任地赴任

昨日ナイロビからバスで任地であるキスムへ移動した。
家が決まっていたので、初日からそこに泊る予定いたが、朝突然水が出なくなったとのことで急遽ゲストハウスに宿泊することに。

夜は大家のフローレンスさんにティラピアをご馳走になった。料理は全面的にお願いしたのだが、マーケットに買い物に行くが今お金の持ち合わせがないから貸してくれないかと言われKsh500貸した。とてもおいしい夕飯になったので帰ってこなくても問題ないが、お金の貸し借りに関する感覚が日本とは違うなということを感じた。

後は時間。何時に夕飯にすると聞かれ、7時と答えたら、これからマーケットへ行くから8時くらいはどお?と言われOKした。これが4時半くらい。そして7時半くらいに行ってみると、コーヒーはどお?と聞かれこれまたご馳走になる。で、それからティラピアが出てくるまでなんと2時間半。食にありつけたのは夜11時半を回っていた。さすがに腹が減ってつらかった。

が、ティラピアのフライ、野菜の炒め物、ブラウン色のウガリ、マンゴー、バナナをミックスしたお手製果物ジュース、ノンアルコールストロベリーワインと豪華な食事となった。

真夜中近くにゲストハウスに戻ったが、それまでの眠気はどこへやら、良く寝られずに朝を迎える。

明日は初出勤。ちょっと緊張するなぁ。

業務日誌~ネットブック

ネットブックで、内蔵の無線アダプタを使用してLANに接続すると、「切断しました。接続先またはパソコンに対象バッファロー製品がない為に 接続できません」と表示され数秒で接続が切れてしまう。

Windows XPの標準機能ではなく、バッファローの接続ソフトウェアで接続しようとしていたのが問題のようだ。バッファロー製ソフトウェアをアップデートすれば解決するのかもしれないが、ケニアでAP側がバッファロー製品ということはまずないだろうから、バッファローソフトをアンインストールした。

結果、何事もなく接続完了。

無線LAN製品は接続を簡単にするために色々なソフトウェアが同梱されているが、かえって問題の原因が増えている気がするな。

USD→KSH

CBAにUSD、KSH口座が出来、生活費も振り込まれたためUSDからKSHへ振替しに行った。
CBAの支店はナイロビ市内とモンバサにしかないので、ナイロビにいる間に振替を行っておかないと何かと面倒。昨日同僚が同支店で振替を行った際、レートが75だと聞いていた。両替商で行うと75.5前後なのでレートも悪くなく、現金を持ち歩くリスクを考えると窓口で振替を行ったほうが安全。
しかし、、窓口でレートを聞いてみると72といわれる。これは窓口で提示されているレートのまま。昨日同僚が75で振り替えたと伝えると、どこで働いているのかと聞かれ、JICAだと答えると電話でどこかへ確認をしてくれた。結果、一言「OK」。すべてが交渉可能と聞くが、これは結構疲れる。USD500を振り替えたので、約KSH37,500。72で替えていると1,700円くらい損してしまったことになる。ただ、振替用紙のどこにも75と書かれていないので、本当にこのレートで振り替えられたのかちょっと不安。
その後、現金でもUSD500下したいと言うと、サインの確認をしているのでちょっと待ってくれと言われる。そんなにかからないと言われたが、40分は待たされた・・・。が、USD500を手に入れることが出来た。
ショッピングセンターの両替商で両替したところ、レートは75.5で、KSH37,750になった。振替を行うよりも約300円ほどお得な計算。手間とリスクを考えると、振替のほうが良いかもしれない。

ケニアに暮らして1カ月ちょっとになり、色々と思うことがある。
一つは聞く人により、答えが違うということ。
今日の銀行でも、ガードマンにUSDからKSHへの振り替えはどの用紙かと聞いたとき、違う用紙を渡された。自分ではないが、高速バスのチケットを取る時もスーパーマーケットにあるカウンターに行くと今日は取り扱っていないと言われたが、本店では何事もなく予約できたりする。往復チケットも買えると言われたり、帰りは帰りのカウンターで買ってくれと言われたり。バスの時刻も場所によって答えが違う。
本屋で地図はあるかと聞いた時も、「家では扱っていないが、Nakumattの2Fの本屋で売っている」と言われて2Fに行ってみると本屋すらなかった・・・。これらは、すべて交渉次第という文化に根付いているような気がしてしょうがない。自分を信じるしかないな、これは。

Web Hosting

ARGWINGSを歩いていて、Web Hostingの看板が目に留まる。
こちらではウェブサイトを使っての広告は、どう見てもはやっていないように思う。どんな人が借りるのだろう。

http://www.tangerine.co.ke/

ウェブサイトを見てみると、ホスティングというよりもISPがメインの様子。
ISPの広告は大変よく見るのだが、肝心のパソコンが売られているのはあまり見ない。まだデスクトップが売られているのを見たことが無いかもしれない。郵便事情を考えると通販で買っているようにも思えないが、みんなどこで買っているの?

Africa Online

今は語学の研修施設に宿泊している。ここには、Africa OnlineというISPを通じてインターネットへ接続している。無線LANがあるので結構便利なのだが、なぜか全く開けないページががある。他のページは問題なく開けるので、帯域の問題ではない。大手サイトなので、サイトが落ちているということも考えにくい。

興味本位でtraceしてみた。

<em>C:\Users\kenji&gt;tracert </em><a href=”http://www.orange.co.ke/”><em>www.orange.co.ke</em></a>

<a href=”http://www.orange.co.ke/”><em>www.orange.co.ke</em></a><em> [212.49.85.171] へのルートをトレースしています
経由するホップ数は最大 30 です:</em>

<em> 1 6 ms 4 ms 3 ms 192.168.0.1
2 * 74 ms 49 ms ge-02-pdsn.nbo.infinet.co.ke [41.207.64.254]
3 142 ms 59 ms 68 ms ge-01-br.nbo.infinet.co.ke [41.207.64.253]
4 218 ms 239 ms 79 ms fe-11-p1.nbo.infinet.co.ke [172.16.0.9]
5 51 ms 157 ms * ge-01-ipe1.nbo.infinet.co.ke [172.16.0.18]
6 86 ms 145 ms 53 ms fe-0.0451-kixp.nbo.infinet.co.ke [172.16.0.50]
7 48 ms 74 ms 48 ms 198.32.143.79
8 64 ms 84 ms 64 ms 10.10.0.8
9 190 ms 108 ms 197 ms 192.168.100.1
10 64 ms 51 ms 49 ms 192.168.10.1
11 * * * 要求がタイムアウトしました。
12 * * * 要求がタイムアウトしました。
13 * * * 要求がタイムアウトしました。
14 * * * 要求がタイムアウトしました。
15 * * * 要求がタイムアウトしました。
16 * * * 要求がタイムアウトしました。
17 * * ^C</em>

あら?おかしくないかプライベートアドレスを経由している。ルーティングの誤り?インターネットの世界ではプライベートアドレスは即破棄されるというのが俺の理解なのだが。

ちなみにこのトレース先のサイトは携帯電話大手のOrange。

このブログサイトまでのトレースは以下の通り。

<em>C:\Users\kenji&gt;tracert kobayashi.geisha-girl.net</em>

<em>kobayashi.geisha-girl.net [203.138.63.34] へのルートをトレースしています
経由するホップ数は最大 30 です:</em>

<em> 1 3 ms 3 ms 3 ms 192.168.0.1
2 276 ms 338 ms 439 ms ge-02-pdsn.nbo.infinet.co.ke [41.207.64.254]
3 539 ms 364 ms 233 ms ge-01-br.nbo.infinet.co.ke [41.207.64.253]
4 390 ms 461 ms 388 ms fe-10-p2.nbo.infinet.co.ke [172.16.0.34]
5 265 ms 96 ms 59 ms ge-00-p1.nbo.infinet.co.ke [172.16.0.26]
6 102 ms 148 ms 93 ms 41.212.36.29.wananchi.com [41.212.36.29]
7 389 ms 435 ms 585 ms G1-0-0-25.cr01.ke-nbi.wananchi.com [41.212.1.133
]
8 425 ms 214 ms 225 ms G0-1-2501.edge2.ke-nbi.wananchi.com [41.212.1.49
]
9 228 ms 235 ms 564 ms if-3-3-1.core4.LDN-London.as6453.net [195.219.19
5.213]
10 327 ms 278 ms 302 ms Vlan1707.icore1.LDN-London.as6453.net [195.219.8
3.45]
11 446 ms 636 ms 506 ms Vlan519.icore1.LDN-London.as6453.net [195.219.83
.22]
12 746 ms 753 ms 639 ms ae-2.r23.londen03.uk.bb.gin.ntt.net [129.250.4.1
33]
13 412 ms 609 ms 442 ms as-4.r20.osakjp01.jp.bb.gin.ntt.net [129.250.5.3
5]
14 466 ms 383 ms 540 ms ae-4.r20.tokyjp01.jp.bb.gin.ntt.net [129.250.4.2
09]
15 455 ms 492 ms 590 ms po-1.a15.tokyjp01.jp.ra.gin.ntt.net [203.105.72.
154]
16 737 ms 579 ms 488 ms 203.105.72.162
17 733 ms 590 ms 645 ms xg3-1-notemachi-core11.sphere.ad.jp [202.239.114
.126]
18 603 ms 613 ms 484 ms g2-2-kcd-arena-gw1.sphere.ad.jp [202.239.113.82]</em>

<em> 19 501 ms 499 ms 488 ms g0-11-kcd-suite-gw3.sphere.ad.jp [203.138.72.114
]
20 494 ms 514 ms 544 ms 210.150.238.2
21 * * * 要求がタイムアウトしました。</em>

こちらも同様に172.16.という怪しいIPを経由しているがちゃんと届いている。

英国からNTTの回線に入っているのかな。

遅延は大きいが、このブログ管理画面のアクセスはとても良好。さすがNTT。

業務日誌~CF-W7

ウイルスに感染したらしいとのことでレッツノートCF-W7が持ち込まれた。最近CF-Wxが多いな。

USBメモリの中にautorunというファイルが出来ていて、いくら削除してもまた出来てしまうということらしい。恐らく本体が感染していて、ウイルス対策ソフト(カスペルスキー)が対処出来ていないということらしい。

確かにautorunを削除してもすぐにまたファイルが出来てしまう。ちなみに、autorun.infをメモ帳で開けてみると、こんな文字列が読み取れた。

shell\open\\\command=PRIDJI///preslaba.exe

USBメモリの中に、PRIDJIというフォルダが存在しているので、その中のpreslaba.exeというプログラムを実行することになっているらしい。ただ、メモリを挿した時にカスペルスキーさんがこの実行ファイルを削除するらしくファイル自体は見当たらなかった。

ファイル名などから検索してみるとどうやらこのウイルスらしい。

http://www.mcafee.com/japan/security/virR2009.asp?v=W32/Rimecud

手動での削除方法が案内されているが、カスペルスキーで完全スキャンをかけたら検出してくれて、駆除も行ってくれた。

レジストリをいじり、ゴミ箱の中などにファイルを隠しているらしい。

後は念のためUSBメモリをフォーマットして、もう一度完全スキャンをして終了。と思いきや、完全スキャンが10時間以上かけても半分終わらず、途中で返却。

感染した時はカスペルスキーが対応していなかったのかな。

プラウザに保存されているパスワードを盗んで、特定のサイトに送信したりするらしい。パスワードを変えた方がいいのかな。

Safaricomのモデム

赴任に備えてインターネット接続を確保するために、SafaricomのモデムをKsh2,000で購入した。ちょっと前までKsh3,999で売られているのを見たのでちょっと得した気分。

サービスプランはすべてプリペイド式のデータ従量制となっている。今のところメインは語学学校の接続があり、ほとんど使う機会はないので、Ksh1,000で300MBのプランにしてみた。

設定はいたって簡単。USBで接続し、モデム内に保存されている接続プログラムをインストール。

あとはプリペイドカードを購入して、そのPIN番号を入力してチャージするだけ。初回のKsh1,000はモデムを購入したSafaricomディーラーで一緒に購入し、その場で店員さんにチャージをしてもらった。

さっそく試しに使用してみた。

接続は問題なく行えたが、速度は体感的に128kbpsくらいか。HSDPAで、3Gエリアなら理論値は3Mくらい出るはずなので、ずいぶん遅い。

他のキャリア、Orange、Zainは同じようなサービスでデータ無制限のプランがあるようだ。モデムが思いのほか安いので、すべてそろえて比較してみようかな。

使っているPCはVAIOのドコモWWAN内蔵モデルなので、ひょっとしたらちょっとした設定でSafaricomのSIMを挿せばそのまま使えるかも。

床屋

YAYA CENTREという外国人向けのショッピングセンターで髪を切ってみた。

カットは現地の方と思われる。

耳まわり、裾などはすべてバリカンでカット。

後はハサミで整えて終了。すきばさみでボリュームを落としてくれという注文だけしてみた。

悪くないかなぁ、と思っていたのだけど、前髪が変だった。

Ksh750なり。

任地訪問4日目

4日目は帰るだけ。

朝8時のEasy Coachで帰路に着く。乗客は1/3くらい。

後から自動車隊員に聞いた話だが、このバス、エンジンが前にあったらしい。普通バスはRR。もともとバスとして作られたものではなく、トラックを架装しているのではないかとのこと。内装がボロボロだったのはそのためか。

ナイロビまで行きと同じく7時間以上かかる。次回は飛行機ほぼ決定か。

ナイロビに着いてからが最悪だった。

客待ちをしているタクシーに乗った。最初はKsh400と言っていたが、乗るときにはKsh500になった。まあいいかと思っていたが、道中雨が降ってくると、「帰りが渋滞するからKsh600にしろ」と言い出す。いつも渋滞しているのにな。

運に集中してくれればいいものを、やたらと突っかかったような質問をしてくる。日産の車は最悪だとか、嘘をつくやつは許せないとか(聞き間違いかもしれないが)。

運転も荒い。クラクションを鳴らしていないと気が済まないらしい。車もボロボロのサニー(B12。80年代後半?)。トランクに入れた荷物が取りだす時には水浸しになっている。

行き先もわかっていると言いながらわかっていない。最悪。

ただ普通に送ってくれれば、チップをあげたかったが、頭にきたのでKsh500でサヨウナラ。

任地訪問3日目

今日も丸一日フリー。

まだ家が決まっていないので買い物もできない。

大変ありがたいことに、専門家の方が家探しをした時に見た物件を紹介してもらった。とても広いがちょっと高い。Ksh35,000~40,000だとか。その脇に小屋があり、そこはどうか?と勧められるがそこはお手伝いさんが使うような家(サーバント・クォーター)なので、やめておいた。

後2週間後に赴任だが、それまでに決まるとは到底思えない。赴任したらまずは家探しからか。

JICAから支給される生活費はCBAという銀行に振り込まれる。なんと素敵なことに、この銀行の支店はナイロビとモンバサにしか無い。US$で振り込まれて、それをKshに変えなくてはならないなど面倒が多いので、レートが悪くなければクレジットカードのキャッシングで生活しようと思う。キスムにもPesa-Pointがあったので、レートを知るためにとりあえずキャッシングをしてみた。VISA、Masterはもちろんのこと、JCBまで使えると書いてあったな。