い、海外サイトを探すと、こんな記事がありました。
2A82は出ていないようですが、少なくとも29E1に関するエラーはクランクシャフトシールで治ったようです。この車のオイルが漏れている症状と照らし合わせると、まずクランクシャフトシールを交換して様子を見るという事で間違いなさなさそう。
用意するもの
クランクシャフトシールの交換は、専用工具が無いとできません。いや、出来るかもしれませんが、恐らくエンジン正面からアクセスできるよう、ラジエターやエアコンまわりを取り外さないと無理でしょう。前回交換に使用した専用工具は、もう使わないだろうと思い、ヤフオクで処分してしまったんですよね。E83を持っている間は処分しなければよかったと後悔です。
なので、またAliExpressから購入しました。クランクシャフトシールもついでに、また中国コピー品です。というのは、シールが悪かったのではなく、挿入時にシール剤を使用しなかったためだと思ったからです。今回は、耐熱性の高い、オイルシールにも使用できるシール剤を挿入時から使用したいと思います。
AmazonでJTCのこんな安い工具もあるようですね。こちらでもよかったかもしれません。
それほど高額なものではないので、Yahoo!ショッピングからの購入がいいですね。安いからと言って、パルカから買ってはいけませんよ。パルカは個人だと商品に問題があっても交換してくれませんから。
- 液状ガスケット
前回交換時に散々迷った液状ガスケットです。純正品は国内の一般の通販では売られていないようですし、かなり高いです。海外のサイトを見ているとこのパーマテックスブラックpermatex blackという液状ガスケットを使用し、漏れなかったという記載がありました。
特徴が近そうなモノタロウ品を探し、使用しました。
作業をして、途中で電動ドリル・ドライバーを購入しました。というのも、前回挿入したクランクシャフトシールが全く抜けず、何度も引っ張り出す作業をする必要が生じ、さすがに手でドライバーを回すのに限界を感じたためです。下穴を作るためのドリルも必要となったため、思い切って購入しちゃいました。
- 電動ドリルドライバー:マキタDF033DZ
家で使用している掃除機と電池を共通にしたかったこともあり、10.8Vモデルにしました。トルクは28Nmと、先端にソケット工具を使用する場合には役不足かもしれませんが、ドライバーとして使うには十分な性能です。
一緒にドリルと電池パックも購入です。
- リリーフ(RELIFE) 六角軸ショートドリルセット 鉄・ステンレス・アルミ 10本組 26835
結果的には、このドリルは短すぎました。普通の長さのドリルをねじを買いに行った際に、コーナンで購入です。コーナンのPB品。値段もお得でしたね。
- アネックス(ANEX) スーパーミニ L型アダプター 電動ドライバー用 AKL-560
L型のアングルアダプターが無いとねじを回す際、電動ドライバーがラジエターと干渉してしまい使用することができませんでした。このアダプターでばっちりです。