2011年式F25 X3 xDrive28i エアコンフィルター交換:73,341㎞

エンジンオイル漏れをまずは直さなければならないのですが、まとまった時間が取れないため簡単に交換できるエアコンフィルター交換から交換です。

フィルターはモノタロウ、楽天、Yahoo!ショッピングなどで手に入るようですが、少しだけ安いのでAliExpressで注文となりました。

まずは、エンジンフードを開け、助手席側のフロントガラス下にあるこのメッシュになっている蓋を取り外します。その際、ウェザーストリップを取り外します。このウェザーストリップはのっかっているだけなので簡単に取れます。

蓋はこのようなツメで止まっているので、ツメを押して外します。

メッシュ状の蓋を取った後、エアコンフィルターのボックスが見えるので、ここの蓋も取り外します。

蓋の手前側のツメ
蓋の奥側は、このような差し込みになっています。

エアコンフィルターを取り外します。上下2段になっていて、それぞれは紙のテープでつながっています。取り外し時にテープは切ってしまいました。フィルター自体も曲げないと取り外せなかったのでこんな風にヨレヨレになってしまいました。

新品のフィルター。格安でしたがちゃんとフォログラムが入っています。本当の純正品なのかはわかりません。
取り外した約8万㎞走行したフィルター(交換されていなければ)と新品の比較。鳥の羽のようなものとか、枯草のようなものがフィルターに溜まっていました。
これは新品のフィルター。繊維が写真のようにほころんでしまっているような個所がありました。輸送中のものなのか、初めからこの程度の品質なのかはわかりません。

新しいフィルターをセットして完了。ポンッと置けば終了というほど簡単ではなく、2つのフィルターがテープで接続されており、テープを切らずに設置するには頭を使いそうです。頭も時間もなかったので、テープを切断して取り付けしています。テープは空気の流入方向があり、フィルターの向きを間違えないようにするためのもので、特に機能的には問題ないと判断しました。フィルター側面に空気の流入方向が書かれていました。このフィルターのボックス上下から吸い込み、2枚のフィルターの間から車内へ吸入しているようです。

蓋を戻して完了。このフィルターのボックスの蓋もスペースがなく、ワイパーを隠しているプラスチックパーツをずらさないと脱着ができませんでした。E83よりもフィルターとしてはうまく機能しそうな構造ですが、脱着は面倒ですね。

2011年式F25 X3 xDrive28i ラジエターファン取り外し:73,341㎞

オイルエレメントのハウジングガスケットを交換する際に、垂れたオイルが付着するのが嫌だったので、サーペンタインベルトを取り外すことにしました。

しかし、手持ちの差し込み角12.7㎜(1/2)のT60だとハンドルと合わせたときに微妙に短くテンショナーを縮められません。手持ちのエクステンションバーは75㎜で、これをつけると今度はラジエターと干渉して使えません。そこで、ラジエターファンを取り外すことにしました。これが結構面倒です。

すでにエアクリーナーボックスを取り外した状態です。

まずはラジエター上部にあるバーを取り外します。

ラジエターファンを固定しているネジが2か所あり、それを取り外します(画像ありません。。)

助手席側にあるATFクーラー(多分)をずらします。結構力がいりました。

そしてラジエターファンを引き上げます。

ここでポイントとして、助手席側にある大きなツメを押し下げる必要があります。ラジエターファンのハウジングをよく見ると構造が分かると思います。

ツメを押し下げて引き上げると、上から抜くことができます。
引き上げるときに、ラジエターアッパーホースと干渉したので一時的にアッパーホースを切り離しました。
抜いたラジエターファン。この突起が引き上げるときに邪魔ですね。
中央にあるATFクーラーをずらす必要があります。

2011年式F25 X3 xDrive28i エンジンオイルエレメントハウジングガスケット交換:73,341㎞

購入時にエンジンバルブカバーのガスケットと、このエンジンオイルエレメントのハウジングガスケットからオイルが漏れていましたので交換します。E83でもやったことがありますので簡単かな、と思っていましたが結構構造が変わっているんですね。

購入したものと工具

  • ガスケット 部品番号:11428637820 11428637821
    大体この2点がセットで販売されています。安いところだと1000円くらいです。
  • E10トルクスにユニバーサルジョイントがついているこの工具(Ko-ken 2440T-E10)
  • ラジエターアッパーホース(17127646150)
    ラジエターファン取り外しに抜いたところ、Oリングが外れてしまったので交換することにしました。
    たまたまヤフオクでBMW純正品が出品されていたので純正品となりましたが、Amazon、AliExpressで中国製のコピー品が多く扱われています。経験的にホース類はコピー品でも大丈夫な印象です。

手順

このエンジンオイルハウジングの脱着だけならラジエターファンやサーペンタインベルトの取り外しは不要だと思いますが、ベルトにオイルがかかるのが嫌なのとバルブカバーのガスケットやエアクリーナーエレメントの交換するのでエアクリーナーボックス、ラジエターファン、サーペンタインベルトも取り外すことにしました。

E83と同じ作業を想定してはじめましたが、ラジエターファンの取り外しはかなり面倒です。E83ではすっぽり上に引き上げられましたが、ラジエターホースが干渉したり、ファンのハウジングに取り付けられているATFのラジエターなどを取り外さないといけませんでした。

エンジンオイルハウジング自体は2つに分かれています。それぞれE10のトルクス3本で固定されています。エレメント裏側のボルトはKo-ken 2440T-E10で無いと取り外せないと思います。

まずは、前から見える部分を取り外します。この部分はエンジンオイルとLLCの流路があるのですがオイルを水冷しているのでしょうか?
次にオイルエレメントを取り付けている部分を取り外します。センサーのカプラーも抜いておきましょう。ご覧の通り、エンジンオイルとLLCがかなり漏れます。そして、ラジエターの流路にオイルが入ったり、その逆の混入が発生するので本当はエンジンオイル、LLCともに抜いてから作業した方が良い気がします。今回、結局どちらも交換したので初めから抜いたら良かったと後悔。
取り外してパーツクリーナーできれいにしました。ガスケットの溝にスラッジがたまっているので漬け置きのパーツクリーナーや灯油なんかで洗うと良いかもしれません。

ラジエターのアッパーホースを抜いたらOリングが抜けてしまいホース自体を交換することになりました。10年を迎えるくらいの車はプラスティックやゴム部品を取り外すともとに戻らずに交換となる場合があることに改めて注意しないとな、という感じです。

抜けてしまったアッパーホースのOリングとそれを支えている(?)リング。Oリングはかなり伸びていて、アッパーホースの径よりもかなり大きくなっていました。
締め付けて終了。ねじの受け側がアルミで、E10という細いボルトなので締めすぎに注意です。E83では中古で購入時、すでにネジが舐めた状態でした。

2011年式F25 X3 xDrive28i納車:73,341㎞

スマートに続き、カーオークション.jpにて購入し、本日ゼロさんにて納車となりました。
出品票では確認していましたが、オイル漏れが結構ひどいので直さないと車検取れなそうです。

エンジンオイルエレメントハウジングからのオイル漏れ。このオイルだまり、E83の時と全く一緒です。
エンジンオイルエレメント回りと、バルブカバーガスケットからも漏れているようで、下回りにはご覧のとおりオイルがしたたり落ちています。

まず、ナンバー取得に向けてやることをまとめてみます。

やること

  • ヘッドカバーガスケット交換
    E83でも体験しました。エキゾースト側に傾いてエンジンがマウントされているため、オイルが漏れるとエキゾーストにかかってしまい、白煙を出しています。
  • オイルフィルターハウジングガスケット交換
    オイルフィルターのキャップ脇にあるくぼみにオイルがたまっています。また、そこから下へ垂れてベルトへ当たっているためか、四方に飛び散った跡がありました。
  • エンジンオイル、エレメント交換
    メンテナンス記録がないのでいつ交換したのかわからないため交換してしまいます。
  • タイヤ交換
    タイヤが前2本は2020年製のピレリランフラットタイヤ、左後輪が2018年製ピレリ、右後輪が2019年製ミシェランでした。右後輪ミシェランのミゾが6部山くらいで一番残っています。これから4年は乗ろうと思うので4本交換してしまいます。(→後日記 安いアジアンタイヤが無いのでしばらく乗ってみることにします。。。)
  • エアクリーナーエレメント
    取り外してチェックしてからと思ったら、取り外しが思いのほか面倒だったので状態を水にAliExpressで注文してしまいました。きれいだったとしても、どこかで交換するのを前提です。
  • フロントブレーキディスク
    かなり減っています。測定はしていませんが、4年間は乗ることを考えて迷わず交換です。Y!ショッピングにて注文です。
  • ワイパー
    助手席側をモノタロウで購入。ゴムだけ交換ができないタイプでした。
  • ブレーキフルード
  • サーペンタインベルト
    消耗品と考えてY!ショッピングにて注文。
  • エアコンフィルター
    現在ついているものの状態を見ずにAliExpressで注文。
  • パンク修理剤
    新車時にはランフラットタイヤが装着されていることから、ユーザーによるタイヤを脱着することは考えずにジャッキもレンチも搭載されていません。後輪はランフラットタイヤではないので、念のためにパンク修理剤とエアポンプを注文します。

大丈夫だったところ

  • ブレーキパッド
    幸い、ブレーキパッドの残量は十分でした。フロントのディスクを変えるので、本当は新品としたかったのですが、表面を削って平らにして利用したいと思います。
  • リアブレーキディスク
    フロントはかなり削れていましたがリアディスクはほとんどダメージ無しといった感じでした。
  • VANOSソレノイド
    特にエラーは出ていないようです。交換せずに行こうと思います。
  • スパークプラグ
    まだ7万㎞ちょいなので交換せずに行こうと思います。ガスケット交換時に状態は確認
  • イグニッションコイル
    OBD2でなんのエラーも出ていないので、交換せずに行こうと思います。
  • バッテリー
    とても高そうなバッテリーが積まれています。これはテスターでチェックしてから着手とします。

OBD2診断

DTCメニューにてCDB004、CDB104、CDA604というエラーが3つ出ていました。

この車、車検を取ろうとしたけどオイル漏れの修理にお金がかかるので手放したのかもしれません。

BMWを乗る方は、タイヤ交換でランフラットを選ぶんでしょうか?フロントのランフラットからして、タイヤ交換をディーラーで行っていたのかもしれません。

車両購入費用

カーオークション.jpで実際にかかった費用を記しておきます。

車両落札価格 874,500円
会場落札料  16,500円
リサイクル預託金 23,770円
落札代行手数料 43,780円
陸送費 29,040


合計 987,590円

これに、ナンバーを取るための整備と税金、保険を入れると15万円くらいが想定されるので113万円乗り出し(タイヤを変えない場合)となりそうです。ちょっと予算オーバーでしたね、100万位内で考えていたので。

出品票では交換歴となっていた助手席側のドアパネル交換ですが少し色があっていませんが気になるレベルではなく一安心。