ブレーキディスクの摩耗していない外周部分とパッドが当たる部分の段差がかなりあるように感じ、ディスクが摩耗しているのではないかと感じたことと、カックンブレーキがどうにかならないものかと考えてディスクとパッドをセットで交換しました。
工具
必要な工具はざっとこんな感じ
- T40トルクスレンチ(ハブにディスクを固定しているボルト取り外し用)
- 7㎜六角レンチ(キャリパーのスライドピン取り外し用)
- 多分19㎜(キャリパー取り付けブラケット取り外し用)
- プラスティックハンマー(ディスクがハブに固着している場合に叩き落します)
- 17㎜レンチ(ホイールナット用)
- プライヤー(パッド脱落防止の針金外し)
- キャリパー戻しツール(自分の場合はウォーターポンププライヤーで代用)
- フロアジャッキ
- 鳴き防止グリス(今回使用したディクセルのパッドには付属していました)
- キャリパーをきれいにする金属ブラシ
- パーツクリーナー
購入したパーツ
パーツはすべてYahoo!ショッピングを利用しました。ダストが気になるわけではないので、初期制動が緩やかなものを探したのですがネットでは見つけられず、過去にNBロードスターに取り付けて感触が良かったディクセル製にしたかったのですが、欠品にてbreniというメーカーのものになりました。パッドとメーカーがそろいませんでしたが、ま大丈夫でしょう。
フロントブレーキディスク
ブレーキパッド(ディクセルPremium)
交換作業
作業自体はこんな感じです。
ジャッキアップ
キャリパー取り外し
- パッドの脱落を防止している(?)針金を取ります。プライヤーで簡単に取れます。取り付け間違いがないように、取り外し時に写真を撮っておくことをお勧めします。
- キャリパー裏側にある黒いプラスチックの蓋を取り外し、7㎜の六角レンチでスライドピンを2か所抜き取ります
- キャリパーを固定しているブラケットを取り外します。このボルトはねじ止め材が塗布されているのか、とても抜きずらかったです。
- T40トルクス取り外し、ディスク取り外し
キャリパー取り付け
基本的には取り外しの逆の作業です。キャリパーの洗浄とパッド取り付け時の鳴き止めグリスを塗布するところくらいでしょうか、違うところは。
- 新品ディスク取り付け、T40トルクス締め
- ブラケット取り付け
- キャリパーをピストンをウォーターポンププライヤーで戻す。この時、ピストンブーツを破かないように注意することと、戻したときにブレーキフルードがリザーブタンクから漏れないように量を確認すること
- 新品パッド取り付け
- キャリパー取り付け
- 針金取り付け
摩耗状態
交換後、ディスクの厚さを測定したところ、摩耗していない部分の厚さは約22㎜、摩耗しているところは約20mmでした。10%摩耗したら交換した方が良いということを聞いた記憶があるので、交換のタイミングとしては間違っていなかったようです。
前オーナーは恐らく街乗りメインだったのでしょうが、それにしても3.5万kmでこれだけディスクもパッドも減るとは正直驚きました。日本車じゃ考えられませんね。
交換した感想
ひどかったカックンブレーキはずいぶんましになりました。心配したブレーキ鳴きも今のところなし。