移動三昧

ここの所、毎週末出回っている。
先週はカカメガ・フォレストでトレッキング、先々週はムファンガノ・アイランドで壁画、先々々週はナロクでスポーツ大会、先々々々週はナイロビとロンディアーニの隊員宅訪問と4週連続の外出。その前の週も出ていたような気がするが忘れてしまった。そして、先週はJICAのニャンザ州保健管理強化プロジェクトに加えてもらい、キスム・ウエスト、シアヤ、ウゲニャ、ウクワラと出張し、移動しまくりだった。
こちらの公共交通機関であるバス、マタツでの長距離移動は体にこたえる。ナイロビ行は、トイレ、女性アテンダント付の高級バスGUARDIANがキスム-ナイロビ間で運行を始めたようなのでこれを利用してみよう。

カカメガ・フォレスト

カカメガ・フォレスト週末に、キスムからは北に40km程の所にあり、協力隊員が赴任しているカカメガ・フォレストへ行ってきました。

ここはケニアで唯一、原生林が残されていると言われています。しかし、隣接する村の薪の供給源となっていることもあり、その存続が危ぶまれているとのことでした。国立公園内の森林の木を薪にしているなんて日本的感覚から言うと理解できませんが、古来からここで生活している人から取ってはいたって普通のことなのかもしれません。遠くない未来に、薪が無くても生活できる社会ができれば良いと思います。

遠くないので、週末ふらっと遊びに行ってリフレッシュするには良いところです。ただ、カカメガロードの道の悪さには辟易です

赤道通過

これ、キスムからシアヤへ行く途中、マセノを超えたところにある赤道の標識です。日本人的に、赤道というととても特別なところのような気がしますが、このように至ってシンプルな標識があるだけです。しかしこれはまだ特別な方で、他の道では赤道をまたいでもなんの標識もありません。

ケニアっぽかったのは、この赤道標識の地点でGPSで位置を確認したところ、微妙にずれていて、本当の赤道ではなかったことでしょうか。

ムファンガノ島

キスムからルワンダ・コティエノへ行き、そこからフェリーでビタへ。そしてそこからさらにボートでムファンガノ島へ行ってきました。ここはビクトリア湖での漁業に加え、壁画があることでも有名です。

案内してもらった博物館で働くジョージさん曰く、2000年前に書かれたものであるらしいのですが・・・。どう見ても2000年の歳月を経ているようには思えませんでした。元々あったことはあったのでしょうが、再生されたもののように思えてなりません。島自体は漁村の雰囲気を味わったり、ビクトリア湖を一望できたりと悪くはないのですが、この壁画を目的に行くとがっかりするかもしれません。

HP Deskjet 3050

教員でも無いし、職場にプリンタもあるのだがなんとなく写真をプリントしてみたくなってプリンタを買ってみた。値段が手ごろということもある。というのも、消費税として普通16%の税金がかかるが、プリンタにはかからないようだ。先日ネットワーク・スイッチを買った時にはかかったのになぜか?贅沢品にかけるという発想ではないのかもしれない。

スキャナはいらないかなとも思ったのだが、おそらく値段が3,000シリング程しか変わらないのでスキャナ付にしてみた。あればあったで何かと便利な気がする。

で、これがいくらかというと7,300シリング、日本円で約8,000円。よく言われることだが、プリンタは本体ではなく、カートリッジで儲けるビジネスとなっているのかもしれない。

100Vでも使えるようなので、余程気に入ったら持って帰る?

ナロク

最近、週末は隊員の任地へよく出かける。先週末はナロクへ行ってきた。サッカー大会に日本人チームが出るのでその応援ということもあったのだが、隊員の任地を訪れるのは何かと楽しい。

今回の発見としては、ナロクに住む人たちはキスムに比べて適度に親切で大変好印象。キスムは親切を通り越してウザくてたまらない。「チャイニーズ!」、「チンチョン!」っていうのもほとんど聞かなかった。ヤギ肉の焼き肉がうまい。定員オーバーのマタツで往復10時間以上、1泊2日は堪える。標高は1800m位だが、山の中という感じはせず、あたり一面草原の中という感じ。ここに暮らしていれば目が良くなりそう。道中のSonduで買ったパイナップルは6個で100シリングとばか安。

BBをグリスアップ

自転車でお昼に自宅へ戻ってくる際、BBからいやーな音がし始めた。明らかにベアリングにグリスが回っていない感じ。壊れそうな音なので、職場に戻るときは徒歩で行き、帰ってきてからBBをばらしてみた。やはり思った通り片側のベアリングが完全に乾いている。カートリッジ式じゃないので、定期的に開けてグリスアップしないとダメみたい。手間のかかる自転車だこと。ちなみに、BBは10mmスパナでアームを取り、ウォーター・ポンプ・プライヤーでベアリングを押しているワンを回すと分解できた。

時間工賃1,000円くらい稼げればこっちで自転車屋さんをやるのも悪くないな。きっと、実際は50シリングくらいだろうけど(60円)。

新トナー

ずっとトナーが切れていたオフィスのプリンタに新しいトナーが来ました。赴任した3月にはすでにほとんど切れた状態でトナーを振りながらだましだまし使っていたので、ちゃんと印刷できるのは7か月ぶり程になるでしょうか。

いつものことですが、こういった備品は突然やってきます。パソコンもそうだったし、机と椅子もそうでした。私が知らないだけでは無く、同僚も知らないようです。本当に計画性とは無縁の世界で仕事をしています。

勉強させてもらおう

来週からJICAプロジェクトルームに保健分野のICT専門家の方が見えられるらしい。ケニア、ニャンザ州、シアヤ、キスム・ウエストでICT関連の業務調査・分析を行う様子。

赴任して8か月だが、自分は全く分かっていない。自分に期待されていたような活動内容な気がして、不甲斐なさを感じるが、一緒に勉強させてもらおうと思う。

しかし、期間は5週間ととても短い。その中で、保健情報官向けにワークショップも開くらしい。すごい。

コーヒー入れ器

日本では家庭に1つは絶対にある、コーヒーを入れるためのプラスティックで逆三角形のこの容器(何て呼んだらいいのでしょう?)。こちらケニアでは見かけたことがありません。先日行われていた、協力隊任地視察の旅でケニアに来た隊員の親御さんにお願いして持ってきてもらいました。コーヒーメーカーはあるのですが、なんとなく1杯だけ入れるときはこちらのほうがおいしい気がします。ゆっくりコーヒーを入れたい時もあるし。

これからケニアに来られる方、ぜひ持ってこられることをお勧めします。