青年協力隊員が定期的なレポートや各種申請に使用する「ポータルシステム」と呼ばれるウェブアプリケーションがある。システム化には多いに賛成だが、信じられないことにこのアプリはInternetExplorerにのみ対応で、SafariやFireFoxでは使用できない。世界中の異なる環境から利用するシステムなのにとんでもない仕様だ。何のためにブラウザで利用できるようにしているのだろうか。
ということは置いておいて、Macしか持たない人もいるために、Macで使うための方法をいくつか考えてみた。
Mac用のIEは既に開発、配布ともに終了しているために何かしらの策を講じる必要がある。
●仮想化ソフトを使用する
Parallels Desktop for Mac
VMware Fusion
これだけかと思っていたら、VirtualBoxという仮想化ソフトがある。Sun Microsystemsが配布している仮想化ソフトのようだ。詳しくライセンスを読んでいないがフリーに使える様子。
●古いIE for Macを入手する
開発が終了しているのでセキュリティ的に不安。そもそもWindowsしか考えていないアプリなので、ブラウザだけIE for Macで動くかが疑問。
●BootCampでデュアルブートにする
再起動するのが面倒。
●IE for Windowsをエミュレートして動かす
WINEを使うことでできるらしい事は知っているが、使用に耐えるものなのか知らない。また、導入のしやすさも気になる。
有償だがCrossOverというソフトがあるようだ。IEの動作保証もとれていて、Windowsライセンスも不要のようなので、IEだけ使いたいという用途にはいいかもしれない。
ThinkITに色々比較が載っている。
OS仮想化のソフトを使用すると、Windowsのライセンスがかかってしまう。IEだけ使いたい用途には不向きかも。
パッケージ版のWINEとダウンロードして実行してみたが、フォント関連でエラーとなり起動できなかった。個人的にVirtualBoxが気になったので、これは自分でWindows7を入れて遊んでみよう。
CrossOverなら$39.95で済むようなので、これがおすすめか。
CrossOverを使ってみた。
導入はいたって簡単。パッケージのインストール後に、InternetExplorer7を選択すると、自動的に必要なソフトウェアをダウンロードしてくれる。結構な量のソフトのインストールが完了すると、問題なく起動出来た。が、ポータルシステムにログインすると、画面が真っ白で何も表示されない。ことえりが使えないようで、検索窓に日本語が入力できない。駄目かな。
VirtualBoxもインストールして、Windows7を入れてみた。まだほとんど使っていないが、メモリ1Gを割り当てただけなのに何気に快適。ネットワーク設定などを見てみたいと思う。