BMW E83 LCI X3へスマートフォンホルダー取り付け(CDスロットル取り付け型)

確か、もうダッシュボード上へ張り付けるタイプのホルダーを3つほど、吸着板を1個試しましたが、すべてしばらく使用していると脱落してしまいました。

もうダッシュボードへ張り付けるタイプはダメだと諦め、CDスロットルへ差し込んで固定するタイプを購入です。

モノはSatechiというところのCDスロット取付型ホルダー スマートフォン用3.5~5.5インチ用のものです。いくつかあるようですが、Amazonのレビューと価格で決めました。

取り付け位置が下がるため、操作には視線をしたへ向ける必要が。固定した感じはスマホ程度だったら全く問題ない感じです。

取り付けはいたって簡単。CDスロットへ差し込んで、下部にあるレバーを下げるだけです。こういったものにはつきものの、車種によって干渉したり、位置がいまいちだったりするので人柱というか、現物合わせ的なところは致し方ないですね。

上から見たところ。CDスロットの形状によってはもう少し奥へ入るのかもしれません。
下から見たところ。Infoのボタンに干渉しています。しかし、このボタン、機能しているのかよくわからず、とりあえずは問題なさそうです。

2020年4月1日追記
Infoボタンは、交通情報への切り替えボタンでした。ラジオへ切り替えると、交通情報となってしまう現象が出たため、Infoボタンの周りにゴムを貼り、ボタンが押されないようにしたところ、問題解消です。100㎞程スマホを装着して走行しましたが、今のところ問題なし、というか、ダッシュまわりもきれいになるし、特に運転に支障が出るようなこともないため、今まででベストです。おすすめかも。

E83 LCI X3イカリング(Angel eyes)のバルブ交換:128,217km

Anycaでの6日間の貸し出しが入り、上機嫌でいると、貸し出して2日後くらいにメッセージで「ライトが切れてしまったようです」との連絡が入りました。ここのところ、よくバルブが切れます。つい最近も、ライセンス灯と左後ろのポジションライトのバルブを交換したばかり。車齢10年を超えるとバルブ類も寿命ですよね。大きな出費にはなりませんが、チリつもで、合計すると結構な額になってしまうような気がします。この車の交換バルブだけで5000円は使っているかと・・・。

メッセージではどの部分が切れたのかわからなかったので、現車を確認してから部品を注文することにします。Hi/Lowビームだと高そうな予感でしたし。

現車にて確認したところ、右側のスモールライト、通称イカリングのバルブのようです。警告灯が点灯し、確かに左側のスモールライトが切れています。ここが切れると、ウインカーが代わりに点灯するんですね。リアのスモールライトの時も代わりに点灯するライトがあり、バルブ切れでも安全性が確保されるようです。こういった設計思想がファンを作るのだと、故障とは関係の無い事を思うのでした。

運転席側のイカリングが点灯しません。代わりに、ウインカーランプが点灯しています。
日本ではイカリングという呼称が定着しているようですが、正確にはAngel eyesのようです。天使の目には見えませんが・・。

バルブを取り外します。取り外しは、ウォッシャータンクを移動させ、ライト背面のスペースを空け、バルブと一体になったリフレクター部分を左へ回します。工具はウォッシャータンクを止めている10㎜のボルトを回すレンチのみです。

イカリングを点灯させているライト。これは取付時の写真なので、そこだけきれいになっています。
コネクタは、リフレクター部分を取り外してからのほうが楽です。取り外しは、爪を押して引き抜く、ごく一般的なものです。防水のリングが入っているのでちょっと力が必要です。
取り外したバルブとリフレクター部分。

取り外すと不思議に、リングが2つですがバルブは1つです。うまい具合に光がとおるようになっているのでしょう。事前の調べで分かっていたのですが、バルブ交換時は、リフレクター部分と一体で交換のようです。バルブの取り外しができません。

リフレクター部分を背面から見たところ

リフレクターと一体だと4000円くらいのようです。検索して出てくるのは、LED化したものばかり。自分の場合、ドレスアップ系のチューンはやらないことにしているので、バルブだけ安く交換することにしました。

このバルブ、純正はフィリップス(Philips)の2082 10w 12vというもののようです。検索すると、日本では、KOITOのP8815が出てきます。

さて、バルブを取り出す方法ですが、バルブはBA9sという形状の口金で固定されているので、2か所にポッチが出ており、右へ少しひねって止まっています。このポッチを取り出すための切り欠きをリフレクター部分に作ってあげます。どう作っても良いのでしょうが、私はYoutubeで紹介されている、針金を加熱して溶かして穴をあける方法をとりました。

針金をプライヤーで挟み、ろうそくの火で加熱し、リフレクター部分に穴をあけます。

針金をろうそくで加熱していると、小学生の時に、太陽の牙ダグラムのプラモデルをウェザリングと称して、よく溶かしていたことを思い出した。

穴をあける場所は、バルブに沿って対角となるように空ければどこでも良いように思いましたが、ソケットの切り欠きに合わせたほうが脱着がしやすいかもしれません。とはいえ、バルブを取り外さないと切り欠きの位置が分かりません。自分の場合、4か所穴をあけてしまいました。偶然にもそのうちの1組が切り欠きの位置と一致していました。

リフレクターとソケットには隙間があるので、切り欠きと穴の位置が合わなくても回せばバルブは取り出せそう。自分の場合は偶然一致しました。

穴をあけた後、バルブを左に押し回し、引き抜くことができるようになります。

交換したバルブはKOITOの12V 10WのP8815というもの。Amazonだと900円弱です。
抜きとった切れたバルブです。Philips 2082と書いてあるような気がします。

新しいバルブの挿入は悩むことは無いでしょう。奥まで挿入し、右に少し回して固定されます。

新しいバルブへ交換です。

車体へ戻し、コネクタを接続。で、ライトをつけると、無事にイカリング復活しました。警告灯も消えました。

イカリング復活です。色の違いも見られません。

LEDじゃないので、警告灯が付きっ放しということもありませんし、色あいも純正が好きな人には問題なしです。何せ、部品代は1000円で足りてますから大満足です。

BMW E83 LCI X3ラジエターアッパーホース交換(128,217km)

以前、エキスパンションタンクが割れた際に、ホースを引き抜こうとしたところ取り付け部分が割れてしまったのでラジエターアッパーホースも併せて交換しました。が、このホース、取り付け早々LLCが漏れます。

パルカで購入したマイレ製のものですが、エキスパンションタンクへ接続している細いホースのジョイント部分が、ホース側の穴が大きいようです。純正装着品とOリングを比較するとマイレ製のは明らかに一回り大きかったのでした。

漏れ防止剤を使ったり、液状ガスケットを塗ったりと色々したのですが、いっそのこと交換することにしました。漏れ自体は3000㎞走って100cc補充が必要かどうかといったレベルだったのですが、漏れると独特のにおいを発することと、気分的によろしくないので交換です。まだまだ乗りますから!

部品調達

クランクシャフトシールの部品発注と一緒にセントピアさんで購入です。

部品番号:17123415433

ホースはprexaというメーカーのモノ。作りはよさそうです、少なくともパルカが取り扱っているマイレよりは。

交換

交換作業自体は特に悩む個所は無いです。

  • エアインテーク周りの部品を取り外します。
  • アッパーホースを取り外した時に、LLCが飛散するのが嫌なのでアンダーパネルを取り外してラジエターコアから少しLLCを抜きます。ちゃんと受け皿を用意しましょう。
  • 後は、アッパーホースを外して、新しいホースを挿入するだけです。エア抜きはアッパーホースのエキスパンションタンク側のジョイントにドレインのネジがあるのでここを緩めると良いようです。
ホースを取り外したところ。クランクシャフトシールの交換と一緒にやったので、補器類ベルトが取り外されていたりします。ベルトにLLCが飛散するのが嫌なら取り外した方が精神的にはいいかもしれませんね。簡単に取れますから。
取り付け完了。ホースを差し込んだ感じが、ちゃんとOリングが効いている感じで、よさげです。

エア抜きをして、足りないLLCを補充します。くれぐれも「多いに越したことは無い」などと入れ過ぎないことですね。自分の場合、多分これが原因でエキスパンションタンクを破裂させました。

後日記載
500㎞走行後に確認しましたが、LLCの漏れは無し、甘い独特の香りも消えてくれました。めでたしめでたし。はじめから交換すれば、要らぬ心配も無駄なお金も時間もかからずに済んだのですが、漏れ防止剤のパフォーマンスなど少しだけためになりましたかね。

BMW E83 LCI X3フロントクランクシャフトシール3回目の交換(128,217km):リベンジ偏

前回、苦労の末にシールを抜き取り、交換したは良いものの、500㎞程の走行でオイルが漏れてきました。中国のコピー部品であるクランクシャフトシールを使用したためだと思い、今度はYahoo!ショッピングで何度か使用したことのあるセントピアからちゃんとしたOEM品を調達します。

が、結果からいうと部品が悪かったわけではなく、取り付け方法がダメでした。挿入はただ入れればいいものと思いきや、挿入時にちゃんと製品付属の白い円柱状の挿入ガイドを使用しないと、シール内側の部分が外へ向かって曲がってしまい、結果漏れてしまうようです。

OEM品を挿入時、何も考えずに初めから抜き取り・挿入の専用工具を使用し圧入たところ、シール内側が一部分折れて外側にはみ出していることに気づき、問題が発覚。このシールは再挿入は出来ないので、2度同じ部品を購入することに。あらら・・・。

でも、今度は自信ありです!

一応交換した記録を残します。

誤って取り付けてしまったシールを取り外し

まずは取り外しです。3回目ともなると、要領も分かり問題なく引き抜くことができました。やはりポイントは、ちゃんとドリルで下穴を作り、専用工具付属のネジをしっかり6本ともねじ込んで引き抜く、これですね。

こんな感じで、またもや漏れが発生しています。補器類ベルトのエンジン側にオイルが付着しているのがわかります。ここに付着するって、クランクプーリーの裏側から漏れる以外ないですからね。
6本のねじをしっかりねじ込んで引き抜きます。液状ガスケットを使用していましたが、問題なく引き抜くことができました。
引き抜いたクランクシャフトシール。液状ガスケットはうまい感じに入り込んで、シールしていたような感じです。この時は気付きませんでしたが、シール内側の茶色い部分がクランクシャフトと接してシールするわけですが、ここはこのようにエンジン外側に向かって曲がっていてはいけません。

新品再挿入、そして再々挿入

セントピアさんから購入したクランクシャフトシール、elringというメーカーです。

OEM品のクランクシャフトシール

前回同様に、専用工具をはじめから使用して挿入したところ、クランクシャフトと接する肝心のシール部分が折れて、一部は外側、一部は内側に曲がるとなってしまいました。なので、その誤って挿入してしまったシールをまた抜き、新たに購入したシールを挿入します。

挿入時は、必ず製品付属の白い挿入ガイドを使用し、シール内側が外へ曲がらないようにしなければなりません。

まずは白いガイドを使用して手で挿入

はじめは手で挿入し、そのあと、専用工具の押す部分をあてて軽くハンマーでたたいたら、内円部分がクランクシャフトに乗りました。ここで白いガイドを取り外し、そのあとは、専用工具を装着してエンジンブロックの面まで挿入します。

挿入後です。わかりにくいですが、内円にあるクランクシャフトと接する部分は、エンジン側に曲がっていなければなりません。それにしても、ガスケットが汚いですね・・。きれいにする余裕がありませんでした。

説明書は読むもの

製品付属の説明書に、ちゃんと書いてあります。よく読みましょう!

ちゃんと挿入ガイドを使用して、シールが曲がらないようにって書いてありますね。なぜ4時間待つのかは不明

今度こそ大丈夫なはずです!

2020/3/11追記
その後1,000kmほど走行していますが、問題なくオイル漏れは止まりました。ふぅー、今回はかなりな強敵でした。
OBD2スキャナーでは、「29E0 Mixture control」と「29E1 Mixture control 2」は消えてくれました。が、「2A82 VANOS intake」については継続して出力され消えてくれません。VANOSソレノイドがおかしいのかもしれませんが、今のところ無症状なのでしばらくは様子見しています。

BMW E83 LCI X3フロントクランクシャフトシール2回目の交換(126,781km):交換編

交換は今回で2度目なので、特に下調べもなく作業開始。

最初に結論

結論から言うと、装着されいているクランクシャフトシールを抜き取るのに相当苦労しました。結果的に、N52エンジンの専用工具で抜き取ることができましたが、前回交換したクランクシャフトシールが相当に”きつく”作られていたのか、取り外し方法が悪かったのかはよくわかりませんが、途中あきらめかけたのが正直なところ。

準備編で、電動ドリルを購入したと記載したのは、抜くのに苦労した事情がある為です。はじめは手動でプラスドライバーを使用してタッピングねじを回していましたが、かなりトルクをかける必要があったり、若干ねじを斜めにねじ込んでいく必要があることから、何回も作業を繰り返すには、限界を感じたためです。結果、ドリルで下穴も作れるし、ねじも簡単に最後までねじ込むことができたので大正解でした。はじめから買っておけばよかったと後悔です。恐らく、今回抜き取ったクランクシャフトシールの場合は、電動ドリルドライバーが無いと抜けなかったことでしょう。

以下、簡単に紆余曲折、悪戦苦闘した経過について書きたいと思います。

クランクシャフトシールへアクセス

まずはクランクシャフトシールへアクセスするために、諸々外していきます。

ラジエターファンを取り外し
補器類ベルトを取り外し、一応割れの確認もします。走行1万kmほどですが、問題なさそうです。
クランクプーリーを取り外し、シールを前面から見たところ。見た目、どこから漏れているのかわかりませんでした。

抜けない・・・

手動で工具に付属ねじを使用して抜き取り作業。付属ねじだと6本のねじすべてをねじ込むことができず、少し細めのねじを購入して作業を実施。結果、何回かやって1㎜位動いたところから一切動かなくなってしまった。

N52エンジン専用工具を使用して抜き取りにかかりますが、ねじ込んだネジが簡単に抜けてきてしまい、シールを抜け出せません。
左が工具に付属の抜き取りに使用するねじ。右が追加で購入した細いネジ。細いネジを使わないと6本すべてねじ込むことができませんでした。購入したのはトラスタッピング太さ×長さ3.5×25㎜のものです。

電動ドリルドライバー投入

日を改め、電動ドリルドライバーを使用して作業。購入したドリルが思ったよりも短く、抜き取り工具を装着した上からだと長さが足りずにドリルを買い足したり、ラジエターとの干渉により電動ドリルドライバーが入らないために、アングルを付けられるアタッチメントを購入したり。電動ドリルを使用して、工具に付属の太いネジを6本中5本使用できるようになり、引き抜きを試みますが、何度やってもダメです。ここでN52エンジン専用工具を使用して抜き取ることを断念。

電動ドライバーで各段に作業スピードがアップしました。ネジも最後までねじ込めますが、画像のようにL型アダプターを使用しないとスペース的に入りません。
電動ドリルのL型アダプタ―。これで狭い場所でも電動工具が使えます。

ダメもとでシールプーラー購入

ダメもとで、工具のストレートで販売している、爪で引っ掛けて抜くタイプの工具を購入し、試します。全くダメでした・・・。そもそもシールの幅がありうまくひっかけられないのと、支点にうまくできる場所が無い事、一か所だけ引っ掛けて力がかかってもシールの半径が大きいのでとても抜け層の無い事が分かりました。

ストレートで購入したシールプーラー・シャフトタイプ。電話で店舗に確認し、在庫があるとのことで出向いて購入したのですが・・・・。
爪がかかるポイントがかなり奥になり、うまく支点が定まりません。もっと浅くて、半径の小さいカムシャフトなんかのシールで威力を発揮するのではと思います。

抜けないなら壊して取り出そう

きれいに抜き取ることを断念し、破壊して抜き取ることを試みます。電動ドリルのアタッチメントでダイヤモンド砥石ビットを購入しました。シールの枠は鉄製であることを前回の購入で知っているので、ヤスリで削って、切ってしまおうとの考えです。思いのほか硬くてなかなか削れないのと、ビットの直径が10㎜近くあり、奥まで挿入できなそうなので途中で断念です。手動で削る?場所的に1週間くらいかかりそうなので削ることは断念します。

きれいに抜き取ることをあきらめ、削ってしまおうとして購入したダイヤモンド砥石

正攻法に戻ってみる

万事休す、あきらめという文字が頭によぎった時に、1㎜位出ている部分をマイナスドライバーでたたいて、隙間を作り、潤滑剤を流し込めれば抜けないかな、と思います。今までも潤滑剤を使用していましたが、エンジンブロックとのクリアランスは全く無いようで、入っていっている感じがありませんでした。
ちょっとだけ抜け出せた1㎜程の幅に、うまくマイナスドライバーが当てられます。上からハンマーで何度か衝撃を与えつつ、潤滑剤を吹きかけます。
これで本当に最後かな、と思って最初に使用していたN52エンジンの専用工具と工具付属のねじ5本、別途購入したちょっと細いけど長めのねじ1本を使用して電動ドリルで奥までねじ込みます。すると、あら不思議、きれいに抜き出てきました!この時の安堵といったら、もうそれはそれは言葉になりません。

トータルでまる1日かかってしまったでしょうか。抜けてきたところを撮りました。あぁ、感動。
抜き取ったクランクシャフトシールです。かなりボロボロ

クランクシャフトシール挿入

挿入は簡単です。パーツクリーナーでエンジンブロックをきれいにして、AliExpressで購入したコピー品のクランクシャフトシールを専用工具を使って挿入します。この時、液状ガスケットをシールの外周にたっぷり塗りました。

液状ガスケットをたっぷり使用

あら、手でねじを回して最後まで挿入できてしまったわ。前回挿入時は、液状ガスケットは、ブロックの合わせ面の部分2か所だけに塗って挿入したこともあるのでしょうが、工具を使用して、結構なトルクで回さないと入っていかなかったのですが、今回はあまりにも軽くて不安になります。

ボルトを手で回して挿入できてしまいました。大丈夫か?
オイル漏れ対策として液状ガスケットをたっぷり塗りました。エンジンブロックとシール間ではなく、クランクシャフトとシール間からの漏れだとこれじゃダメですね。
細目のねじ
他にも何本か購入して試しますが、やはり工具付属のサイズ(恐らく4×25㎜)を使わないと抜けないのではと思います。

クランクプーリー、補器類ベルト、ラジエターファンなどを戻して、液状ガスケットが乾燥するまで3日間エンジンをかけずに放置です。

3日後にエンジンをかけます。しばらくアイドリングさせ、水温が上昇してもオイルの漏れは無さそうです。ちょっと車を動かします。見た目漏れは無さそう。うまく行ったか?

結果やいかに

500㎞程走行してエンジンルームを確認します。
・・・・・。結構漏れていました・・・。残念。とはいっても、オイルレベルゲージは変化が無いので、漏れていても100㏄程でしょうか。やっぱり、AliExpress品ではなく、セントピアでちゃんとしたOEM品を購入して交換しようと思うのでした。

BMW E83 LCI X3フロントクランクシャフトシール2回目の交換(126,781km):調査・工具調達編

2019年に補器類ベルトの破断に伴ってクランクシャフトシールが損傷し、一度交換しました。今回、交換から2.5万km、約1年ちょっとで今度は単純な摩耗というか劣化なのか、前回ちゃんとシール剤を使用しなかったからなのか、オイルが漏れ始めました。

診断

元々オイル消費の多いエンジンですが、最近は走行500㎞程でオイルレベルゲージが1つ減るくらいになってしまいました。そして、OBD2スキャナーでもこんなエラーが出始めています。

2A82 VANOS intakeと29E1 Mixture control 2。一見吸気系の故障かと思いましたが、クランクシールが弱くなって、エアを吸っているためにでているようすです。

VANOS intakeというのをみて、この車を中古で購入時に悩まされたアイドリング時のエンジンの振動を思い出しました。VANOSソレノイドって買うと2万位するんですよね。格安コピー品が出回っていますが、2回試してどちらもダメで、結局純正OEM品を購入し、修理しました。

またVANOSソレノイド交換だと嫌だなと思い、海外サイトを探すと、こんな記事がありました。

2A82は出ていないようですが、少なくとも29E1に関するエラーはクランクシャフトシールで治ったようです。この車のオイルが漏れている症状と照らし合わせると、まずクランクシャフトシールを交換して様子を見るという事で間違いなさなさそう。

アンダーカバーを取り外すと、左側にエンジンオイルが垂れた跡がありました。右側はLLCの漏れによるものです。これも何とかせねば。
クランクプーリーの裏側からの漏れですが、恐らくプーリーによって八方へ飛散してしまうのでしょう、エンジンにべっとりとオイルが付着しています。

用意するもの

クランクシャフトシールの交換は、専用工具が無いとできません。いや、出来るかもしれませんが、恐らくエンジン正面からアクセスできるよう、ラジエターやエアコンまわりを取り外さないと無理でしょう。前回交換に使用した専用工具は、もう使わないだろうと思い、ヤフオクで処分してしまったんですよね。E83を持っている間は処分しなければよかったと後悔です。

なので、またAliExpressから購入しました。クランクシャフトシールもついでに、また中国コピー品です。というのは、シールが悪かったのではなく、挿入時にシール剤を使用しなかったためだと思ったからです。今回は、耐熱性の高い、オイルシールにも使用できるシール剤を挿入時から使用したいと思います。

AmazonでJTCのこんな安い工具もあるようですね。こちらでもよかったかもしれません。

それほど高額なものではないので、Yahoo!ショッピングからの購入がいいですね。安いからと言って、パルカから買ってはいけませんよ。パルカは個人だと商品に問題があっても交換してくれませんから。

  • 液状ガスケット

前回交換時に散々迷った液状ガスケットです。純正品は国内の一般の通販では売られていないようですし、かなり高いです。海外のサイトを見ているとこのパーマテックスブラックpermatex blackという液状ガスケットを使用し、漏れなかったという記載がありました。

特徴が近そうなモノタロウ品を探し、使用しました。

作業をして、途中で電動ドリル・ドライバーを購入しました。というのも、前回挿入したクランクシャフトシールが全く抜けず、何度も引っ張り出す作業をする必要が生じ、さすがに手でドライバーを回すのに限界を感じたためです。下穴を作るためのドリルも必要となったため、思い切って購入しちゃいました。

  • 電動ドリルドライバー:マキタDF033DZ

家で使用している掃除機と電池を共通にしたかったこともあり、10.8Vモデルにしました。トルクは28Nmと、先端にソケット工具を使用する場合には役不足かもしれませんが、ドライバーとして使うには十分な性能です。

一緒にドリルと電池パックも購入です。

  • リリーフ(RELIFE) 六角軸ショートドリルセット 鉄・ステンレス・アルミ 10本組 26835

結果的には、このドリルは短すぎました。普通の長さのドリルをねじを買いに行った際に、コーナンで購入です。コーナンのPB品。値段もお得でしたね。

  • アネックス(ANEX) スーパーミニ L型アダプター 電動ドライバー用 AKL-560

L型のアングルアダプターが無いとねじを回す際、電動ドライバーがラジエターと干渉してしまい使用することができませんでした。このアダプターでばっちりです。

E83 LCI X3フロント右側ワイパーゴム交換(126,000㎞)

下が避けてしまったワイパーゴム

1月5日の貸し出し前に、ウォッシャー液でフロントガラスを拭こうとしたところ、右側のワイパーが全くふき取りません。降りて確認すると、ワイパーゴムが避けてしまっています。

この日は天候も良かったことからこのまま貸し出し、今度の週末までに交換することに。

確かワイパーゴムはつい最近買えたばかりだったような。。年明けから雪国へ連れられて行くことの多いX3、凍結したガラスに固定されたままワイパーを動かされて避けてしまったのではないかと想像します。

いつも聞いているんですけどね、「何か問題ありましたか?」と。そしていつも答えは、「特にありませんでした」です。これ、問題ありありで、気づかないはず無いと思うのですけどね。

年明けに貸した方、キーをひねってセルを回すことも知らないような若い方。確か、草津方面へ行かれたような。その時かなぁなどと想像してみました。

ま、高いものではないからいいのですけどね。今回もモノタロウのPB商品で、幅6㎜、長さ500mmのものを使用しました。

替えゴム 撥水ワイパー モノタロウ M-ST-500-6 500

BMW E83 LCI X3ライト切れ(左後ろと後ろライセンスプレート:125,283km)

Anyca貸し出しから帰ってきたら、ライトのバルブ切れ警告灯がついていました。

返却時に、毎回必ず「車に問題なかったですか?」と聞いていますが、「特に問題ありませんでした」という返事がほとんどです。でも、こんな風にライト切れの警告灯がついていても気にならないんですね。それか、知らないふりをしているか。さぁどちらなのでしょう。

ただのライト切れだと思い、まずはライトをつけて外周をチェックします。すると、後ろライセンスプレートの2つあるライトのうち、左側がついていないことが判明します。

12V C5Wと書いてあるような気がします

左側のカバーをマイナスドライバーを隙間に入れて外し、バルブを確認します。以前、ルームライトをLEDへ交換しようとして取り外したグローブボックスに使用していたものと同じバルブサイズです。グローブボックスは何度か外しているうちに配線が切れてしまい、修理するのが面倒でバルブを抜いていました。そのバルブを使用することに。

バルブを入れると問題なくライト点灯。で、ライトカバーを戻そうとしたところ、プラスチックがぱりぱりと割れました・・・。10年以上前の車ですからね、しょうがありません。残った爪だけで外れなそうなので、問題なしとします。

そして、メーターを確認しましたが、まだライト切れ警告灯が点灯したままです。

ん!?ほかにも切れている?スモールライト、ウインカー、フォグランプなどを確認しますがどれも正常に点灯します。ブレーキライトかなぁ、と思い、スマホで動画を取りながらブレーキを踏んでみました。

左ブレーキライトが切れています。安全の為、ブレーキライトが切れると、内側のバルブがブレーキライトの代わりをするんですね。

すると、左ブレーキライトが切れていました。以前右側が切れた時に購入した新品バルブが1個残っていましたので、それと交換することにします。

ガラス球:T16 /口金:W2.1×9.5d という12V16wの電球です。コーナンで2個入りで500円くらいだったよな気がします。。

内装を取り外すのに工具は不要で、はめ込みのサイドガラス下あたりを押すと、内装が外せます。

電球交換のためのトリム取り外しは、赤丸で囲ったところを押すとできます。見た目、ここが取り外しのためのポイントと気づくことは、難しいですよね?

するとブレーキライトにアクセスできます。手でバルブが外せそうなのですが、どうしても回せず、結局はバイスクリップを使用して半ば無理やり回しました。よく割れなかったわ・・・

バイスクリップで挟み、グイっと回すと外れました。

内装は工具なしで取れるので、恐らく手で取り外せるように設計されているのでしょうが、何度やってもダメでした。恐ろしく精度が悪いのか、誤って組付けられていたのか、私のやり方がおかしかったのか定かではありません。取り付けもなかなかうまく溝にはまりません。力ずくでグイっとやって取付完了。ほんと割れなくてよかったわ。

あと、私はLEDではなくフツーのバルブ(ハロゲン?)が相性問題を気にしなくてよいので好きなのですが、今売られているバルブはほとんどLEDとなっていることにもびっくりしました。値段も下がってきているので、あえて普通のバルブを使う意味がないのでしょうか。

以前、ルームライトを格安のLEDに交換したところ、すべてのルームライトが付かなくなってしまうというトラブルがあった為にその後手を出していないんですけど。

これで警告灯も消えました。場合によっては電気回路がおかしくて警告灯が付きっぱなしになることもあるようで、そうでは無くて良かったです。

E83 LCI X3スタッドレスタイヤへ履き替え(123,696km)

CX-8のタイヤを朝履き替え、夕方少し時間ができたのでなかなか変えられなかったX3のタイヤも換えちゃいます。よく考えたら、明日からAnyaca貸し出しの方がスタッドレスタイヤ希望。何としてもやらねば・・・。

X3のタイヤ交換はもはや手慣れたもの。いつも右後輪のホイールをハブから外すのに苦労するのですが、今回は素直に外れてくれました。

工具

使用した工具。ジャッキは車載の純正品を使用。トルクレンチはあると良いですね。これだけの長さがあると、100Nmを超える締め付けも楽々です。

十字レンチがあると格段に作業効率が上がります。軍手をはめて、慣性力を利用してクルクルクルっとボルトを外せたときは気持ちの良いものです。十字レンチを選ぶポイントは、ソケットが薄くなっていること。これは、通常のソケットだとホイール側のボルト穴(ナット穴)にソケットが挿入できない場合が有ります。収納を考えて、折りたたみ式になっているとなお良いですね。

トルクレンチは、ソケット付きのものだと間違いがないですね。ホイールナットを閉めるには200Nmくらいまで対応した1/2差し込み角(12.7㎜)のものが良いでしょう。精密な工具なので、ケース付きを選びましょう。因みに私はモノタロウの格安品です!といってもAmazonでも十分安いです。

特に問題なく、ホイールごと履き替え、トルクレンチで120Nmでカチッと。空気は規程200/220kpaのところ20kpa程低くなっていたので、自転車空気入れで調整します。

ところでホイールの取り付け方法が国産車と違うのって意味あるの?

ホイールの脱着をしていつも思うのですが、国産車が採用しているスタッドボルトがハブハウジングから出ているものと、BMWのようにハブ側にはねじ穴があり、ホイールをボルトで取り付けるもの。一体どちらが良いのでしょうか。

作業的には、位置決めが楽な国産タイプが良いですね。ナットではなく、ボルトで締め付けるタイプは、スタッドを打ち換えることなくボルト交換で簡単にネジ交換ができることなのでしょうか。ネジがだめになるということは、強く打ちつけたりしない限り定期的に発生するものでは無いので、国産タイプが良いように思うのですが、他に理由があるのでしょうか。

ちょっと調べてみました。

「国産車はナット」「輸入車はボルト」ホイールの取り付け方法が異なるワケ

https://www.webcartop.jp/2018/10/283918/

ボルトのほうが剛性が上がるか・・。接合面がボルトだけになるってよくわからないな。ネジが痛んできた場合も、ボルトタイプのほうがハブ交換しなくてはならないので高くつくってホントだろうか。

この違いは何!?ホイールボルトとナットの不思議

https://motorz.jp/feature/83108/

こちらも接合面が少なくなり、剛性が上がるとしていますね。なるほど、ハブの裏側からスタッドを出す必要があり、ハブにネジを切ってそこにボルトで締め付けたほうが剛性が上がるということと理解しました。

ここでもまとめているように、今ではどちらでも剛性面で違いはないという事なのだと思います。ホイールは取付もしかりですが、PCDや穴数も違って適合するホイールを選ぶのは結構面倒です。気に入ったデザインでも取付できなかったり。穴数はパワーに影響しそうなので変更する必要ありそうですが、PCDはそろそろ世界的に統一してくれると良いと思うのですが・・。

恐らく今シーズンが最後

ミシェランのX-ICE、まだ山はあるのですが11年製とそろそろ危険な雰囲気です。とはいえ、この車に新たにスタッドレスタイヤをおごるなどということは考えていないので、今シーズンが最後かもしれません。

貸し出し中にトラブルが無い事を祈ります。

E83 LCI X3クランクシャフトシールからのオイル漏れ(多分)122,000km走行

102,150km走行時、2018年に補器類ベルトが切れてクランクプーリーに巻き込んだことによりクランクシャフトシールが傷つき、エア吸い込みによりエンジンが不調になりました。これはクランクシャフトシールを交換して復旧。

それから111,014㎞、19年4月に突然補器類ベルトがまた切れました。この時はベルトとベルトテンショナーを交換。

それから122,000km程で、エンジンオイルの減り方が多くなってきたのでエンジンルームを確認すると、クランクプーリーあたりからオイルが飛散している感じです。2019年9月の車検時に、アンダーパネルを外して確認した際には無かったものなので、9月以降にクランクプーリーあたりからエンジンオイルが漏れ始めたようです。

クランクプーリーの裏側を撮影するべく、スマホを滑り込ませてみました。やはり漏れている?
つい2か月前に見た時にはきれいだったアンダーパネル。オイル漏れの跡があります。
角度を変えてクランクプーリーの裏側を狙いました。漏れはわかりませんが、補器類ベルトのエンジン側にオイルが付着した跡があるので、クランクからの漏れということで間違いないでしょう。

原因は、恐らく前回クランクシャフトシール交換時に、メーカー指定の液状ガスケットを塗布しなかったためだと思われます。ネットで入手ができ無そうだったので、スリーボンドのTB1215を気休め程度に塗って良しとしていました。恐らくシール性が落ちてオイル漏れが起きたものだと想像します。

前回クランクシャフトシール交換後、もう使わないだろうとシールの脱着専用工具はヤフオクで処分してしまったのですよね。。
なので、またもやAliExpressでクランクシャフトシールと共に購入です

クランクシャフトシール
11117547842

クランクシャフトシール交換工具
クランクシャフトシールインサーター&リムーバー:BMWの品番だと119220、119230

ガスケットはメーカー指定品(Loctite 171000、Loctite 5970)はやはり簡単に入手できないようなので、シリコン系で250℃まで耐熱性があるモノタロウの「液状ガスケット デフケース・トランスミッションケース向け」にしました。
E90POST.comにてパーマテックスブラックpermatex blackを使って修理して大丈夫だったという書き込みがあったので、それに類似するものを探しました。permatex blackは適用温度-59℃~232℃で、モノタロウ品とほぼ同等です。