外務省のページ「草の根外交官:共生と絆のために~我が国の海外ボランティア事業~」について

外務省が青年海外協力隊について政策ペーパーをまとめたとの事なので見てみた。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/seinen.html#seisaku_p

確かに良く調査されていて、隊員が活動している中で感じる問題点も指摘されている。結果としては、改善を図りながら今後も継続して行いくという事らしい。こういった事業は必要だと思うので、有識者の意見を取り入れてぜひ良い方向に改善していってもらいたい。

一番共感したのは、7ページのこの部分。

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「(重点地域・重点国)―「選択と集中」と中進国化が進む国への対応」

~省略~

途上国が,資金さえあれば雇用できる技術者が国内にいるにもかかわらず,無償ボランティアの提案であるが故に我が国からの役務提供を受けるという問題がある。

海外ボランティア事業が途上国への新たな経験や技能の伝達を伴わない単純な労働代替とならないよう,中進国化が進む国に対しては,今後派遣する海外ボランティアを基礎技術保持者からより高度の技術保持者に移行させるなど,個別具体的な状況に応じて適切な策を講じていく。

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その通り。携帯電話が広く普及して、3GやWiMAXで簡単にインターネットに接続でき、街にはパソコン屋が普通にあるようなところなので資金さえあれば技術者なんていくらでもいる。

ただ、問題の解決は高度技術保持者への移行ではなくて、ボランティアと受け入れ先のマッチングだと思う。今でもいくらでも高度技術保持者のボランティアはいるが、その方々が力を発揮できるところに赴任しているかとなると少ないように思う。そこが問題。

後は仕分けの報告で上げられていた、「調整員」についても政策を聞いてみたい。

事業仕分け第3弾の結果はこちら。合わせて読むと面白い。

http://www.cao.go.jp/sasshin/shiwake3/details/2010-11-17.html#A-20

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