ショート

シャワーを浴びていたら、ボワッと変な音がした。しかも焦げ臭くて煙も出ている。

ケニアには、インスタントシャワーといって、水道の出口に簡単に取り付けられるお湯を出せるシャワーがあるのだが、それのスイッチがショートしたようだ。

実はこのインスタントシャワー、引越し数日にして壊れ、交換してもらった。ところが、今度は配線を間違えたらしくお湯が出ない。3度目の正直でやっとお湯が安定して出ていたのだが、最近スイッチを切るとき熱いと感じることがあったのだ。分解してみると案の定こんな状態。

配線するときにショートするということを考えないのか?配線直すときに、ブレーカーを切らずに作業してたからそもそもそんなことは頭に無いのかも。

こちらの職人はいい加減さには本当に辟易する。

明らかに配線が無駄に長いので、適当な長さにカットし、スイッチを分解、接点洗浄、ねじを増し締め元に戻した。お湯は問題なく出るようになったのだが、このスイッチを取り付けているねじがなめていて、元に戻らない。あきれるばかり。

SSDも色々

AcerのAspireOneというNetbookを以前ちょっと見たのだが、そのパソコンが「速くならないか」ということで再入院。

当然のようにウイルスに犯されていたので、駆除から入る。しかし、本当に遅い。XPのSP3インストールに3時間かかっただけのことはある。しかもディスクが8GBしかない。

デバイスマネージャを見ていると、どうもこのディスクはIntel製P-Z230というSSDらしい。そして、データシート上でRead 35MB/sec、Write 7MB/secしかないとのこと。確かにパフォーマンスを見ていると、CPU、メモリは足りているように見えるのに、ディスク稼働率が常に張り付いている。

高速性よりも、低消費電力、堅牢性があるということで我慢してもらうしかないな。

テレビ

USB接続のTVチューナを買ってみた。ワールドカップが普通の地上波で観られるらしいので。
室内アンテナではほとんど写らなかったので、室外アンテナを購入。どうやって取り付けようか考え中。

チューナ:Ksh2,500 アンテナ:Ksh1,100

ほか、Orangeモデムが絶好調。設備を増強したのか、なかなか安定した速度が出る。

調子に乗ってF1モナコGPを落としてみた。今年のF1を初めて観た。あんなにダサいと思っていた大きなフロントスポイラーも、見慣れるとそれなりにかっこよく見えるから不思議だ。

なぜに?

昨日、職場から帰るとき、自分と上司だけが残っていた。自分が先に帰ったので、上司が最後だったのだろう。

で、今日来てパソコンを使おうとしたら、自分のアカウントのAdministrator権限がとられていた。昨日まで入っていなかったはずのMicrosoft Security Essentialsもインストールされている。不思議に思い、ログを見てみると、自分が帰った17時以降、18時くらいに誰かがログインしている。セキュリティログが無効だったので誰かは不明だが、上司以外に考えられない。

このパソコンはすでにアンチウイルスがインストールされていたが、それはアンインストールされることなくそのまま。競合しないか心配。

いったい、職場に一人になってから普段全く使わないパソコンに不要なソフトをインストールして、人のアカウントのAdministrator権限を取るっていうことはどいうことなのだろうか。なんか悪いことしたかな。

自分のアカウントはあえてそのままにして、Administratorアカウントを有効にしてみた。確か、このAdministratorアカウントも誰もわからなくて俺がクリアしたんだっけな。

業務日誌

予防接種と健康診断で先週水曜から任地を後にし、今週月曜から復帰。その前に2週間職場が停電で業務が滞ったこともあってか今週は何気に忙しかった。
備忘録として簡単にテクニカル的な内容を書こうと思う。

・再インストール
起動するとWindows XPのロゴが見えた瞬間に再起動してしまう。レジストリをリストアポイントから戻してみるがどうにもならない。Windows再インストールCD無し。MS OfficeCD無し。
SystemRescueCDでHDDの内容をバックアップ。
同型のDellマシンをPartitionImageでバックアップ。HDDにイメージをリストアして復旧。バックアップデータを戻し、念のためsysprepをかける。

・ワイヤレスLANが使えない
ワイヤレスLANが使えないとのことで対応依頼。
WindowsXPがインストールされているが、中途半端に設定が終わっていて不明デバイスが5つ。
ワイヤレスLAN、イーサネット、VGP、チップセットドライバをメーカのダウンロードページからダウンロード、インストール。
SP2からSP3へあげる。
LinuxSWAPパーティション1GBが未割り当てとして残っていたためGpartedでCドライブに割り当てる。

・.zipファイルの割り当て
なぜか.zipファイルの関連付けがIEになっている。ダブルクリックするとIEをひたすら開こうとする。
レジストリ削除、”assoc .zip=CompresedFolder”を実行して復旧。

・アンチウイルスが動いていない
以前MS Security EssentialsをインストールしたPCで、アンチウイルスが動いていないとのことで対応依頼。
定義ファイルを長い間アップデートしていなかったので、警告が出ていた。一晩電源を入れて放置することを勧める。終了。

・添付ファイルを付けてメールを送りたい
Yahoo!Mailの使い方を指南。

・Excelが開けない
Excelファイルを開こうとすると、そんなファイル無いというエラーで開けない。
Officeボタン→Excelオプション→全般→”Dynamic Data Exchange(DDE)を使用する他のアプリケーションを無視する”を非選択にして復旧。

・データ分析をしたい
Excelでグラフの作り方を指南。

・Explorerが起動しない
起動時に、ログイン後にExplorerが起動せずデスクトップが表示されない。
プロファイルの削除や、USB起動でウイルスチェックをし、2ウイルス駆除するが症状変わらず。再インストールを進めるがCDが無いとのことで未対応。

・起動後、数秒するとフリーズ
セーフモードで起動し、msconfigにて怪しいスタートアッププログラムを確認。ググるとウイルスっぽいので無効化したところ通常起動するようになる。

こうして書くと結構仕事をしているように見える?技術移管は一向に進みそうにない。

青空マーケット

日曜日はキブエマーケットという青空マーケットがにぎわう。スーパーに比べ野菜は圧倒的に安いことが多いので、週末の買い出しに行ってみた。価格は以下の通り。1.0ksh=\1.2です。

・アボガド 大きなアボガドが10ksh

・玉ねぎ 1kg 100ksh

・トマト 1kg 140ksh

・オレンジ 4個 20ksh

・パイナップル(中くらい) 1個 30ksh

・じゃがいも 1kg 60ksh

・しょうが(5㎝四方くらい) 10ksh

・にんにく1房 15ksh

・とうがらし 10個くらい 5ksh

・キャベツ(中くらい) 15ksh

・米 1㎏ 85ksh

この中で、価格と味で一番お買い得感があるものはアボガド。大きさは日本で売られているアボガドの3倍くらいあります。持ち上げると中がふにゃふにゃで心配になりますがこれがまたおいしい。日本人らしく醤油を垂らしていただきました。わさびがほしいです。

パイナップルもいいですね。丸ごと買うなんて贅沢気分が40円くらいで味わえます。

こういった食糧だけ食べて暮らせば、食費は月に3000円くらいに抑えられるかもしれない。

バス待ち

健康診断、肝炎A型、B型の3回目および保健オリエンテーションでナイロビへ行った。

行きはアカンバ(Akanba)という高速バス。今まで使っていたイー・ジー・コーチ(Easy coach)と同じような大型バスで定時に出発するもの。イー・ジー・コーチとの違いは各座席に電源コンセントがあることぐらいで途中ケリチョーとナクルで休憩する約7時間の旅。乗り心地、サービスともに変わらない。ただ、出発時にダブルブッキングがあったようで、いくつかの席で窓際を巡ってちょっとしたもめごとがあった。それでもほぼ定時に出て時刻通りにナイロビ到着。料金はイー・ジー・コーチと同じくKsh1,100。

で、帰りはキスムに帰るボランティアで高速バスよりも若干安い、1Box車に乗客10人乗りのシャトルというもので行ってみることにした。料金は800Ksh。バスよりもスピードを出すので、若干到着が早いという噂だ。

しかし、シャトルは基本的に時刻表というものがない。乗客が埋まれば出発するという仕組み。これはアフリカでの基本ルールらしく他の国でも良く出発まで何時間も待つと聞いていた。待っても2時間くらいとの情報を聞いていたので、それくらいはしょうがない覚悟。

ボランティア連絡所から乗り場まではタクシーで15分ほど。土曜の朝ということもありすいていて、渋滞なく8時ちょい過ぎに到着。シャトル乗り場もすぐに見つかる。

チケットを購入し、出発を待つ。この時点で乗客は予約してあるという2名の他は我々ボランティア3名だけ。後5人集まれば出発。

9時頃。まだ誰も新しい客は現れない。

9時半頃。他のシャトル会社の客引きから、後3名集まれば出発するのだが乗らないかと誘われる。試に返金について聞いてみる。当然だが返金はしぶられる。後もう少しで出発だからの一点張り。予約したという2名がまだ現れていないことについて聞いても向かっているとしか教えてくれない。しょうがないので乗り換えはあきらめ、カフェで待つことに。

10時半。2時間経過。乗客は1名女性が来たようで、我々と合わせて4名になった。予約したという客はまだ来ない。予約した客が来れば、満席にならなくても出発するようなことを言っている。

11時。カフェはイー・ジー・コーチの待合室内のものを利用していたのだが、チケットを持っていなかったので追い出される。ちなみにこの時、午前最後のイー・ジー・コーチ キスム行きが出発。乗客は1名増えたようだ。スタッフは口々にもうすぐ出ると口走る。

11時50分。3時間半経過。乗客は我々3名と他2名。どうも予約していたという客は来ない様子。5名ではKsh4,000にしかならないので、ガソリン代が出ないとのことでまだ待たなければならないようだ。

ここでさすがにしびれを切らし、13時出発のイー・ジー・コーチで行くことにする。返金はKsh100を取られてKsh700。ま、もうどうでも良い。

他の2名は、女性1名はひたすら社内に座って何事もないように出発を待ち続けている。もう1名の男性は外をぶらぶら、たまにオフィスのほうを眺め、イライラしている雰囲気。

我々3名がキャンセルしたので最低あと5名は集まらないと出発しないだろう。土曜日ということで客が少なく、ほぼ絶望的な感じ。

12時10分。4時間経過。イー・ジー・コーチのチケットを問題なく購入。

13時10分。10分遅れで出発。シャトルはまだ停まっていた。

20時20分。キスム到着。

合計5時間出発待ちをしたことになる。シャトル利用をあきらめてしまったのはケニア人からすると辛抱が足りないということになるのか。しかし、何時に出るかわからないものをひたすら待ち続けるというのは日本人には無理なようだ。

最近よくボランティア同士でケニアで商売をしたら儲かるか?という話になる。

日本では損をして儲けるという言葉があるように、たとえばシャトル経営であればバスはすべて定時に出るようにする。時には乗客が少なく損をすることもあるだろうが、定時に出発するとわかればその時間に乗客が集まりトータルではプラスになるのではないか。

ケニア人だって待つことは好きじゃないはず。だからイー・ジー・コーチやアカンバといったバス会社が成長しているのだろうし。

料金はシャトルよりも1割くらい高く設定。

どうだろうか?

うまくいかないね

土曜日に買った自転車。クランクアームをBBに取り付けているねじがなめていて、緩いのは分かっていたのだが今日くらい大丈夫か?と思い初の自転車通勤と意気込んだのだが、家の門まで来てクランクアームがポロッと落ちた…。あきらめて歩いてオフィスへ。

そしてオフィスはいまだ停電継続中。12日目か?

うむー。

髪切った

ケニアに来て早4か月。キスムに来て2カ月ちょっと。

ナイロビで1度髪を切ってましたが、キスムで初めて切りました。

職場の女性にアジア系の髪も切ってくれるところを紹介してもらいました。

お店はインド系の経営でしたね。こちらで商売をやっているのは本当にほとんどインド系です。時間にして15分くらい。あまり手際が良いとは思えなかったのですが、結構ふつうになってますね。前髪は思いっきり揃えられたので自分で縦にはさみを入れてラフな感じにしてみました。

おもしろかったのは、マッサージ屋さんもやっているみたいで、首と背中を軽くマッサージしてもらえたこと。日本の床屋さんもそうですよね。

料金は300ケニアシリング、日本円にして360円。ちなみに、ナイロビで切った時は700ケニアシリング。

ケニアの方々はきつい天然パーマなので、ほとんどみんな丸坊主です。それは大体100ケニアシリングでやってくれるそうです。

自転車購入

エコを反映して、日本ではちょっとした自転車ブームだったように思う。自分は1998年にスペシャライズドのマウンテンバイクを買って以来、いつかはスポーツ自転車がもっともっと一般的になると思っていたのでほくそ笑んでいた部類である。

そんなわけで、自転車大好き人間なのでケニアでも自転車に乗りたいとずっと思っていた。しかし、ナイロビでは車と人がが多く、自転車を乗るにはいい環境ではなかった。

キスムは本当の町のど真ん中でもナイロビのように込み入っていないし、町も小さいので自転車があればとても重宝すると思っていた。ケニア赴任後3カ月は乗れないというルールがあって、その期限は4月頭に切れていたのだが引っ越しがあったり、なかなか買いたくなる自転車がなかったこともあり手に入れられないでいた。

で、念願の自転車を購入しました。GIANTの手頃なのでもあれば、とずっと思っていたのだが、そんな選択肢は当然できず、スーパーで売られている何の変哲もない山を走ったら壊れてしまうマウンテンバイクにした。普段の足代わり、町の移動だけと割り切っての購入。タイヤが太いので、ちょっとは悪路でも乗り心地、耐パンク性が高いだろう。

7,290ケニアシリング、日本円にして大体8,800円くらい。

久々に自転車で走る町はとても気持ちがいい。ラウンド・アバウトも簡単だった。

かなりウキウキだったのだが、帰宅して簡単なメンテナンスをしてみるとその気分もすぐに反転。

クランクをBBシャフトに取り付けているねじがなめていて、絞まらない。ブレーキパットの取り付けねじが手で回るほど緩んでいる。別の自転車屋で買ったアーレンキーがとても弱く何本かのねじを回しただけで角が丸まった。

ケニアで質を求めてはいけないのは分かっているが、すべてがひどい出来だ。

自転車はスーパーではケニア産だといっていたが、フレームにはMaid in chinaと書いていある。逆に安心という気もしたが、平気でうそを言うケニア人にまた辟易。

日本にいると、最近は中国製品は安かろう悪かろうというレッテルを払しょくしてきているように思う。が、それはきっと日本企業が中国に出向いて、品質管理に努めているからに違いない。そういったプロセスを経ないで輸出されてしまった物はヒドイ出来になるようだ。