車のサブスクリプションは流行る?

トヨタの愛車サブスクリプションサービス、kintoが2月6日からサービスを開始したようです。流行りのサブスクリプションでマスコミの注目度も高く、様々な媒体で目に、耳にする機会がありました。

内容はこんな感じのようです。

https://autoc-one.jp/news/5003756/

3年間で1台のトヨタブランド車に乗れる「KINTO ONE」と、3年間で6種類のレクサスブランド車を乗り継ぐことができる「KINTO SELECT」という2種類のサービスが用意された。いずれのサービスとも、任意保険の支払いや自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンスがパッケージ化された月額定額サービスとなっている。


https://autoc-one.jp/news/5003756/

また全国のトヨタ販売店、レクサス販売店に加え、「KINTO」公式ホームページからも申し込みが可能なため気軽に利用を開始できる。さらに両販売店で、メンテナンスを含めた安心のサービスを受けることができる。


https://autoc-one.jp/news/5003756/

「KINTO SELECT」は2019年2月6日から、「KINTO ONE」は同年3月1日から東京都内のトヨタ販売店およびレクサス販売店(一部販売店を除く)でトライアルが実施されるほか、同年夏以降に両サービスを全国に展開し、さらに秋口にはサービスの対象車種が拡大される予定だ。


https://autoc-one.jp/news/5003756/

タイムズカーシェアに代表される、使うときだけ予約してというものではなく、自分専用の車だけど、購入するのではなく利用するというところがミソのようです。でもこれ、今までもあったカーリースと何が違うのでしょうか?

首都圏で車を持つうえで大きな負担となるのは、購入費用に加え、駐車場の確保があります。私の住む横浜エリアでも2万前後です。確かに、購入時にディーラーで商談、契約することや、乗り換え時の売却など車を所有すると面倒事も多いですが、所有の面倒事を解決してくれるようにはあまり思えません。費用的にも「KINTO ONE」は同じ車を3年間乗るので総合的な負担で、所有を選択にメリットがあるように思えてなりません。現金が無くてもローンを組めるのであればこの低金利のご時世、そんなに高くないですからね。

例えば人気のアルファードは8万5320円~9万9360円です。新車で337万円~737万円。さすがに最上級のグレードは無いでしょから廉価グレードXだとして337万円。3年後の価値は6割は堅いでしょう。すると3年後202万円で売れることになります。差額は171万円。これに、保険、税金が乗ってきます。重量税+取得税+自賠責でザクっと17万円、自動車税4.5万円×3年、任意保険は車両保険付きでしょうから15万円×3年、24か月点検とオイル交換で5万円くらいが実質かかってくる維持費でしょう。新車時に着けるオプションは値引きされるとして車両は337万円としてみます。

車両 337
税金保険 17
自動車税 13.5
任意保険 45
整備・点検 5
合計 417.5

下取り価格 202

差額 417.5-202=215.5

36か月で割ると5.99万円です。月額で2.5万円安くなりました。利用する人はこれくらいの計算はすると思うので、やはり利用が進むとは思えないんですよね。

所有ではなく利用を選択する動機として次のようなことが考えられるのではないでしょうか。

  • 冬には4WD、夏にはオープンカーに乗りたい
  • 普段の通勤はエコに徹してプリウス、週末のデートはちょっと贅沢にラグジュアリーカー
  • 車の色が気に入らないので乗り換えられるとうれしい
  • 子供が生まれるまではクーペ、生まれたらミニバン

この辺の問題(要望?)が解決できるのであれば、ウケそうなきもします。どうなんでしょう?トヨタの1株主として、インパクト今一つで歓迎できないというのが正直な印象です。

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