Zainのインターネットアクセス

Kenyaには4つの携帯電話会社があるらしい。最大手と思われるSafaricomほか、Zain、Orange、Yu。

Safaricomのインターネット接続では無制限プランが無い。つい最近までKsh1,000で7日間無制限というプランがあったようだが、今週頭に受付を停止した模様。ZainとOrangeは無制限プラン用意されている。試しにZainがどんなもんだか使ってみることにした。

http://www.ke.zain.com/

モデム自体は日本で言うイーモバイルのようなUSB接続のもの。デバイスマネージャから、製品はHUAWEIのE1550というものらしい。Windows Vista 64bit日本語で問題なく認識し、接続ソフトのインストールも完了。接続ソフトはSafaricomと同じで色合いだけ異なる。サービスの申し込みもほとんど同じで、テレフォンカードのようなものでプリペイドのAir-Time(電話料金)を購入し、PIN番号でモデムへチャージする。

チャージしたAir-Timeに合わせて接続サービスプランを申し込む。プリペイドの無制限プランはKsh3,250/30日。ちなみに、モデム自体はKsh2,010。

で、肝心の速度なのだが、これがたまらなく遅い。土曜の夕暮れ時に試した時は平均して20kbpsくらい。アナログダイアルアップよりも遅いぞ・・・。

これだと、いくら無制限プランと言われても、30日間繋げっぱなしで1GBくらいしか行かないんじゃないか?

ちなみに、Safaricomはそれなりに快適な速度が出て、深夜だと1Mbpsを超えたというやつもいた。料金は1GBでKsh2,500。こっちの方が安かったりして。

金曜の昼下がり

金曜の午後。

ここ何日か天気の悪い日が続いていて、もう雨季に突入かと思われていたが、今日は暑い日差しが出ている。昼にウガリとニャマ(肉)を食べたこともあり、とても眠い。

今のところ、何か頼まれてちょっと用事をこなすぐらいで特に計画的に何かやっているわけではない。が、3月の終わりにMSオフィスの研修を行うそうで、それのアシスタントを遣りそうな気配。

OfficeはWord以外、得意じゃないんだよな。

前もAccessにExcelデータをインポートしたいんだけどエラーが出るといわれ、結局原因はわからなかった。データ型のエラーっぽかったけど。200列近いデータだったのであきらめた。

ITっていうと日本では開発系、ネットワーク系、サーバ管理系、コンサル系などとても細分化されているがこちらではそうは行かないみたい。うーん、あまり良いスタートとは言えないな。

引っ越しか

部屋のセキュリテチェックが入った。チェックリストに沿ってチェックしていくと、×がいくつも並んでいく。

  • ベランダに出るドアに鍵がない。
  • 金属製のドアが無い。
  • 内側からかける鍵が足りない。
  • グリルが弱い、または不十分。
  • ベットルームに鍵がかけられない。
  • 夜の警備が無い。
  • 地域的にスラムに近い。
  • 最近近所で睡眠薬を飲まされて物を取られる強盗があったらしい。

と、散々の結果に。同じチェックリストを基に契約をしているはずなのになんでこんな結果になるのか。別の場所で良い部件があり、おそらくそこに移動することになりそう。そこは今のところと比べると、家具も付いていて即住むことが出来そう。今はクローゼットもチェストもないので一時的に服は床に置いてしまっている。大家は完全な別の家に住んでいるのでプライバシーも保たれるし。今のところは1階に大家なので困ると相談できるが、プライバシーの点からすると今一つ。

移動するまでの間、大家さんととても気まずい関係になりそう。
また、すでに冷蔵庫を買ってしまったのだが移動先は家具付きで冷蔵庫もある。誰か買ってくれないかな。

DLC XP Media Center

同僚が「Windowsの新しいバージョンを手に入れた。コピーだけどね」と言ってきた。聞いてみるとWindows DLC XP Media Centreというバージョンらしい。ググってみると、非常に手の込んだWindowsライクなOS見たい。

Microsoftの製品ではないということを知っていることを祈ろう。

ここの2階の右半分に住むことになった。場所的には繁華街からちょっと離れた場所になる。繁華街まで歩いて20分くらいか。近くに目印になるようなものが無いので、3輪タクシー(トゥクトゥク)に乗った時に説明が面倒臭い。場所がはじめに伝えられないこともあり、毎回ぼられているような気がする。家具はベットと小さなガラステーブルと、キャンプに使うような椅子が2脚だけ。クローゼットが無いので服は今のところ床に積み。協力隊らしくはないが、ちょっとおしゃれにインテリアをそろえたいな。

蚊帳を張る

蚊帳を張る

キスムはナイロビに比べ標高が低く、暑くなることもありマラリアの危険性が高い。
今週からマラリア予防薬メフロキン(Mephaquin)を飲んでいるが、まずは蚊から身を守るために蚊帳を張ってみた。

ちなみにこの蚊帳、二本松研修所でSUMITOMO CHEMICAL様から頂いたOlyset Netを日本から持ってきたもの。蚊帳は現地で購入すれば立替払いで請求が出来るし、それほど高いものではない(安いものだとKsh400くらい?)ので現地調達で問題なかったと後悔。かさ張るところをわざわざ持ってきたので存分に活用したいと思う。

ベットは日本で言うダブルサイズだが、蚊帳は180cm×190cmだったので問題なく張ることが出来た。天井にねじ式フックを付けたが、これくらいは許してもらえるだろう。
蚊のあの羽音から逃れられ、熟睡もできて快適だ。

初出勤

期待と不安を胸に初出勤。

プロジェクトに入っている日本人専門家の部屋へ寄ってみるが誰もいない。

職場であると伝えられていた6Fへ上って声をかけると、直接のカウンターパートとなるマシューとエスタさんという女性であった。しかし、今週はミーティングでみんな出払っているとのことで、とくに仕事に関する話もなくまた明日と言われてしまったあ。ま、この辺は英語なので聞き違いがあると思うが、まあそんなに違わない内容だと思う。で、さすがに5分で帰るのも何かと思い、ネットを使わせてもらってノートのバッテリーが切れるまでなんとなく居てみた。

が、途中でマシューは居なくなり、エスタだけに。みんな忙しいらしい。

なので10時には解放されてしまった。

街で両替のレートを確認するが、ナイロビに比べると良くない。ナイロビで月曜日に76だったのが、こちらでは74.4だった。月曜日に両替が間に合わなかったのが痛いな。しばらくはシリングがあるのでそれでしのいでみようと思う。

お昼に家に戻ったら、急に動きたくなくなってしまった。暑さのせいかもしれない。

少し休憩のつもりが、結局はJOCVで同じキスムに赴任したMKから買い物の誘いがあるまでごろついてしまった。

足は3輪タクシーのトゥクトゥクくらいしかないので、大きなものの買い物は無理。

冷蔵庫、電子レンジは後回しにすることに。

MKに連れられて東アフリカ第2の大きさのオープンマーケットというキブエマーケットへ。確かにでかい。が、あまりお店が出ていない様子。聞いてみると日曜日にはすごいにぎわうらしい。ちなみに第1のオープンマーケットはナイロビでもモンバサでもないケニアの東の方にあるらしい。本当か?

どこからどこまでがマーケットか良く分からないが適当にぶらつく。

シーツ、ブランケット、枕、バスタオル&ハンドタオルを購入。シーツとブランケットでKsh800、枕2つでKsh350、、バスタオル&ハンドタオルでKsh400全く安くない。が、あまり交渉を長くするのもめんどいので購入。

後はNakumattで食器類や調味料を購入。Nakumattでは支払いをクレジットカードにして現金をセーブ。

夜はMK宅で簡単にパスタを作る。

帰りは遅くなってしまったのでトゥクトゥクを呼んで帰る。

買い物くらいしかしていないのに、妙に疲れた1日だった。

そして、当然まだ水は回復していない。

任地赴任

昨日ナイロビからバスで任地であるキスムへ移動した。
家が決まっていたので、初日からそこに泊る予定いたが、朝突然水が出なくなったとのことで急遽ゲストハウスに宿泊することに。

夜は大家のフローレンスさんにティラピアをご馳走になった。料理は全面的にお願いしたのだが、マーケットに買い物に行くが今お金の持ち合わせがないから貸してくれないかと言われKsh500貸した。とてもおいしい夕飯になったので帰ってこなくても問題ないが、お金の貸し借りに関する感覚が日本とは違うなということを感じた。

後は時間。何時に夕飯にすると聞かれ、7時と答えたら、これからマーケットへ行くから8時くらいはどお?と言われOKした。これが4時半くらい。そして7時半くらいに行ってみると、コーヒーはどお?と聞かれこれまたご馳走になる。で、それからティラピアが出てくるまでなんと2時間半。食にありつけたのは夜11時半を回っていた。さすがに腹が減ってつらかった。

が、ティラピアのフライ、野菜の炒め物、ブラウン色のウガリ、マンゴー、バナナをミックスしたお手製果物ジュース、ノンアルコールストロベリーワインと豪華な食事となった。

真夜中近くにゲストハウスに戻ったが、それまでの眠気はどこへやら、良く寝られずに朝を迎える。

明日は初出勤。ちょっと緊張するなぁ。

業務日誌~ネットブック

ネットブックで、内蔵の無線アダプタを使用してLANに接続すると、「切断しました。接続先またはパソコンに対象バッファロー製品がない為に 接続できません」と表示され数秒で接続が切れてしまう。

Windows XPの標準機能ではなく、バッファローの接続ソフトウェアで接続しようとしていたのが問題のようだ。バッファロー製ソフトウェアをアップデートすれば解決するのかもしれないが、ケニアでAP側がバッファロー製品ということはまずないだろうから、バッファローソフトをアンインストールした。

結果、何事もなく接続完了。

無線LAN製品は接続を簡単にするために色々なソフトウェアが同梱されているが、かえって問題の原因が増えている気がするな。

USD→KSH

CBAにUSD、KSH口座が出来、生活費も振り込まれたためUSDからKSHへ振替しに行った。
CBAの支店はナイロビ市内とモンバサにしかないので、ナイロビにいる間に振替を行っておかないと何かと面倒。昨日同僚が同支店で振替を行った際、レートが75だと聞いていた。両替商で行うと75.5前後なのでレートも悪くなく、現金を持ち歩くリスクを考えると窓口で振替を行ったほうが安全。
しかし、、窓口でレートを聞いてみると72といわれる。これは窓口で提示されているレートのまま。昨日同僚が75で振り替えたと伝えると、どこで働いているのかと聞かれ、JICAだと答えると電話でどこかへ確認をしてくれた。結果、一言「OK」。すべてが交渉可能と聞くが、これは結構疲れる。USD500を振り替えたので、約KSH37,500。72で替えていると1,700円くらい損してしまったことになる。ただ、振替用紙のどこにも75と書かれていないので、本当にこのレートで振り替えられたのかちょっと不安。
その後、現金でもUSD500下したいと言うと、サインの確認をしているのでちょっと待ってくれと言われる。そんなにかからないと言われたが、40分は待たされた・・・。が、USD500を手に入れることが出来た。
ショッピングセンターの両替商で両替したところ、レートは75.5で、KSH37,750になった。振替を行うよりも約300円ほどお得な計算。手間とリスクを考えると、振替のほうが良いかもしれない。

ケニアに暮らして1カ月ちょっとになり、色々と思うことがある。
一つは聞く人により、答えが違うということ。
今日の銀行でも、ガードマンにUSDからKSHへの振り替えはどの用紙かと聞いたとき、違う用紙を渡された。自分ではないが、高速バスのチケットを取る時もスーパーマーケットにあるカウンターに行くと今日は取り扱っていないと言われたが、本店では何事もなく予約できたりする。往復チケットも買えると言われたり、帰りは帰りのカウンターで買ってくれと言われたり。バスの時刻も場所によって答えが違う。
本屋で地図はあるかと聞いた時も、「家では扱っていないが、Nakumattの2Fの本屋で売っている」と言われて2Fに行ってみると本屋すらなかった・・・。これらは、すべて交渉次第という文化に根付いているような気がしてしょうがない。自分を信じるしかないな、これは。