最近2日連続して偶然に「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」が身近で話題になったので、どんな映画だったかを改めて観てみました。1937年に出版された伝記を元に作成された映画だという事を知りました。そして、ナイロビのカレン地区にあるカレン・ブリクセン博物館は原作となっている「アフリカの日々」の作者、アイザック・ディネーセンが実際に住んでいた家なのだそうです。残念ながら行ったことはありませんが、行ったことのある人曰く、「ナイロビで一番いい観光地」だそうなので、機会があれば行ってみたいと思います。
この映画、1985年のアカデミー賞を取っています。他、6部門も占めている事をしりました。時々聞こえてくるスワヒリ語、ンゴング・ヒルやツァボといった地名、ロンゴノット、キリマンジャロといった山々、マサイマラのサファリ、ナクル湖のフラミンゴ(ボゴリア湖かも)などがとても綺麗な映像で収められていてケニアに住んでいるものにとってはうれしくなります。
ただストーリーについては少々残念な印象です。ネタバレですが、コーヒー農園が焼けてしまいます。恋人が飛行機事故で無くなります。そして故郷であるデンマークへ帰り、2度とケニアへは帰ることが無かったと結ばれます。当時のケニアで、女性という弱い立場ながら奮闘し、クラブへ招待されながら帰国してしまったというのがどうにも腑に落ちませんでした。
このOut of Africaに限らず、ケニアをはじめ東アフリカを題材にした映画は結構あります。他の作品も改めて観直すと新たな発見があるのではと思いました。