カーセンサーをAPIで楽しむ

カーセンサーAPI

中古車を探すのは一つの楽しみでもありますが、ブラウザで見ていると比較や平均価格なんかのデータを取るのがとても大変と常日頃感じていました。

そんな時にはカーセンサーのAPIがおすすめです。ブランド(メーカ)やモデルで検索し、結果をxmlやjsonといったフォーマットで受け取れます。

リファレンスを見れば特に難しいことはありません。試しに最近気になる4座のオープンカー、「ザ・ビートル・カブリオレ」を検索してみました。検索クエリはこんな感じです。”XXXX….“には各自で取得するAPIキーを入れてください。

http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1/?key=XXXXXXXXXXXXXXXX&brand=VW&model=ザ・ビートル・カブリオレ&body=O

スクリプトにして、必要なカラムだけ取り出せば、簡単に平均価格なんかのデータが作れそうです。

検索スクリプト

URLに日本語が含まれる場合もあるし、パラメータが複数になるので編集しやすいように次のような記載にしてみます。

curl ‘http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1’ \
–verbose \
–get \
–data ‘key=XXXXXXXXXXXXXXXX‘ \
–data ‘brand=VW’ \
–data ‘count=100’ \
–data-urlencode ‘model=ザ・ビートル・カブリオレ’ \
–data ‘format=json’

jqというコマンドラインからJSONを成型できるツールを通してみると視認性の良い形式で出力できます。

curl ‘http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1’ \
–verbose \
–get \
–data ‘key=XXXXXXXXXXXXXXXX‘ \
–data ‘brand=VW’ \
–data ‘count=100’ \
–data-urlencode ‘model=ザ・ビートル・カブリオレ’ \
–data ‘format=json’ \ | jq .

欲しいデータだけにしてみます。

curl ‘http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1’ \
–verbose \
–get \
–data ‘key=XXXXXXXXXXXXXXXX‘ \
–data ‘brand=VW’ \
–data-urlencode ‘model=ザ・ビートル・カブリオレ’ \
–data ‘count=100’ \
–data ‘format=json’ \
| jq ‘.results.usedcar[] | [.id, .model, .year, .price, .odd, .color] ‘

CSVで出力してみます。

curl ‘http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1’ \
–get \
–data ‘key=XXXXXXXXXXXXXXXX‘ \
–data ‘brand=VW’ \
–data-urlencode ‘model=ザ・ビートル・カブリオレ’ \
–data ‘count=100’ \
–data ‘format=json’ \
| jq -r ‘.results.usedcar[] | [.id, .model, .year, .price, .odd, .color] | @csv’

こんな結果になりました。

“CU8205407398″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2016″,2988000,”0.2万km”,”ピュアホワイト”
“CU8499500192″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2016″,2830000,”0.8万km”,”レッド”
“CU8422746592″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2015″,2928000,”2.5万km”,”オレンジオレンジ”
“CU8058113372″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2015″,2680000,”3.5万km”,”ホワイト”
“CU5881547908″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2015″,2560000,”4.1万km”,”ホワイト”
“CU7870351907″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2014″,2498000,”3.5万km”,”キャンディホワイト”
“CU8285470774″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2013″,2798000,”1.0万km”,”ディープブラックパールエフェクト”
“CU4355104794″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2013″,2890000,”1.1万km”,”ホワイト”
“CU7028922887″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2013″,2480000,”1.7万km”,”レッド”
“CU8475523813″,”ザ・ビートル・カブリオレ”,”2013″,2680000,”2.5万km”,”デニムブルー”

これをエクセルで読み込めば色々加工して使えそうです。
ちなみに、物件は12件で、平均価格は267.5万円、距離平均2.4万キロでした。デニムブルーがおしゃれ!

2018年8月10日追記
結局こんな形になりました。
現在所有の2015年型ノア、2.0 Gグレードのみを出力する検索クエリです。これもcurlでリクエストすると、CSVにファイル保存してくれます。containsとnotで4WD車を除いています。

curl ‘http://webservice.recruit.co.jp/carsensor/usedcar/v1’ \
–get \
–data ‘key=XXXXXXXXXXXXXXXX‘ \
–data ‘brand=TO’ \
–data-urlencode ‘model=ノア’ \
–data ‘count=100’ \
–data ‘format=json’ \
–data ‘year_old=2015’ \
–data ‘year_new=2015’ \
–data-urlencode ‘keyword=2.0 G’ \
| jq -r ‘.results.usedcar[]
| select ( .grade | contains(“4WD”) | not )
| [.id, .model, .year, .price, .odd, .color, .grade]
| @csv’ > noah-`date “+%Y%m%d”`.csv

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