私の住んでいるマンションでは、マンション住人専用にオリックスのカーシェアがあります。車はリーフです。
使い方は、普通にオリックスの会員になって、利用できます。
一見便利で大きなメリットのありそうなこのサービスに実は落とし穴があるんです。毎年、マンションの総会でも話題になります。
リーフを導入するのに、管理組合から年間約170万円のリース料がかかります。ちなみに5年契約なので総額でいうと850万円。
カーシェア利用料は、オリックスの総取りです。管理組合には1円も入りません。
駐車場は、マンションでも一番いい、平置きのゲート近くにあります。リーフなので充電に関して電気代がかかりますが、これは確かオリックス持ちだったと思います。
こんな不平等な契約がされているんです。想像ですが、デベロッパーは新築時にEVカーシェアがあることをうたい文句にしますが、マンション購入者はその費用負担がどうなっているかなんて考えません。敷地内に、安くできるカーシェアがある、それは便利だ、となるのでしょう。デベロッパーはマンションを販売した後は、管理組合に費用負担をさせるわけで痛くもかゆくもないわけです。
対して、住人のメリットは次のことがあるとうたわれています。
- オリックスカーシェアの会費月額980円が無料
- リーフの利用料が安い(通常200円が100円/15分)
- 敷地内にあるので近い
- 敷地内カーシェアがマンションの資産価値を上げる
日常の足として使うとすると便利に感じますが、年間170万円は高すぎますよね?毎年新車が買えてしまいます。1戸あたりザクっと年間1万円の負担です。
継続するかについて今度住人向けにアンケートを実施する予定ですが、利用している人からの反発がそれなりにありそうな予感。
続けるにしても、駐車位置は立体駐車場へ、車種は安いガソリン車でリース料を抑えてほしいなと。車の利用はMaaSが広まっていくことを考えると、マンション自前でカーシェアを用意するというのはナンセンスだと思うんですよね。近くに他社も含めカーシェアがありますし、それこそ今は個人間カーシェアもあるわけなんで。