旅行前に友達の自転車を直すといって預かったはいいものの、ホイール調整中にスポークを折ると言うへまをしでかし、手付かずでいた自転車に手をつけてみました。
スポークはYatinというスーパーマーケットで1本4シリング(4.4円)で購入。
知れば知るほどこの自転車、怖いです。まず気付いた点として、
・スポークのニップルが手で回るほど緩んでいる
・ホイールのリムテープが無い
・フロントブレーキを思いっきりかけてもフロンとタイヤがクルクル回る
・チェーンが長すぎて、リヤホイールを一番後ろに引っ張ってもチェーンが外れるほどたるむ
・あらゆるねじが緩い
・リヤホイールのスポークのニップルが1本、新車状態からねじが馬鹿になっている
・リヤエンドの精度が洒落にならないほど悪く、まっすぐホイールを取り付けるのが困難
ざっとこんな感じです。新車で購入したものです。日本では1万円以下で売られている自転車でもフツーに乗る分には全く不自由は感じないでしょう。この自転車は日本円で7000円ほどですが、調整無しには全く使い物になりません。この自転車が自転車タクシーで使われているというのが不思議でなりません。
ホイールは苦戦の末、何とか取り付け完了。ただ、ハブベアリングの調整をねじの締め付け具合でする仕様らしく、それをホイールの固定と一緒にしなければならないようで、工具も限られることからこの点は妥協しました。また、フロントブレーキが効かない点についてはリンクのガタが原因のようで、調整では無理なことが判明して挫折しました。
確かこの自転車は中国かインド製。
日本で売られている自転車も中国製が多いと思いますが、こんなもの売ったら絶対に訴えられます。
日本人が品質にこだわりすぎるのか、まっすぐ走らず、ろくに止まる事もできなくても歩くよりましだから許されるのか、さて、どちらなんでしょう。