2010年の4月に今の家に引っ越してきた。その当時、すでにプール用の穴が掘ってあり、大家さんからは「8月(当然2010年)にプールが出来たらちょっと家賃を上げさせてもらうかも」と伝えられていた。それからなーんも作業は進まず、ここ最近の大雨で穴に初めて水が溜まった。ここのアパートはプールはそっちのけでまた増改築中。穴を埋めるにしても土を持って来たり大変なんだろうなと思う今日この頃。
カテゴリー: 青年海外協力隊
シアヤでサッカー大会
DHISトレーニング3日目
トレーニング最終日の金曜日。
主な内容は、入力した保健情報を使用してグラフを出力。その結果から問題点を読み取り、対策を考えプレゼンテーションを行うというもの。
これが初めは全く伝わらなかった。グラフ出力までは各自できるが、問題と対策を考えることができない。必ず内容に入れてくれと伝えて出てきたものがこれ。
「パソコンが無い、またはネットワークが弱いという問題がある。パソコンを援助してほしい。」
参りました。
内容がうまく伝わらなかったようで、再度”入力した保健情報データを分析して問題と対策を考えてください”と伝えたのに、次の人のプレゼンでも全く同じような問題と対策が出た。ここでイライラは最高潮。ばかにされているとしか思えない。わかっている人はポイントがずれている事を認識しているのに指摘せず黙っている。金曜日で早く終えてみんな家に帰りたいという気持ちが伝わってくる。
負けずに”保健データ”から、と伝えて、やっとそれなりのものが出てきたが、医者の数が足りないとか、薬が足りないなどという対策になってしまい、自分たちでできる対策を考えらない。
データのグラフ化についても、HIVに関するカウンセリングを受けた数、HIVテストを受けた数、HIV+の数に関する分析を行うに当たって、「カウンセリングを受けた数∋HIVテスト数∋HIV+数」となるデータを円グラフにしてしまいます・・・。何も読み取れません。
今回改めて、ただ毎日外来患者のデータを収集しているけれども全くそれを分析したことが無いという事が判明。道のりは遠いです。
専門家のSさん、ご苦労様でした。
DHIS2トレーニング
JICA主催のDHIS2という保健情報レポートシステムの使い方をトレーニングする3日間の催しにパソコン周りのヘルプとして出させていただいている。今日はその2日目が終了。
出席者はシアヤ、キスムウエスト、ウゲニャ、ゲムの県保健事務所で保健情報に携わる方々約30名。トレーナーは、以前、同様のトレーニングを中央の保健省から受けたことがある県保険事務所の保健情報官。
トレーニングを受けたことのある情報官が職場で指導すれば良いと思うのだが、そういった文化は無いらしい。そこで、JICAが保健情報管理能力の強化としてスポンサーになりトレーニングを開催したという構図。
そこで問題が続出。
まずは参加者用のパソコン。
会場であるトンボーヤ・レイバー・カレッジにお願いしていた参加者用のパソコンが当日用意できていない。朝いったらパソコンを搬入し設置を始めたところだった。お昼を過ぎても全数の準備は出来ていない。そして、用意されたパソコンも相当に年代物。OSはXPSP2がほとんど。ライセンスはコピー品。入っているアプリケーションはまちまち。ウイルスに感染しているものがほとんどという始末。お願いしていたGoogle Chromeは当然入っていない。入れてみたらスペックが低すぎてまともに動かない。初日、2日目をかけてSP2からSP3へアップデート、クリーンブート設定、IE8インストール不要アプリ削除などでごまかしながら使ってもらった。
そしてネットワーク。
会場にお願いしたパソコンが26台で、当然それに見合ったネットワークがあるものと思いきや、インターネット回線は256kbpsとのこと。当然使い物にならない。これは当初持ち込みのラップトップ様にと考えていた、携帯モデムの3G回線をWindowsでICS設定したものをすべてのパソコンへ使うことにして回避。2日目には一番信頼性のあるSafaricomがとても不安定になるという事象があったが、Orange回線とネットワークを2つにわけることで対応。
参加者の態度。
ネットワークが繋がらないと言って遠くから呼ばれて行ってみるとただケーブルが刺さっていないだけ。電源ケーブルも同様。
確認もしないで人を横柄な態度で呼びつけ、直っても「Thank you」の一言もない。
インターネットはこのDHIS以外には使わないでと散々言っているにもかかわらず、平気でメールチェックをしたり、Facebookをしたりする人々。見えそうな時には隠そうとするのはまだかわいいもので、当然の態度で見ているものも。注意すると、わけのわからない言い訳を始める。またはニヤニヤ笑ってごまかす。「Sorry」などとはまったく言う気が無い。言い訳は聞くのも嫌になる。
以上が私の担当分野での出来事。
パソコン以外での問題というと、
職位によって手当てが異なるが、平気でウソをついて上位の職位を申告してくる参加者。
時間厳守といったにもかかわらず当然のように遅刻してくる参加者。理由を聞くと、15分前に来たがラップトップの電源を取りに帰ったとか、もっともらしいウソを平気で付く。一切悪びれるそぶり無。遅刻したものは手当てを引くというと大ブーイング。なぜ時間についてうるさく言うかというと、交通事情の悪いところから来てもらっているため、宿泊分の手当てを支給しているのだが、お金を浮かせるためにキスムには泊まらず遠い自宅から通っているという現実。
人が話している時も、平気で新聞を広げて読んでいる。
分からないことがあっても、ぼぉーっとして質問すらしない。
学んだことを活用してデータ入力から分析、判明した問題に対する対策をプレゼンテーションしてもらおうとすると、適当に笑いをとり、スワヒリ語でごまかして終わりにする。
当然一部の参加者は真剣に取り組んでいます。しかし、ほとんどの参加者の目的は知識の習得ではなく手当てが目当てと言って間違い無いです。こんなトレーニング必要なんでしょうか。
こんな方々を好きになれますか?
つい最近、国際協力レポーターの方々が口々に「ケニアが好きになりました」というのを聞いた後だけに、自分が抱いている思いとのギャップに戸惑う。
国際協力レポーター
S30フェアレディーZ
レストランでのサービス
ナイロビ方面から同期のボランティアが来たため、グリーンガーデンレストランで食事をした。ここ、味はばらつきがあるがまずますおいしい。ただ、毎回行ってとても残念に思うのはそのサービス。
オーダーが遅い、出てくるのも遅い、頼んだものがちゃんと出てこない、出すのは遅いのに食べている途中の皿をいつも下げたがる、ウェイトレス/ウェイターの愛想が無い、最後には会計も間違えている。
いつも食べに行くとそういう嫌な思いをするのだが、ここのレストラン、いつもそれなりに人が入っている。メイン料理の値段は、チップスやマッシュドポテトといった主食が付いて500円から600円。飲み物を1品頼んで大体750円/人位。地元料理の店に比べれば高いが、内容からすると悪くない。ただ、もう少しサービスがどうにかなれば。
食べている途中の皿を下げたがるのはこの店特有のものではなくて、ホテルでもそういうことをされた経験が何度もある。これはケニア共通のサービスなんでしょうか?
ODA民間モニタ
国際協力レポーターという制度で、日本から20名ほどの民間の方がキスム周辺のODAの現場を視察しにくるようだ。自分の活動場へは来ないが、2晩の会食に参加する予定。
現場としては、JICAプロジェクトが入っているシアヤやキスム・ウエストの県病院。ODAで建てられたソンドゥ・ミリウ水力発電所などを視察するとの事。そして、協力隊員の家に泊まる方々もいらっしゃるそうな。
この国際協力レポーターという制度は平成20年度まで外務省がODA民間モニターとして行っていたが、現在は名前を変えJICAが行っている様子。ODAのような事業には監視の仕組みが必要なのはわかるのだが、民間から募集しているとはいうものの自己監査なのでは?と思ってしまった。
その辺、会食時に話を聞いてみたいと思う。
しかし、なんでコストのかかっている方々の家でなく、協力隊員の家なんだろうな。
大雨
州庁舎へネットワークラックが
朝職場へ行くと、入り口で荷物の積み下ろしをしている通行人のことを考えずに車を止め作業しているのはいつものことなのだが、その積み下ろしをしている荷物が気になった。どうやらネットワークラックである様子。オフィスがあるフロアはちゃんとネットワーク配線がされ、壁に設けられたポートからネットワークラックまでUTPで繋がっている。
州機能をこのビルへ集中させる準備がゆっくりとではあるが進んでいる様子。
エレベーターの工事は今年初めから行っているようだがまだ終わらない。そして、水も出る気配はないがゆっくりと、ゆっくりと物事は進んでいるようである。
しかし、去年の憲法改正で、州機能はカウンティ―というもっと小な単位に分割されるんじゃなかったんだっけ?