物を貸すのは止めましょう

職場の同僚に貸したMacBook Proが2週間ぶりに帰ってきて、無事で帰ってきて胸をなでおろしていたのだが、充電しようと思いコンセントの変換アダプタをみると、1本欠けていた。それが原因か、変形ロボのようにコンパクトに畳まる部分がちゃんと畳まなくなっている。今日同僚に「何これ?」と尋ねると、とても申し訳なさそうに、「私じゃないんだけど、誰かが折っちゃったの。」と言ってきた。「これ、日本で買ってきて、世界中どこのコンセントにも対応できてとても気に入っていたんだよな」とちょっとだけ嫌味を言ってみたら、「じゃ、同じの見つけてあげる」と帰ってきた。見つからないよー、というと、ケニアを馬鹿にしないで、絶対に見つかるからと事である。自分はケニアで同じのを見たことは無い。見つかってくれるとうれしいが、同じスペックのものは無理だろうな。Macを返す時には言うのを忘れていたと言っているが、本当だと信じたい。壊れたら困るものは貸さないことですね。知っていたけど改めて思いました。

そんなんで、今まで1年ちょっとで誰かに持っていかれてしまって無くなってしまったもの思い出してみた。

・指差し会話帳日本語版

オフィスに日本語に興味を持ってもらえればと思って置いていたものが無くなった。

・赤/黒の水性ボールペン

あるオフィスに置き忘れて取りに戻ったけど時すでに遅し。

・マウス

年末年始の休暇から帰ってきたら消えていた。

・ブランクDVD-R数枚

オフィスに置いておいたら何枚か減っていた。

・ネットワークケーブル

オフィスに置いていたら誰かに持っていかれた。

・プラスティックチェア

家の前に置いておいたら、いつの間にかフラットの共用物に吸収されていた。

・ガム

オフィスにプラスティックケースに入れて置いておいたらいつの間にか全部食べられていた。

・タバコ

ドミのベランダに置いておいたら、一晩で19本吸われた。

ほか、貸したのになかなか帰ってこないもの

・USBフラッシュ

11月に貸したきり、来月買う、来月買うといわれたままいまだに同僚に使われている。

・オフィスのカギ

合鍵を作ればいいものを、貸したきり、いつの間にか共用物のように扱われている。

・NWスイッチ

一時的に設置したものなのだけど、なかなか新しいのを買ってくれないので撤収できない。

どれも気にするのが馬鹿らしい様なばかりだけど、なぜか忘れられない。日本人同士で食事をしていると、よく最後の1つに誰も手をつけないような習慣があまり気持ち良くないと感じているが、こちらの人は気持ちいくらいに全部持って行ってくれる。気にしない、気にしない。

しかし、指差し会話帳はちょっと気になるなぁ。無くなっては困るものはすべて名前を書いておきましょう。

瓶のデポジット

ケニアでは飲み物は瓶に入っているのが一般的。瓶はスーパーマーケットや商店で買うとデポジットを取られる。ビールは1本17シリング(20円弱)のデポジット。中身が500ml、90シリング。

基本的に、ケニアの人は瓶で買って、自宅で飲むということをしないように見える。コーラなどの炭酸飲料はその場で飲んで瓶を返す。ビールはバーで飲む。なので、瓶にデポジットがかかっていても関係ない。

しかし、日本人としては冷蔵庫に冷えたビールを保存して、仕事帰りにプファーとしたくなるもの。で、スーパーで瓶ビールを買って冷蔵するのだが、困るのは空き瓶。デポジットなので、日本のように空き瓶を返せば当然現金を戻してくれるものと思いきや、現金ではなく、ビールにだけ使えるクーポンをくれる。次にその店でビールを買った時に、戻した空き瓶分デポジットを差し引いてくれる仕組みだ。で、その数は基本的に戻した空き瓶以上のビールを買わないと受け付けてくれないという変なルール。7本戻して5本買うくらいは流してくれることが多いが、たとえば10本戻して1本だけ買うなんてことをすると、受け付けてくれない。なので、増えた空き瓶を減らすのが難しい。

今家には30本ほどの空き瓶が。7本戻しの5本買いで、地味に減らしているのであるが、ついつい空き瓶を戻さずに買ってしまうことが多いためなかなか減らない。このデポジットの仕組みどうにかならないものかな。

瓶に入った飲み物を見ると、缶入りが一般的な日本と比べどちらが効率的で環境にやさしいのかなんてことも気になったりする。瓶入りの飲み物は相当に重い。輸送コストは結構かかるはず。再利用するにしても洗浄して、ラベルを張り替えてとしていると結構コストがかかるような気がする。缶なら相当に軽い。再利用は一度溶かさないと無理だろうけど。この辺に詳しい方、ぜひ教えていただきたい。

夜コンビニへ行きたい

お昼前にキブエマーケットに買い物に行き、暑くてのどがからからだったので帰宅後ビールをあおり、余ったキャベツと豚肉、卵を消費すべくお好み焼き(広島風)を作り食す。味の素、塩、だしの素をちょっと多めに降ったらソースが無くてもかなりうまい。キャベツをかなり多めにしたのでちょっとマヨネーズをかけるとさらにおいしかった。

昼のビールが回ったのか、それからはベッドでウトウトと昼寝。普段夢を見るほうではないが、浅い眠りのためか半分意識を残しながら変な夢を見た。

それは、ケニアに赴任した後、研修を終え任地に赴任する日のこと。赴任のため空港に集合し、任地行きの飛行機に乗り込む。そしてついた任地がなぜか日本。携帯も繋がらず、お金もケニアシリングしかなくかなり困る。なぜか日本は常夏の時期で、松本市そばのスキー場が見える家にホームステイすることになる。夜コンビニへ買い物へ出かけるのだが日本円が無い・・・。そんな感じ。さて、この夢からどのような精神状態を分析できるのか。ホームシック?

外付け1TB HDD

予備で持ってきていた2.5inc HDDを壊れたパソコンの交換用として使用してしまったためディスクスペースが足りなくなった。そこで外付けのHDDを新調。キスムのSUMO ComputerでポータブルHDDの値段を聞いたら14,000シリング(約15,500円)もする。ちょっと日本よりも割高のような気がし、ナイロビに行ったときに1TBの据え置き型(3.5inc)外付けHDDを購入。こちらは8,200シリング(約9,000円)。USB3.0に対応しているというのが決め手になった。ま、パソコン側は対応していないのだけど。

付属のバックアップソフト(WD SmartWare)はバックアップがめちゃくちゃ遅くて使い物にならなそうだが、今のところファイル置き場としては問題なく使えている。

ただ、3台のノートのバックアップと、2台のポータブルHDDのバックアップを取ったらすでに容量の90%を使用してしまった・・・。2TBにしておけば良かった?

ヒルクライマー

近藤史恵のサクリファイス、エデン、そして川西蘭のセカンドウインドに引き続き、高千穂遥のヒルクライマーを完読。

こちらは前者のサクリファイスやセカンドウインドと違い、自転車レースにフォーカスというより上り坂を自転車で走ることに夢中になるという物語。自転車を知らなくても楽しめるのは前者と同じか。ただ、もう少し深みが欲しかった。

日本にいるときよりも日本語の本をたくさん読んでいるのは気のせいか。

バレンタイン

ケニアでもバレンタインの文化はあるようです。街を歩くと、赤い服に身を包んだ人が花を売っていました。日本は女性が男性にプレゼントする日だと言ったら、同僚に「ウソだろ」と全く信じてもらえません。こちらは男性が贈るらしい。おしゃれな人たちはホテルで食事なんかもするみたい。

日本からチョコレートが届いたり・・しないよな。

自転車もの

最近、日本の本を読むことが多い。

年明けに友達から「サクリファイス」、「銀輪の覇者」を借り、とくに「サクリファイス」はとても面白く続編の「エデン」どうしても読みたくなり、日本に一時帰国している方に持ってきてもらおうとAmazonで物色していると、Amazonにまんまとやられ同じ自転車ものの「セカンド・ウインド」1~3、「ヒルクライマー」も買ってしまい、重い所をキスムまで持ってきてもらった。既に「銀輪の覇者」、「エデン」、「セカンド・ウインド」1~3を完読。「銀輪の覇者」は自転車ものというと物足りなさがある。「セカンド・ウインド」は自転車好きにも納得できる感じだけど、少し話を広げすぎな感じ。「サクリファイス」、「エデン」は最高です。ほんとにこんな日本人にツールで活躍してもらいたい。

こちらでもたまにロードバイクに乗っている人を見かけるけど、道が悪いのとまともなショップを見たことが無いのとでとても乗る気になりませんけど。今から帰国してから何のロードバイクを買おうか悩む。

ヒヤシンス襲来

ここキスムの面しているビクトリア湖は入り江になっていることから、毎年この季節になるとこのように一面ヒヤシンスに覆われます。季節風でビクトリア湖に浮かんでいるヒヤシンスが入り江のキスムに押し寄せるのでしょう。昨年の今頃はちょうど任地訪問でした。キスムでビクトリア湖が見られると思っていたら、一面の水草でちょっとがっかりした記憶があります。

噂では、このヒヤシンスは外来種で、爆発的に増えて問題になっているそうです。ナイルパーチは外来種ですが今では漁師にとっては無くてはならない魚になっているのとは反対に、このヒヤシンスは何にも利用できないらしい。きれいな花でも咲けばと思いますが、花は見たことがありません。

ちなみに、この写真は州庁舎6階のオフィスから撮りました

ロンゴノット

ロンゴノットというナイバシャの国立公園にある山。

ナイバシャからマタツで80シリングでロンゴノットという町まで行き、そこからゲートまで4km。ピキピキだと100シリング程度で行けるらしい。

レジデントであれば入園料は500シリング。

ゲートから外輪山まで1時間程度。それほど高低差はない。外輪山に来て、外輪を1周すると約2時間半。往復で5時間くらいかかる。

頂上は外輪山の途中にある。眺めが大変いい。外輪山のハイキングは思いのほかハードで、結構上り下りがあり、しかも足場が砂利だったり砂地だったりするので、それなりの靴を履いていったほうがいいかもしれない。

後は気が向けば更新するかも。

Hell’s Gate

ナイバシャにあるヘルズ・ゲートに行ってみた。
前日にロンゴノットに登って、2日で2つの国立公園を制覇しようというちょっと忙しいスケジュール。
ナイバシャの街を8時半くらいに出て、9時過ぎにヘルズ・ゲートへの入り口となる交差点で下車。60シリング。
下車したそばにある貸自転車屋さんで自転車を借りた。1日400シリングで荷物も預かってくれる。といってもベニヤととたんでできたホッタテ系の建物なので不安を思ったら預けるのはやめたほうがいい、と思いつつノート入りのバックを預けてしまいました。大丈夫でしたけど。
そこからヘルズ・ゲートまでは2㎞位。ちょっと上っているのと、したが砂地なので結構しんどい。
以前に来た隊員はレジデント料金にならないかったとのことで、ゲートで引き返したらしい。今回もIDを提示したところ「契約期間が書かれていないからダメ」と言われる。昨日のロンゴノットでも言われ、右上に小さく書かれていることを確認していたので、ここ見て、といって無事にレジデントでの入場をゲット。
ゲートから、Georgeという渓谷をハイキングするポイントまで約8㎞。ここは若干下っている。両脇には切り立ったがけ。近くの草原にはイボイノシシ、キリン、バッファロー、インパラ(?)などを見ることができた。チャリンコサファリ、面白い。ナイバシャに居たら良い自転車を買っていたかも。
そして、渓谷へ付き、2時間コースのハイキングをガイドさん付で行くことにした。途中温泉がわき出ている場所があったり、アンジーがでた映画で使われた場所があったり、渓谷の壁を登ったり下りたりと色々なポイントがあって面白かった。
ロンゴノットにしろ、ヘルズ・ゲートにしろ、ナイバシャは良いところだな。
ただ、2日間、炎天下の中アウトドアで過ごしたことで、首回りをひどく日焼けした。帰りは自転車でレンタル屋、そこからマタツでナイバシャへ。ナイバシャで軽く食事し、マタツでナクル。ナクルからシャトルでキスムという結構タフなコース。帰ったのは9時過ぎでした。

・ナイバシャ→ロンゴノット マタツ60シリング

・自転車サイクル 400シリング

・レジデント入場料 500シリング

・自転車持ち込み料 100シリング

・ハイキングガイド(2時間) 1000シリング

・ガイドさんへのチップ 300シリング

・ロンゴノット→ナイバシャ マタツ60シリング

・ナイバシャ→ナクル マタツ200シリング(記憶が怪しい)

・ナクル→キスム シャトル500シリング(ちょっとぼられたっポイ。400シリングくらいかな、きっと)

借りたのはこんな感じの自転車。これが一番程度が悪かった。ヘッド周りがぐらぐら。変速も怪しい。