昔はファンベルト、現代の車ではベルトでラジエターファンを回していることは無いでしょうから、エンジン補器類ベルトというのが正しいのでしょうか。因みに、英語ではserpentine beltといいます。serpentineとはヘビ状の、とかくねくね曲がったという意味です。的確ですね。
補器類ベルトは補機類が着々と電動化しているので、ゆくゆくはオルタネーターを回すだけになるのかもしれません。いや、オルタネーター自体も48Vハイブリッドなんかになるとなくなるようです。
ZRR80Gの補器類ベルト
ZRR80Gノアでは、電動パワステ化されているので、補機ベルトが回しているのはオルタネーターとエアコンコンプレッサーです。ベルトは1本。交換は昔のように調整ボルトを回してベルトを緩め、、などとはやらなくてよく、レンチでぐいっとテンショナーを回せばベルトを緩めることができます。簡単です。エンジンルームにも比較的余裕があるので、周辺の部品を外す必要もありません。
というのは、大体わかっていましたが、よく確かめずにベルトが安いので買ってしまい、交換しました。X3で定期的に見てはいたものの、予兆なく切れた経験から、こんなに安いのなら確認などせずに定期的(7万kmくらい?)に交換した方が良いと思った次第です。テンショナーとプーリーは音が出ていなかったので交換していません。
補機ベルト(V-リブベルト)
部品番号 90916-02716(6PK1228)
トヨタ純正とのことですが、MITSUBOSHI製です。純正装着もMITSUBOSHIでした。
購入はAmazonで、1,400円でした。今回知ったのですが、モノタロウは純正部品の検索がとても楽です。モノタロウをパーツリスト代わりに使って、部品番号で色々なサイトを検索というのが良い気がします。
必要な工具
14㎜レンチ
片手でレンチを使用してテンショナーをずらしてベルトを緩めて、もう片方の手でベルトを装着するので長いのがお勧めです。
ベルト取り外し
この赤丸のボルトを手前(車体前方)に回すと、テンショナーが緩みます。なんで昔からこういう作りじゃなかったのでしょうか。昔は、長い調整ボルトを回して緩めてました。
新旧比較
3年、6万km走行した取り外したベルトと新品を比較してみます。まだまだ使える気がします。
装着時は、片手でレンチ、片手でベルト装着となるのでちょっとコツが必要かもしれません。
作業時間はなれれば15分ほどでしょうか。交換後エンジン始動。異音もなく、問題無しでした。
ディーラーだと・・
ディーラーではベルト交換と合わせて、プーリーとテンショナーの交換も奨められそうな気がします。そうすると部品工賃合わせて結構行きそう。プーリーは悪くなると音でわかるので、予防交換せず壊れてから交換が私の主義です。