自転車購入

エコを反映して、日本ではちょっとした自転車ブームだったように思う。自分は1998年にスペシャライズドのマウンテンバイクを買って以来、いつかはスポーツ自転車がもっともっと一般的になると思っていたのでほくそ笑んでいた部類である。

そんなわけで、自転車大好き人間なのでケニアでも自転車に乗りたいとずっと思っていた。しかし、ナイロビでは車と人がが多く、自転車を乗るにはいい環境ではなかった。

キスムは本当の町のど真ん中でもナイロビのように込み入っていないし、町も小さいので自転車があればとても重宝すると思っていた。ケニア赴任後3カ月は乗れないというルールがあって、その期限は4月頭に切れていたのだが引っ越しがあったり、なかなか買いたくなる自転車がなかったこともあり手に入れられないでいた。

で、念願の自転車を購入しました。GIANTの手頃なのでもあれば、とずっと思っていたのだが、そんな選択肢は当然できず、スーパーで売られている何の変哲もない山を走ったら壊れてしまうマウンテンバイクにした。普段の足代わり、町の移動だけと割り切っての購入。タイヤが太いので、ちょっとは悪路でも乗り心地、耐パンク性が高いだろう。

7,290ケニアシリング、日本円にして大体8,800円くらい。

久々に自転車で走る町はとても気持ちがいい。ラウンド・アバウトも簡単だった。

かなりウキウキだったのだが、帰宅して簡単なメンテナンスをしてみるとその気分もすぐに反転。

クランクをBBシャフトに取り付けているねじがなめていて、絞まらない。ブレーキパットの取り付けねじが手で回るほど緩んでいる。別の自転車屋で買ったアーレンキーがとても弱く何本かのねじを回しただけで角が丸まった。

ケニアで質を求めてはいけないのは分かっているが、すべてがひどい出来だ。

自転車はスーパーではケニア産だといっていたが、フレームにはMaid in chinaと書いていある。逆に安心という気もしたが、平気でうそを言うケニア人にまた辟易。

日本にいると、最近は中国製品は安かろう悪かろうというレッテルを払しょくしてきているように思う。が、それはきっと日本企業が中国に出向いて、品質管理に努めているからに違いない。そういったプロセスを経ないで輸出されてしまった物はヒドイ出来になるようだ。

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