DBA-453042スマートフォーフォー プラグ交換

先日、こんなコメントいただきました

私は NGK プレミアムRXプラグ に交換したら

 ・ATがスムーズに

 ・アイドリング時の振動が少なく

なりました。

プラグなら3本で6千円くらいなものだろうと早速調べてみます。3気筒はお財布にやさしい。

まず、NA(ノンターボ)エンジンの標準プラグを調べます。

プラグの適合

海外のSmartを扱っているevilutionによると、次のようになっています。

Spark Plug Numbers
Smart Part Numbers:
Non turbo – A 281 159 01 00
Turbo – A 281 59 00 03

Aftermarket Numbers:
Non turbo – Champion REA8MX
Non turbo – Champion OE130/T10
Non turbo – Denso XE20HRU9
Non turbo – NGK LZKAR7B

Turbo – Champion OE261 (Iridium)
Turbo – Champion REA10WYPB (Iridium)
Turbo – NGK ILKAR7J7G (91121)
Turbo – DACIA: 224019133R
Turbo – RENAULT: 224019133R

A 2811590100で検索すると、海外サイトでChampion REA8MXが多く出てきますので恐らく純正装着はこちらの部品なのでしょう。Championのサイトで確認するとベーシックな製品のようですね。距離は2.5マイル(40,233.6km)目安で交換。電極はDouble Copper Spark Plugというcopper(銅)を用いたもののようです。距離的にはドンピシャのタイミングでした(笑)。

プレミアムRXにも色々ありますが、標準品NGK LZKAR7Bに該当するプレミアムRXがありません。サイズが同じプレミアムRXだと、M12×1.25、長さ26.5㎜で熱価で3種類ありました。

熱価8:LKAR8ARX-PS、熱価7:LKAR7ARX-11P、熱価6:LKAR6ARX-11P

ちょっと調べた限りではLZKAR7Bの熱価が不明でしたが、品番からして熱価7のような気がします。すると、近いのはLKAR7ARX-11Pとなりそうです。ちなみにLZKAR7Bは電極にニッケル合金を用いて、NGKによる推奨交換時期はなんと2万kmでした!今時、2万㎞でプラグ変える人いないだろうし、整備出して2万㎞で交換が必要といわれたら、車が故障しているんじゃないかと疑うのは私だけでしょうか。

プレミアムRXは電極に白金と新素材ルテニウムを配合しているのが特徴のようで、一般プラグに比べるとずいぶんなグレードアップ、一種のチューニング効果が期待できそうです。

一応、デンソーでも調べました。デンソーで標準プラグに該当するのはXE20HRU9。デンソーのサイトでこの型番を調べても出てきません。国外向けだからでしょうか。Championの型番であるREA8MXでデンソーのサイトで調べると互換品はIRIDIUM TOUGH PLUSのVCH20と出ました。スペック表もありました。火花位置やギャップの長さが純正の値と異なりますが、この辺りはプラグが変わると変わるものなのかもしれません。

https://www.denso.com/cgi-bin/plug/cross_ref/list.cgi?m=7&p=0

NGK LKAR7ARX-11PかデンソーVCH20か

Amazonではこの時点でLKAR7ARX-11Pが1本1,536円、VCH20が1,400円です。

値段はデンソーがわずかに安いというレベル。ただ、VCH20はスマート、トゥインゴに装着しているという人のブログが見当たりませんでした。だれもやっていない方が面白そうなので、VCH20に決定(笑)。

工具

使う工具は、8㎜と14㎜のソケットレンチです。14㎜はプラグの取り外しに使用するので、プラグの頭が収まる深さが必要です。加えて、かなりヘッドカバーから奥にあるので、15㎝くらいのエクステンションバーが必要でした。

今回、新たに調達した頭を振ることができるラチェットレンチのハンドルがなかなか使いやすく、お勧めです。

プラグ確認

車体に装着されているプラグを取り外して確認してみることにします。

取り外しはいたって簡単です。リアハッチを開け、カーペットをはがし、6本のネジで止まっているフロアの蓋を取り、イグニッションコイルを止めている8㎜のボルトを外し、コネクタを抜いてイグニッションコイルを取り外します。この時、イグニッションコイルを取り外すのに邪魔になるブローバイの配管の抜きます。整備性を考えてか、黄色い部分を押して引くと簡単に引き抜くことができました。
後は14mmのディープソケットまたはプラグレンチで外すだけ。かなり深い位置にあるのでエクステンションバーと外したプラグを取り出すためのマグネットが必要です。

スパークプラグのプラグの取り外し
イグニッションコイルを使って、プラグのプラグホールからの取り出し、取り付け時のねじ込みを行いました。

今回はディープソケットを使用して取り外したのですが、取り出すのはイグニッションコイルをグニューとはめて引っ張りました。我ながら良いアイデア。

プラグは予想通りChampion REA8MXでした。

摩耗からするとまだまだ使えそうな感じです。

プラグだけを見ると交換はまだ不要のようです。焼け方はこんがりきつね色、変なカーボンなんかも付着しておらずきれいな状態でした。さて、プラグを変えるだけでAT変速ショックやアイドリング時振動がどれだけ変わるものか興味深いところ。

VCH20へ交換

VCH20の購入はYahoo!ショッピング。3本セットで送料無料がありました。

デンソーIRIDIUM TOUGH VCH20
取り外したプラグとVCH20。電極が細いですね。サイズは見えた目違いがなさそうです。

その効果は?

3本とも交換して、エンジンルームの蓋を取り外したままエンジンをかけてみます。

ん!?・・・・何にも変わらない。とりあえずアイドリング時には振動や音に何の変化も感じられませんでした。

走行してみます。

んー、、、、気持ち発進時のスムースさは増したかもしれません(笑)。

と、交換直後の簡単な試乗ではほとんど変化が感じられなかったのですが、しばらく乗ってから、「あ、良いかも」と思えるようになりました。

相変わらずアイドリング時の振動は3気筒っぽさ全開にブルブルしますが、少しだけましになったようです。ノーマルプラグ時は、時々ナビがブルブル震えてしまって音が出るときがありましたが交換後はそのようなブルブルは発生していません。

発進時のATのギクシャク感も、発進時の慎重なアクセルワークが身についてしまっているので感じにくかったですが、軽減されているようです。

一番感じられたのは、アイドリングストップが働くときです。エンジンが止まるときも以前はストン、と止まるのではなく何回かクランクが回りながら止まる感じでした(表現難しく・・)。これが、止まるときにすぐにエンジンが停止し変な振動も出なくなりました。

値段は思ったよりも安く、PayPayポイントの還元を含めると3本で3,000円ちょっとで、ノーマルプラグが交換時期だったことを考えると交換して良かったように思います。

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