日本では家庭に1つは絶対にある、コーヒーを入れるためのプラスティックで逆三角形のこの容器(何て呼んだらいいのでしょう?)。こちらケニアでは見かけたことがありません。先日行われていた、協力隊任地視察の旅でケニアに来た隊員の親御さんにお願いして持ってきてもらいました。コーヒーメーカーはあるのですが、なんとなく1杯だけ入れるときはこちらのほうがおいしい気がします。ゆっくりコーヒーを入れたい時もあるし。
これからケニアに来られる方、ぜひ持ってこられることをお勧めします。
もうすぐワールドカップです。開催の地である南アフリカと同じアフリカ大陸ケニアにいるわけですが、テレビが無いこともありどの程度盛り上がっているはわかりません。
ただ、ケニアは早々に予選で敗退してしまっているので熱狂的に盛り上がっていないことだけは確かです。
そんな中、せっかくアフリカ大陸にいるのだからちょっと気分を盛り上げてみようと似非サッカーファンを気取るため、侍ジャパン買って見ました。
隊員総会でナイロビに来たので、タウンへ両替と友達の買い物についていくがてら、思わず衝動買いです。価格は1,200Ksh、日本円で約1,500円。サッカー好きの友達いわく、日本で正規に買うと大体8000円くらいするらしい。インドやアフリカ途上国では同じ品質のものがこれくらいの値段で売られているそうな。その差額を考えると輸入して、ヤフオクで、、、と考えたくなりますが、同じ考えをする方々が当然いるようで、日本でも結構安く手に入るそうです。
ちなみに、一緒にいった友達は、アルゼンチン、インテル・ミラン、デンマーク代表ユニフォーム買ってました。金額は一律1,200Ksh。
日本カメルーン戦はこのユニフォームを着てスポーツバーに繰り出そう。
4日目は帰るだけ。
朝8時のEasy Coachで帰路に着く。乗客は1/3くらい。
後から自動車隊員に聞いた話だが、このバス、エンジンが前にあったらしい。普通バスはRR。もともとバスとして作られたものではなく、トラックを架装しているのではないかとのこと。内装がボロボロだったのはそのためか。
ナイロビまで行きと同じく7時間以上かかる。次回は飛行機ほぼ決定か。
ナイロビに着いてからが最悪だった。
客待ちをしているタクシーに乗った。最初はKsh400と言っていたが、乗るときにはKsh500になった。まあいいかと思っていたが、道中雨が降ってくると、「帰りが渋滞するからKsh600にしろ」と言い出す。いつも渋滞しているのにな。
運に集中してくれればいいものを、やたらと突っかかったような質問をしてくる。日産の車は最悪だとか、嘘をつくやつは許せないとか(聞き間違いかもしれないが)。
運転も荒い。クラクションを鳴らしていないと気が済まないらしい。車もボロボロのサニー(B12。80年代後半?)。トランクに入れた荷物が取りだす時には水浸しになっている。
行き先もわかっていると言いながらわかっていない。最悪。
ただ普通に送ってくれれば、チップをあげたかったが、頭にきたのでKsh500でサヨウナラ。
Let’s note CF-W5。
電源コードを足に引っ掛け、PCを落下させたら起動しなくなってしまったとのこと。
電源を入れると、
「Windowsエラー回復処理
Windowsを開始できませんでした。最新のハードウェアまたはソフトウエアの変更が原因の可能性があります。
Windowsファイルが壊れているか、正しく構成されていない場合、スタートアップ修復は問題の診断と修復に役立ちます。スタートアップ中に電源中断が起こった場合は、通常起動を選択してください。」
とのメッセージが出て、
「スタートアップ修復の起動(推奨)」
を選択すると、修復できずに再起動してしまう。
「Windowsを通常起動する」
を選択すると、起動画面の途中でブルースクリーン。
何かおかしい。HDDか、何か他のハードウェアトラブルか。
起動しないので、まずはデータの救出を試みる。
USBメモリにSystemRescueCdを入れて、USBから起動する事にする。
1.SystemRescueCdをUSBから起動
起動USBメモリの作り方は詳しくこちらのページに書かれている。その通りにやったら問題なく起動した。
http://www.sysresccd.org/Main_Page
2.Windowsのパーティションをマウント
D2Dリカバリが搭載されているのか、Windowsは/dev/sda2だった。
ntfs-3g /dev/sda2 /mnt/windows
3.データ退避用のUSBポータブルディスクをマウント
USB接続のポータブルHDDを使いデータを退避させることにする。
デバイス名の確認
cat /proc/bus/usb/devices
cat /proc/scsi/scsi
dmesg
ポータブルHDDのマウント
mkdir /mnt/usb
mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/usb
4.データのコピー
とりあえず、ユーザホーム(/Users/hoge)を丸ごとコピーする。
cp -r /mnt/windows/Users/hoge /mnt/usb/
が、「failed Invalid argument」となって、ファイルのコピーに失敗する。また、ファイル名に日本語を使用しているのだが、ことごとく文字化け。
rsyncも試したが駄目。日本語を通すために、sambaでファイル共有をして、他のPCからコピーすることにした。
/etc/samba/smb.confの[public]の書き換えと、useradd、smbpasswd -aでユーザを作成し、
/etc/init.d/samba start
で開始。
当然eth0にはIPを降る。
他のPCからファイルは見えたが、やはりファイルが壊れているのかコピー中にエラーとなる。一括でコピー出来ないので、1ファイルずつコピーした。とりあえずDocumentsの中のデータは一部ファイルを除いて救出出来た。
持ち主にはとりあえずこれでしのいでもらうことに。
profileなど、他にもデータがありそうだったが、ファイル単位のコピーではらちが明かないと思い、ddでパーティションをイメージ化してみようと思う。HDDが怪しかったので、dd_rescueを使用。
5.dd_rescue
ファイルとしてイメージを保存したいので、保存先をマウント
mkdir /mnt/usb
mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/hdd
dd_rescue /dev/sda2 /mnt/hdd/sda2.img -l rescue-img2.log
途中でエラーが出まくり、速度がとても遅くなる。が、約6時間ほどかけて4GBほどバックアップ完了。この辺りから画面に「faile too large」となってしまう。ポータブルディスクがFAT32でフォーマットしてあるため、4GB以上のファイルが作れないらしい。Windows端末でNTFSへ変換して再挑戦。
ntfs-3g /dev/sdc1 /mnt/hdd
dd_rescue /dev/sda2 /mnt/hdd/sda2-2.img -l rescue-img2-2.log
ディスクが大きく損傷しているのか、4GBを超えたあたりからバックアップがとても遅くなる。土曜日の朝から初めて、日曜の夜まで連続で動かしたが、5.2GBであきらめる。
Ctrl+Cで強制終了した。
一応どこまでバックアップがとれたか確認してみる。
mkdir /mnt/sda2
mount -o loop -t ntfs /mnt/hdd/sda2-2.img /mnt/sda2
ls -l /mnt/sda2
ファイル構造は大体取得できている様子。ポータブルディスクにファイルとしてコピーしてみる。
ntfs-3g /dev/sdc2 /mnt/hdd2
cp -r /mnt/sda2 /mnt/hdd2/
ファイルとしては壊れたままなのか、エラーが出まくる。
ポータブルディスクを正常なWindowsマシンへ接続して確認するも、ファイルはほとんどバックアップ出来ていない。
ここであきらめた。
PCを返し、必要なデータがあれば、また抜き出す旨を告げる。
自分のPCで起きたら怖いな。しかし、なかなか時間をとってバックアップするというのは難しい・・・。
隊員のレッツノート CF-W2。
レッツは高いけど、軽量でタフ、バッテリーの持ちもいいということで持っている隊員も多い。仕事でT2を使っていたときがあるが、丸いマウスパットも慣れると使いやすい。ただ、2回HDD交換をした記憶があるので、タフというイメージは残念ながら無い。
さて、このCF-W2、Windows XPが入っていてSP3になっているのだが無線でWEPしか使えない。確かSP2でWPAに対応したはずと思っていたがただSP2にしただけでは使えない場合もあるようだ。
「CF-W2、WPA」で検索し、パナソニックのサイトからintelの最新ドライバをダウンロード&インストール。これでいけると思ったら、プルダウンにはまだWEPしか無い。無線が繋がるPCにICS(インターネット接続共有)を設定して有線でネットに接続し、ドライバの更新をしてみる。ここで再起動を要求され、再起動をしたらWPAが現れた。ひょっとしたら初回のインストール後に再起動をしていれば既に使えていたかも。
ケニアはパソコンの普及がまだまだだが、それが幸いしてかネットは基本的に無線で接続する事が多い。便利だが、無線は問題が起こると原因をつかむのが難しい。
ホテル、ドミトリー共にDHCPだと繋がらない場合があり、固定で割り当てると接続出来たりする。電波は届いているのに全く接続できない場合もある。
時間が解決してしまうのだが、論理的に問題を解明したいな。