Rocky Mountain Hammer Race(2000)

シマノバイカーズフェスティバルへ出ることになり、MTBを新調しようか悩んだ結果、2000年にカナダ、バンクーバーで購入して持ち帰ったRocky mountain hammer raceをメンテナンスして復活させることにした。もうこれ以上バイク増やしたくないし、MTBは29インチ、27.5インチとどれが今後主流になるのかわからないので様子見のため。

今までメンテナンスらしいメンテナスをしていなかったので、今回は全部ばらしてダメそうなパーツはすべて変えてしまうつもり。ボロボロのステッカーもはがしてしまおう。

Hammer Race

Bromptonフロントフォークメンテナンス

フロントフォークのベアリングを点検してみます。まずは、ハンドルが取り付けられている部分(ステム?)を取り外します。ステムをおると見えるボルトを取り外します。これがスレッドヘッドの締め付けボルトになっています。

こんな感じになります。

ヘッドパーツを取り外します。大口のうす口スパナが必要です。自分の場合、1枚で4つのサイズが使えるこの4 in 1ヘッドセットレンチを使用しています

後は大きめのモンキーを組み合わせてロックナットを取り外します。

ヘッドパーツは問題なさそうです。

ヘッドパーツ
ヘッドパーツ

たっぷりとグリスを塗って組み付けです。締め付け具合は自己流ですが手でまわして締まる程度で止めて、ハンドルを回して引っかかりが無いことを確かめて、という感じです。

グリスの入れ替え
グリスの入れ替え

ステムは結構色がはげていたので、勢いで余っていたシャーシーブラックを使って塗装してみました。

シャーシーブラックで塗装
シャーシーブラックで塗装

玄関先に針金でつるしてスプレーで3度塗りました。純正の塗装はラメが混じっていますが、ソリッドなブラックとなります。かなり塗装が傷んでいたのでそれも良しとします。

Bromptonホイールベアリングオーバーホール

フロントホイールのベアリングを点検してみます。まずはフロントホイールを取り外します。クイックリリース機構ではないので面倒です。

フロントホイール取り外し
フロントホイール取り外し

(後から、このときに外したワッシャーがゆくへ不明になってしまったことが判明。見つかりません。。)

ハブメンテナンス用の薄いスパナを使用してハブのロックナットを緩めます。

高額な工具ではないので、サイズを一通りそろえてしまったほうがいいかもしれません。あまのじゃくな自分の場合、不要になった安い通常スパナをグラインダーで削ったり、うす口のモンキーを使ったりしています。このモンキー(スマートモンキー TWM-03)は先端の厚さ2mmです。でも、やはりハブをいじるには専用スパナのほうが使い勝手はいいと思います。

スマートモンキー
スマートモンキー

スマートモンキー2
スマートモンキー2

ハブを分解しました。カップアンドコーンなので、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠るとこうなってしまうんですね。

フロントハブ分解
フロントハブ分解

グリス切れを起こして、片側のリテーナーが破損してしまっています。玉押しもかじりが見られました。ハブを一式交換しようか、ベアリングだけ交換しようかと悩んだのですが、しばらくダメもとでリテーナー無しでベアリングのみで組み付けて様子を見ることにしました。ダメなら同じハブを購入し、ホイールを組んでみようと思います。ここでも一般的でない74mmハブというものがとても頭を悩ませました。

リアホイールハブも分解してみます。内装3段ですが、特に変わったことは無く、ロックナットを外すと分解できます。スプロケットを取り外す必要はありませんでした。

ロック名と取り外し
ロック名と取り外し

スピンドルが抜ける
スピンドルが抜ける

スプロケット側
スプロケット側

玉押しを取り外すと、このようなスプリングが出てきます。

スプロケットを取り外したところ
スプロケットを取り外したところ

スプロケットと一緒にスピンドル受けのベアリングが取れます。これとは別に、変速機のベアリングも取り外すことができます。

変速機も分解してオーバーホールをされる方もいるようですが、まだ変速自体試していないので、問題がある場合にばらすことにし、この場では特に問題がないようなので、グリスを交換して元に戻しました。

Brompton BB交換

このBromptonは台湾製の様です。BBはカップアンドコーンが使用されていて、分解したところグリス切れが起きていたようで、クランク軸にかじったような跡がありました。

分解したところ
分解したところ
右側の玉受けにかじったような跡
右側の玉受けにかじったような跡

そんなに高速走行するわけではないので、気にならないかもしれませんが、たまたまヤフオクで現行ブロンプトンの純正BBが出品されていたので、落札して交換することにしました。

落札価格 100円、送料 390円

現行の純正カートリッジ式BB

現行の純正カートリッジ式BB

右側(チェーンリング側)が逆ネジになるように取り付けます。気になったのは逆ネジのほうにLH、反対側にRHと刻印があること。ドイツ製でしたがなぜなのでしょう?

このBBの閉め込みには専用工具が必要です。パークツールから出てているBBT-4というものです。

これ一回のために工具を買うのももったいないので、ウォーターポンププライヤーでまわしてしまいました。フックレンチで回すこともできるようです。ただ、このBBのネジ部分はプラスチック製なので、どうしても傷がついてしまいます。きれいにくみ上げるには専用工具を使用したほうがいいでしょう。

たっぷりとグリスを塗って組み付け終了です。カートリッジ式なのでメンテナンスフリーで使えるだけでも相当楽ですね。

現行純正BBの組み付け完了
現行純正BBの組み付け完了

組み付けて気付いたことは、もともとついていたBBはフィキシングボルトではなく、BB軸にボルトが一体となっているため、ナットを閉め込んでクランクを取り付けるということです。購入した現行純正BBにはフィキシングボルトがありません・・。たまたま、先週友人が廃棄する予定というマウンテンバイクをもらってきていて、これのフィキシングボルトがぴったり使用することができて事なきを得ました。

買うと結構高いんですよね。

Brompton リアヒンジブッシュ交換(2)

リアブッシュの交換方法をネットで調べてみました。日本のサイトではなく、海外サイトでいくつか見つかりました。

BromptonがPDFで交換作業のマニュアルも公開しています。

なんとなく流れを理解して、作業開始です。リアヒンジの取り外しを行うには、チェーンリングを取り外す必要があります。このBromptonの場合、チェーンリングにあたっていたために、完全にネジが落下し無かったようです。

チェーンリングはコッタレスクランクを使用しています。こちらのコッタレスクランクツールを使用してクランクを取り外します。このツールは自転車をメンテするには必須工具なので手に入れてしまいましょう。自分は定番ともいえるシマノのTL-FC10を使用しています。もう10年以上前に購入したものですが、問題なく使えています。

後は、チェーンリング側のランク(右側)の逆ネジに注意して、チェーンリングを取り外します。

フレームをばらすことになるので、作業台に設置すると作業がはかどります。自分の場合はミノウラのW-3100を使用しています。ほとんどのフレームに対応していて、角度も色々調節できるので大変便利です。

リアヒンジ交換前

まずは、スピンドルを抜きます。これはもうハンマーでたたいて抜きました。それほど力を入れずに抜くことができました。次は問題のブッシュです。これはサイトによるとタップを使って抜き取ると簡単なようです。しかし、タップは持っていません。M10のボルトで代用できるという情報もありましたが、自分の場合はねじ込むことができずあきらめました。自分の場合は、手元にあったリーマーをたたきこみ、ゆっくりまわし長引き抜くことができました。

ブッシュの抜き取り

抜き取ったブッシュはこのように粉々になってしまいました。

抜き取ったブッシュ

新しいブッシュをハンマーで打ちこみます。

ブッシュ

このブッシュの内側にある黄色いプラスチックがグリスを保持して潤滑を保つらしいです。ブッシュの打ち込みが終わったら、スピンドルです。これもハンマーで打ちこみました。ただ、結構な強さで打ちこまないと入って行かなかったので、スピンドルの頭が少し変形しまいました。本当はプレスなどを使うのでしょうか?

少しはみ出す形になるスピンドルへブッシュを取り付けます。

ヒンジブッシュ

後はリヤヒンジを両側から皿ネジで止めるだけです。

リヤヒンジボルト

このネジは、ロックタイトなどのネジ止め剤を塗布して締め付けたほうがいいように思います。

チェーン洗浄

用意するもの

・使い捨て手袋
・灯油少し
・パーツクリーナー
・チェーンオイル(呼び方はいろいろで、ルブリカントとかグリスとか)
・ミッシングリンク(あると便利)
・ぼろ布
・使用済み歯ブラシ

通勤用のBH Deseoのチェーンを洗ってみました。
乗っていて、逆にペダルを回したとき、明らかにチェーンが原因で抵抗を生んでいるような感じでした。通勤用のは最近メンテをさぼりすぎだったかも知れません。

ミッシングリンクを装着しているので、チェーンを取り外して洗浄することにします。しかし、この取り外しがなかなかうまくいかないことが多いです。今回もなかなか外れませんでした。外すときは、リンク周辺をパーツクリーナーで洗い、リンクを色々と動かしてみるといいようです。取り外しが簡単にいかない場合がありますが、コネクトピンに比べれば圧倒的にコストパフォーマンスがいいですね。なんであんなにコネクトピンは高いのでしょう?

外したチェーンは灯油につけて、歯ブラシできれいにします。灯油で洗うと、油が残るようなのでパーツクリーナーで脱脂をして、ぼろ布でふき取ります。自転車装着後、チェーンオイルを塗って完了。きれいなチェーンは走っていて、気分的にもフリクションが減ったようで気持良いです。
洗浄の時は、使い捨て手袋を装着することを強くお勧めします。作業後の手洗いが圧倒的に楽ですよ。

写真を撮りながら進めたかったのですが、チェーンで手が惨いことになっていたのでとてもカメラを手に取れるような状態ではありませんでした。
チェーン洗浄後
あれ、あんまきれいになってない^^;