SANSORA

自分の住んでいるフラットですが、どうも名前が変わったみたいです。以前から看板はあったのですが昨日文字が書き込まれました。SANGO COURTになったみたいです。まったく住人に伝えられずに変わるのはいかにもケニアらしいですが、驚いたのはそれよりも、Formerly SANSORAというところ。ずっと、Sun Solarかと思っていたのです。トゥクトゥクに乗った時に、Sun Solarと発音したつもりで行き先を伝えていたんですけどね。SANSORAとは何語なのかも気になるところです。

雨季の兆し

職場で「日本はどうなっているんだ」とよく心配されるように、日本の災害については関心が高いです。連日TVニュースでも、ラジオでも新聞でも取り上げられています。遅いですがインターネットが安定しているのでネットからは日本にいるのと変わらない感じで情報は入ってきています。追いかけ始めるときりがない。

災害が気になるところではありますが、軽く天気の話でも。今週になってから夕方から朝方にかけて雨が降るようになりすっかり涼しくなりました。夜は毛布をかけていないと寒いです。日中も半そでだと日陰では肌寒いくらい。オフィスは日差しも入らず、建てつけの悪い窓からビル風が吹き込むので、大げさだと思いますが皮ジャンを着ている同僚なんかもいます。たとえるなら10月頭の初秋といった陽気かな。赤道直下でも標高1,000mだとこんなにすごしやすいんだな、とあらためて感心。

東北大震災

震災をケニアで体験した。朝、職場に行くとTwitterに地震系のつぶやきが増えてくる。その後Yahoo!を始めるニュースサイトが取り上げ始める。そして、ケニアの地元局でもCNNなどの映像を使って報道を始める感じ。

個人的に思ったのは、自粛を求める携帯電話の使用に対して、ネットはとても強かったこと。親との安否確認もネットだったし。

そして、Twitterはスピードでいうと間違いなく1番。やっていてよかったと思った。しかし、愉快犯なのか「閉じ込められています」というガセ情報があったのも事実。残念だと思う傍ら、こんな世紀の震災に対しても規律、モラルをもって対応している日本人に感動。日本人ってすごい。誇れるよ。

キスムにウチュミ

キスムの街は生活していて決して景気が良いようには思わない。先日もTuskeysというスーパーマーケットのあるモールに行ったら2階の映画館とその手前にあった、キスムで唯一といってもいいカフェが潰れていた。ナクマット・メガ・シティの方も1階のテナントはとても出入りが激しい。去年出来たModern Coastというバス会社の事務所も消えていたし、子供服の店やフレッシュジュースの店もなくなっていた。

そんな中、職場のそばでは2か所でショッピングモールの建設を行っている。その1つの現場でこんな看板を見つけた。Uchumiというスーパーマーケットが来るらしい。Uchumiは国営のスーパーマーケットで、ナイロビにはナイロビやナクルにあるものだ。個人的に、Uchumiのちょっとあか抜けていない雰囲気が好きだったりもするのだが、この界隈にはナクマット・メガ・プラザをはじめUKWALAが3店舗、Yatinが2店舗とスーパーマーケットがひしめき合っている。

メインストリートだけでも靴屋であるBataという店が3店舗もあるところを見ると、こちらの人の出店計画に若干の不安を感じるのだが。

物を貸すのは止めましょう

職場の同僚に貸したMacBook Proが2週間ぶりに帰ってきて、無事で帰ってきて胸をなでおろしていたのだが、充電しようと思いコンセントの変換アダプタをみると、1本欠けていた。それが原因か、変形ロボのようにコンパクトに畳まる部分がちゃんと畳まなくなっている。今日同僚に「何これ?」と尋ねると、とても申し訳なさそうに、「私じゃないんだけど、誰かが折っちゃったの。」と言ってきた。「これ、日本で買ってきて、世界中どこのコンセントにも対応できてとても気に入っていたんだよな」とちょっとだけ嫌味を言ってみたら、「じゃ、同じの見つけてあげる」と帰ってきた。見つからないよー、というと、ケニアを馬鹿にしないで、絶対に見つかるからと事である。自分はケニアで同じのを見たことは無い。見つかってくれるとうれしいが、同じスペックのものは無理だろうな。Macを返す時には言うのを忘れていたと言っているが、本当だと信じたい。壊れたら困るものは貸さないことですね。知っていたけど改めて思いました。

そんなんで、今まで1年ちょっとで誰かに持っていかれてしまって無くなってしまったもの思い出してみた。

・指差し会話帳日本語版

オフィスに日本語に興味を持ってもらえればと思って置いていたものが無くなった。

・赤/黒の水性ボールペン

あるオフィスに置き忘れて取りに戻ったけど時すでに遅し。

・マウス

年末年始の休暇から帰ってきたら消えていた。

・ブランクDVD-R数枚

オフィスに置いておいたら何枚か減っていた。

・ネットワークケーブル

オフィスに置いていたら誰かに持っていかれた。

・プラスティックチェア

家の前に置いておいたら、いつの間にかフラットの共用物に吸収されていた。

・ガム

オフィスにプラスティックケースに入れて置いておいたらいつの間にか全部食べられていた。

・タバコ

ドミのベランダに置いておいたら、一晩で19本吸われた。

ほか、貸したのになかなか帰ってこないもの

・USBフラッシュ

11月に貸したきり、来月買う、来月買うといわれたままいまだに同僚に使われている。

・オフィスのカギ

合鍵を作ればいいものを、貸したきり、いつの間にか共用物のように扱われている。

・NWスイッチ

一時的に設置したものなのだけど、なかなか新しいのを買ってくれないので撤収できない。

どれも気にするのが馬鹿らしい様なばかりだけど、なぜか忘れられない。日本人同士で食事をしていると、よく最後の1つに誰も手をつけないような習慣があまり気持ち良くないと感じているが、こちらの人は気持ちいくらいに全部持って行ってくれる。気にしない、気にしない。

しかし、指差し会話帳はちょっと気になるなぁ。無くなっては困るものはすべて名前を書いておきましょう。

瓶のデポジット

ケニアでは飲み物は瓶に入っているのが一般的。瓶はスーパーマーケットや商店で買うとデポジットを取られる。ビールは1本17シリング(20円弱)のデポジット。中身が500ml、90シリング。

基本的に、ケニアの人は瓶で買って、自宅で飲むということをしないように見える。コーラなどの炭酸飲料はその場で飲んで瓶を返す。ビールはバーで飲む。なので、瓶にデポジットがかかっていても関係ない。

しかし、日本人としては冷蔵庫に冷えたビールを保存して、仕事帰りにプファーとしたくなるもの。で、スーパーで瓶ビールを買って冷蔵するのだが、困るのは空き瓶。デポジットなので、日本のように空き瓶を返せば当然現金を戻してくれるものと思いきや、現金ではなく、ビールにだけ使えるクーポンをくれる。次にその店でビールを買った時に、戻した空き瓶分デポジットを差し引いてくれる仕組みだ。で、その数は基本的に戻した空き瓶以上のビールを買わないと受け付けてくれないという変なルール。7本戻して5本買うくらいは流してくれることが多いが、たとえば10本戻して1本だけ買うなんてことをすると、受け付けてくれない。なので、増えた空き瓶を減らすのが難しい。

今家には30本ほどの空き瓶が。7本戻しの5本買いで、地味に減らしているのであるが、ついつい空き瓶を戻さずに買ってしまうことが多いためなかなか減らない。このデポジットの仕組みどうにかならないものかな。

瓶に入った飲み物を見ると、缶入りが一般的な日本と比べどちらが効率的で環境にやさしいのかなんてことも気になったりする。瓶入りの飲み物は相当に重い。輸送コストは結構かかるはず。再利用するにしても洗浄して、ラベルを張り替えてとしていると結構コストがかかるような気がする。缶なら相当に軽い。再利用は一度溶かさないと無理だろうけど。この辺に詳しい方、ぜひ教えていただきたい。

夜コンビニへ行きたい

お昼前にキブエマーケットに買い物に行き、暑くてのどがからからだったので帰宅後ビールをあおり、余ったキャベツと豚肉、卵を消費すべくお好み焼き(広島風)を作り食す。味の素、塩、だしの素をちょっと多めに降ったらソースが無くてもかなりうまい。キャベツをかなり多めにしたのでちょっとマヨネーズをかけるとさらにおいしかった。

昼のビールが回ったのか、それからはベッドでウトウトと昼寝。普段夢を見るほうではないが、浅い眠りのためか半分意識を残しながら変な夢を見た。

それは、ケニアに赴任した後、研修を終え任地に赴任する日のこと。赴任のため空港に集合し、任地行きの飛行機に乗り込む。そしてついた任地がなぜか日本。携帯も繋がらず、お金もケニアシリングしかなくかなり困る。なぜか日本は常夏の時期で、松本市そばのスキー場が見える家にホームステイすることになる。夜コンビニへ買い物へ出かけるのだが日本円が無い・・・。そんな感じ。さて、この夢からどのような精神状態を分析できるのか。ホームシック?

外付け1TB HDD

予備で持ってきていた2.5inc HDDを壊れたパソコンの交換用として使用してしまったためディスクスペースが足りなくなった。そこで外付けのHDDを新調。キスムのSUMO ComputerでポータブルHDDの値段を聞いたら14,000シリング(約15,500円)もする。ちょっと日本よりも割高のような気がし、ナイロビに行ったときに1TBの据え置き型(3.5inc)外付けHDDを購入。こちらは8,200シリング(約9,000円)。USB3.0に対応しているというのが決め手になった。ま、パソコン側は対応していないのだけど。

付属のバックアップソフト(WD SmartWare)はバックアップがめちゃくちゃ遅くて使い物にならなそうだが、今のところファイル置き場としては問題なく使えている。

ただ、3台のノートのバックアップと、2台のポータブルHDDのバックアップを取ったらすでに容量の90%を使用してしまった・・・。2TBにしておけば良かった?

ヒルクライマー

近藤史恵のサクリファイス、エデン、そして川西蘭のセカンドウインドに引き続き、高千穂遥のヒルクライマーを完読。

こちらは前者のサクリファイスやセカンドウインドと違い、自転車レースにフォーカスというより上り坂を自転車で走ることに夢中になるという物語。自転車を知らなくても楽しめるのは前者と同じか。ただ、もう少し深みが欲しかった。

日本にいるときよりも日本語の本をたくさん読んでいるのは気のせいか。