気付いたら傷ついていたフロントバンパー。左下が凹み、こすった跡が何か所かあります。これ、ほとんどがAnyca(エニカ)貸し出しでできたものなのですが、どのタイミングか不明なため持ち出しでの修理です。リアバンパーでも交換で5万ほどした
ので、フロントバンパーはもっとするのでしょう。
交換するほどでもないので、DIYで補修してみることにしました。
■情報収集
ソフト99が提供しているこちらのサイトを参考にしました。
■補修部品
補修に用いたペイント類もほぼすべてソフト99で揃えました。ボディーカラーはカタログに無いので、ソフト99オンラインショップにてMyボデーペンで特注色として注文しました。1本2160円です。
他にも塗装となるとした工程も含めて多くの部品が必要です。
- 耐水ペーパー
- コンパウンド
- シリコンオフ
- バンパーパテ(ねんど)
- バンパーパテ(チューブ)
- バンパープライマー
- プラサフ
- ボディーペン
- クリア
これだけ揃えて、仕上がりは今一つとなっては、バンパー交換したほうが良かったとなってしまうでしょう。なので、みなさんDIYでやろうと思っても結局は修理工場へ預けるのでしょうね。
■修理作業
基本的にはソフト99で紹介されている作業を踏襲です。
違う手順を取ったのは、使用する耐水ペーパーやコンパウンドの番数を1段か2段細かいものを使用したことです。ボディーカラーが濃い色の場合、線傷がめだつので、誤って線傷をつけてしまうと消すのに苦労するためです。過去に、1000番の耐水ペーパーでタッチアップした部分を研磨したところ、研磨傷を消すのにとても苦労しました。
また、重ね塗りの場合の乾燥時間は15分とか10分と解説されていますが、日没までに終わら無そうだったこともあり、5分程度乾燥させて行っています。乾燥時間が短いことによる垂れなどのトラブルは特にありませんでした。
塗装に際しては、マスキングや塗装時の作業性を考えてバンパーを取り外しています。取り外しは慣れてしまえば、クリップと10㎜のボルトで止まっているだけなのでとても簡単です。
■感想
ほぼ思った通りに補修できました。
この手の補修作業は、かけた時間分だけ仕上がりが違ってくるように思います。時間のある時に落ち着いて作業すると仕上がりも違ってくるでしょう。とはいえ、子供がいるとなかなか時間を作るのは難しいですね。塗装部品を購入したのは2018年8月でした。購入してから5か月ほど寝かせてしまったことになります。今回、ボディー色は4度、クリアーは3度重ね塗りを行いましたが、深みを出すのであればあと1、2回は重ね塗りをするとよかった気がします。
作業自体は難しいものではありません。プラモデルとか、木工とかでスプレーペイントをしたことがある人であれば戸惑うことは少ないでしょう。ただ、仕上げは新車塗装と同じとは到底いきません。この辺りは割り切りが必要で、目立ちにくい箇所であったり、年式が古く修理工場へ任せてまで塗装してきれいにしなくてもよいといったりした場合にやってみるのが良いと思います。その結果次第で、他の箇所も挑戦してみたらよいかと。経験積むとうまくなりますし、いきなり目立つ場所を治すのはやめたほうが良いでしょう。
一番気を付ける必要があるのは、元のボディー塗装と補修塗装との境界をどこに持っていくかです。うまい具合にプレスや形状が折れているような箇所があればいいのですが、無いからといって全部塗るわけにはいきません。今回はバンパー下部で目立たないのでバンパー下部10㎝程だけ塗って、元からの塗装とはボディーペンを軽くふいてごまかしました。が、それなりに違いは判ります。
作業はとても時間がかかります。乾燥時間を考えると1日では無理です。特に、ねんどパテは乾燥に1日を要します。
塗装後のコンパウンドによる磨きで印象が変わってくるかもしれません。完全に乾燥させるには1週間ほど置いたほうが良いとのことなので、また時間を見つけて行ってみたいと思います。