クーラントは交換する予定はなかったのですが、ラジエターアッパーホースを交換し、かなりなクーラントが漏れてしまったのですべて抜いて新しいクーラントを入れることにしました。
BMW純正のクーラントはお高いので、トヨタ用の赤に。日本車のクーラントはかなり甘い匂いがきつくて嫌な反面、漏れていると臭いですぐにわかるという利点もあります。ただ、トヨタ用をBMWで使用して良いかは知りません。大丈夫でしょう、きっとただの不凍液に色や香りをつけているだけだと思ますので。
さて、この車、クーラントを抜くドレーンが見当たりません。調べてみると、どうもラジエーターのロワーホースを外してクーラントを抜くようです。なんと。。
そして、E83ではあったエア抜き用のブリーダープラグもありません。調べていると、なんと特別な操作をすると電動ポンプがエア抜きを自動で行ってくれるそうです!
手順は次の通りです。
- エキスパンションタンクのキャップを外し、クーラントを規定量注入します。
- エキスパンションタンクのキャップはもとに戻します。
- ブレーキを踏まずにエンジンボタンでスイッチOn(エンジンはかけない)。
- ライトをロービームで点灯します(自動でスイッチがOffにならないように)。
- ヒーター設定温度を最高(この車の場合は28℃でした)、風量を最も弱くしてエアコンを入れます。
- アクセルペダルを床まで10秒間踏みっぱなしにします。
- すると電動ポンプが動き出し、エア抜きが始まる。エア抜きの時間は約12分。エア抜きが終わると電動ポンプは勝手に止まります。
開けちゃだめと書いてありましたが、エア抜き中にエキスパンションタンクのキャップを外したところ、エキスパンションタンクにつながったホースからクーラントがタンク側に流れていました。賢いですね。
エンジンを始動せずにライトとエアコン、電動ポンプを動かすのでバッテリーが弱っていないときに行うのが良さそうです。
PDFにはN55とN52Tとなっているので、x28i(6気筒モデル)とx35iのやり方のようです。多数派のx20dがどうかはわかりません(どなたか試した方が入れば教えてください)。