エンジンオイル、エレメント交換後、400kmほど走行してもエラーが出ていなかったのですが、500㎞ほどでまたもや同じ「2A82 VANOS intake」です。
エラーは出ますが、走行中に体感できるような違和感は特になし。強いえてあげるとすればエンジン始動直後にエンジン回転が安定しないことです。しかし、一度エンジンが温まってしまえばそんなこともなく、いたって快適。エラー表示だけの問題で症状が出ないのであれば様子見としようと思いますが、もう1点だけよくある原因というのを見つけたので確認してみることにしました。
それは、エンジン左側(エキゾースト側)の前部に位置するnon-return valveのつまりというものです。確かに事例として掲載されている写真はものすごいつまり方をしています。
特に取り外しは難しくないようなので確認してみることにします。
場所は下の写真、赤丸の位置です。
取り外しに際し、周辺部品を取り外す必要はありませんでした。
しかし、場所が全く目視できない部分にあるので、取り外しは手探りです。工具はT40トルクスです。手探りなので、T40が嵌らなければT30で試してみるのもいいかもしれません。私の場合、締め付けが弱かったのでT30でも回りました。くれぐれも舐めないように。
ケーブルをクランプさせているブラケットは取り外した方がもしかしたら作業性が上がるかもしれません。
上が取り外したnon-return valveです。
トルクスのネジとフィルターのような機能が一体となっています。フィルターの目はかなり細かいですね。オイル管理が悪いと詰まりそう。
この車の場合、non-return valveはいたってきれいでした。念のため、パーツクリーナーでオイルを流してから装着です。取り外しはなかなか工具が嵌らずにイライラしますが、取り付けは工具に嵌めてそのまま挿入すれば簡単でした。
部品番号 11367541692
USD25ほどの部品ですが、国内だとディーラー以外だ表立って販売しているところはなさそうです。裏をかえすと、そんなにトラブルところではないということでしょうか。セカイモンでは取り扱っていましたが取次ですからね。
non-return valveでもないとすると、やはり補器ベルトがクランクシャフトシールに噛みこんでしまったときにエンジン内部へ入ってしまったベルトの破片がどこかで悪さをしているという事のように思えてきました。
さすがにエンジンを開ける気にはなれないので、症状がでて、顕著な様ならあきらめるということになりそうです。