フロントホイールのベアリングを点検してみます。まずはフロントホイールを取り外します。クイックリリース機構ではないので面倒です。
(後から、このときに外したワッシャーがゆくへ不明になってしまったことが判明。見つかりません。。)
ハブメンテナンス用の薄いスパナを使用してハブのロックナットを緩めます。
高額な工具ではないので、サイズを一通りそろえてしまったほうがいいかもしれません。あまのじゃくな自分の場合、不要になった安い通常スパナをグラインダーで削ったり、うす口のモンキーを使ったりしています。このモンキー(スマートモンキー TWM-03)は先端の厚さ2mmです。でも、やはりハブをいじるには専用スパナのほうが使い勝手はいいと思います。
ハブを分解しました。カップアンドコーンなので、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠るとこうなってしまうんですね。
グリス切れを起こして、片側のリテーナーが破損してしまっています。玉押しもかじりが見られました。ハブを一式交換しようか、ベアリングだけ交換しようかと悩んだのですが、しばらくダメもとでリテーナー無しでベアリングのみで組み付けて様子を見ることにしました。ダメなら同じハブを購入し、ホイールを組んでみようと思います。ここでも一般的でない74mmハブというものがとても頭を悩ませました。
リアホイールハブも分解してみます。内装3段ですが、特に変わったことは無く、ロックナットを外すと分解できます。スプロケットを取り外す必要はありませんでした。
玉押しを取り外すと、このようなスプリングが出てきます。
スプロケットと一緒にスピンドル受けのベアリングが取れます。これとは別に、変速機のベアリングも取り外すことができます。
変速機も分解してオーバーホールをされる方もいるようですが、まだ変速自体試していないので、問題がある場合にばらすことにし、この場では特に問題がないようなので、グリスを交換して元に戻しました。