ナイロビから列車でキスムへ

 

9月24日に21年2次隊の送別会、26、27日に幹事会というボランティアミーティングがありナイロビへ行きました。帰りは初の列車でキスムへ戻りました。ナイロビを28日18:30ちょっと過ぎのほぼ時刻通りに出発し、着いたのが翌29日8:30。約14時間の旅です。席は2等でベッド付き。揺れがものすごいのと、寒いのであまり寝られず。

朝、車窓から外を眺めてみると、停車した駅では結構な乗り降りがあります。週3便ですが利用者はそれなりにいるようです。因みに、2等は夕、朝食付きで1,750シリング。3等は驚きの350シリングです。挑戦しようとは思いませんけど。

Ugenyaのファシリティ―へ行ってみた

JICAのプロジェクトについて、Ugenyaにある2つのファシリティ、Umer Community Dispensaryと、St Paul Dispensaryへ行った。目的は、今度行う基礎データ収取のためのアンケート調査を行うに際し、アンケートが適当かどうかを判断するプレテスト。

Umer Community Dispensaryは幹線道路からかなり奥地に入った場所にある。そこで、1人の看護師とお手伝いさんの2人で仕事をしているっぽかった。日本でいうと、相当なへき地診療所だろうが、こちらではこのような施設はたくさんあるそうな。

カレン・ブリクセン・ミュージアム

ナイロビに来たついでに、あまり観光していないカレン地区に行ってみました。一番の目的はKaren blixen museumへ行くこと。ちゃんとOut of Africaの映画もみて予習もばっちりです。

協力隊員に支給されているIDでレジデントで入館しようとしたところ、これはレジデントのIDにはならないと若干もめましたがレジデントで入館できました。入館料100シリング。

映画を見ていくと、シーンとかぶりより楽しめると思います。入館料を払わなくても広大な芝生にぽつんと存在するかわいい一軒家は雰囲気があります。

隣接するお土産屋さんで、なぜかティンガ・ティンガのパズルが売られていたので衝動買い。1,900シリング。

ナイロビの蜂

先日観た「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」に続き、「ナイロビの蜂(The Constant Gardener)」を観ました。題名をずっとナイロビの”ほう”だと思っていのですが、ハチが正しいことを知りとても恥ずかしい思いをしたことは置いておいて、この映画もケニアを舞台にしていて、知った地名や風景、言葉が出てきてケニアに滞在しているものにとっては色々な意味で楽しめる映画になっています。話の内容が援助や保健についても触れられるので、ケニアに援助関係で来ることを考えている方、すでに活動されている方にもおすすめかもしれません。

東アフリカの映画シリーズ、次は何を観ようか。愛と野望のナイル(Mountains of the Moon)あたりかな。

ケニア隊員はサファリ好き

先週、先々週と2週続けて旅行に出かけ、結構な数の国立公園/国立保護区を訪れていることが判明。

1.ケニア山国立公園(Mt. Kenya National Park)
2.マサイマラ国立保護区(Masai Mara National Reserve)
3.ナクル湖国立公園(Lake Nakuru National Park)
4.シャバ/バッファロースプリング/サンブル国立保護区(Shaba/baffalo

Springs/Samuburu National Reserve)
5.カカメガ森林国立保護区(Kakamega Forest National Reserve)
6.ワタム海洋国立保護区(Watamu Marine National Reserve)
7.ロンゴノット国立公園(Mt. Longonot National Park)
8.ヘルズゲート国立公園(Hells Gate National Park)
9.アンボセリ国立公園(Amboseli National Park)
10.ルマ国立公園(Ruma National Park)
11.モンバサ海洋公園(Mombasa Marine National Park)
12.ボゴリア湖国立保護区(Lake Bogoria National Reserve)

後は増えるとしたら、ツァボとナイロビくらいか。これだけちゃんとしたリゾート地付きの観光地があるというのは協力隊でも相当に恵まれているように思う。ただ、とても協力隊の生活費だけでは足りませんけどね。

収入印紙

先日、シアヤに滞在した際のホテルの領収書を見たら、収入印紙らしきものが貼付してあるのを発見。その額2シリング(約2円)。

オープンマーケットが相当な割合を占めていると思われるケニアで、その税収システムがどうなっているのか気になったことがあったのだが、ちゃんと収めているところは収めているらしい。

任期延長

残り任期4か月弱となった時点で、任期延長についての勧誘がJICAケニアオフィスからされているようである。理由は23年春募集の応募が延びず、計画していたボランティアの規模が維持できなくなったからとの事らしい。この話はケニアに限ったことではなく、世界中の21年3次隊、4次隊の隊員に対してなされている様子。募集が延びなかった理由は震災の影響や国内積立金、赴任手当が減額になったことなどなのだろう。

自分は現職参加のためそもそも延長が認められず蚊帳の外なのだが、みんながどんな決断をするのかが興味深い。自分はもし延長できたとしてもしないという判断をするだろう。当初の目的の一つであった語学の上達については目的を達成できずに終わりそうだが、これはケニアでなくてもできる。人生を楽しむためにケニアに来た身としては、すでにケニアでの生活を楽しめなくなっている以上、任期を延長してまで長居する理由は無い。

計画していた数を達成するのは重要。しかし、本来の目的を変えてまで数を維持するのには疑問を感じる。

愛と哀しみの果て(Out of Africa)

最近2日連続して偶然に「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」が身近で話題になったので、どんな映画だったかを改めて観てみました。1937年に出版された伝記を元に作成された映画だという事を知りました。そして、ナイロビのカレン地区にあるカレン・ブリクセン博物館は原作となっている「アフリカの日々」の作者、アイザック・ディネーセンが実際に住んでいた家なのだそうです。残念ながら行ったことはありませんが、行ったことのある人曰く、「ナイロビで一番いい観光地」だそうなので、機会があれば行ってみたいと思います。

この映画、1985年のアカデミー賞を取っています。他、6部門も占めている事をしりました。時々聞こえてくるスワヒリ語、ンゴング・ヒルやツァボといった地名、ロンゴノット、キリマンジャロといった山々、マサイマラのサファリ、ナクル湖のフラミンゴ(ボゴリア湖かも)などがとても綺麗な映像で収められていてケニアに住んでいるものにとってはうれしくなります。

ただストーリーについては少々残念な印象です。ネタバレですが、コーヒー農園が焼けてしまいます。恋人が飛行機事故で無くなります。そして故郷であるデンマークへ帰り、2度とケニアへは帰ることが無かったと結ばれます。当時のケニアで、女性という弱い立場ながら奮闘し、クラブへ招待されながら帰国してしまったというのがどうにも腑に落ちませんでした。

このOut of Africaに限らず、ケニアをはじめ東アフリカを題材にした映画は結構あります。他の作品も改めて観直すと新たな発見があるのではと思いました。

プールなのか、溜池なのか

2010年の4月に今の家に引っ越してきた。その当時、すでにプール用の穴が掘ってあり、大家さんからは「8月(当然2010年)にプールが出来たらちょっと家賃を上げさせてもらうかも」と伝えられていた。それからなーんも作業は進まず、ここ最近の大雨で穴に初めて水が溜まった。ここのアパートはプールはそっちのけでまた増改築中。穴を埋めるにしても土を持って来たり大変なんだろうなと思う今日この頃。