業務日誌~CF-W5起動しない

Let’s note CF-W5。

電源コードを足に引っ掛け、PCを落下させたら起動しなくなってしまったとのこと。

電源を入れると、

「Windowsエラー回復処理
Windowsを開始できませんでした。最新のハードウェアまたはソフトウエアの変更が原因の可能性があります。
Windowsファイルが壊れているか、正しく構成されていない場合、スタートアップ修復は問題の診断と修復に役立ちます。スタートアップ中に電源中断が起こった場合は、通常起動を選択してください。」

とのメッセージが出て、

「スタートアップ修復の起動(推奨)」

を選択すると、修復できずに再起動してしまう。

「Windowsを通常起動する」

を選択すると、起動画面の途中でブルースクリーン。

何かおかしい。HDDか、何か他のハードウェアトラブルか。

起動しないので、まずはデータの救出を試みる。

USBメモリにSystemRescueCdを入れて、USBから起動する事にする。

1.SystemRescueCdをUSBから起動

起動USBメモリの作り方は詳しくこちらのページに書かれている。その通りにやったら問題なく起動した。
http://www.sysresccd.org/Main_Page

2.Windowsのパーティションをマウント
D2Dリカバリが搭載されているのか、Windowsは/dev/sda2だった。

ntfs-3g /dev/sda2 /mnt/windows

3.データ退避用のUSBポータブルディスクをマウント

USB接続のポータブルHDDを使いデータを退避させることにする。

デバイス名の確認
cat /proc/bus/usb/devices
cat /proc/scsi/scsi
dmesg

ポータブルHDDのマウント

mkdir /mnt/usb
mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/usb

4.データのコピー

とりあえず、ユーザホーム(/Users/hoge)を丸ごとコピーする。

cp -r /mnt/windows/Users/hoge /mnt/usb/

が、「failed Invalid argument」となって、ファイルのコピーに失敗する。また、ファイル名に日本語を使用しているのだが、ことごとく文字化け。

rsyncも試したが駄目。日本語を通すために、sambaでファイル共有をして、他のPCからコピーすることにした。

/etc/samba/smb.confの[public]の書き換えと、useradd、smbpasswd -aでユーザを作成し、

/etc/init.d/samba start

で開始。

当然eth0にはIPを降る。

他のPCからファイルは見えたが、やはりファイルが壊れているのかコピー中にエラーとなる。一括でコピー出来ないので、1ファイルずつコピーした。とりあえずDocumentsの中のデータは一部ファイルを除いて救出出来た。

持ち主にはとりあえずこれでしのいでもらうことに。

profileなど、他にもデータがありそうだったが、ファイル単位のコピーではらちが明かないと思い、ddでパーティションをイメージ化してみようと思う。HDDが怪しかったので、dd_rescueを使用。

5.dd_rescue

ファイルとしてイメージを保存したいので、保存先をマウント

mkdir /mnt/usb

mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/hdd

dd_rescue /dev/sda2 /mnt/hdd/sda2.img -l rescue-img2.log

途中でエラーが出まくり、速度がとても遅くなる。が、約6時間ほどかけて4GBほどバックアップ完了。この辺りから画面に「faile too large」となってしまう。ポータブルディスクがFAT32でフォーマットしてあるため、4GB以上のファイルが作れないらしい。Windows端末でNTFSへ変換して再挑戦。

ntfs-3g /dev/sdc1 /mnt/hdd

dd_rescue /dev/sda2 /mnt/hdd/sda2-2.img -l rescue-img2-2.log

ディスクが大きく損傷しているのか、4GBを超えたあたりからバックアップがとても遅くなる。土曜日の朝から初めて、日曜の夜まで連続で動かしたが、5.2GBであきらめる。

Ctrl+Cで強制終了した。

一応どこまでバックアップがとれたか確認してみる。

mkdir /mnt/sda2

mount -o loop -t ntfs /mnt/hdd/sda2-2.img /mnt/sda2

ls -l /mnt/sda2

ファイル構造は大体取得できている様子。ポータブルディスクにファイルとしてコピーしてみる。

ntfs-3g /dev/sdc2 /mnt/hdd2

cp -r /mnt/sda2 /mnt/hdd2/

ファイルとしては壊れたままなのか、エラーが出まくる。

ポータブルディスクを正常なWindowsマシンへ接続して確認するも、ファイルはほとんどバックアップ出来ていない。

ここであきらめた。

PCを返し、必要なデータがあれば、また抜き出す旨を告げる。

自分のPCで起きたら怖いな。しかし、なかなか時間をとってバックアップするというのは難しい・・・。

両替

入国した時に空港で両替した3万円分のシリングが無くなったため、街の両替所でUS$からシリングへ両替した。

ドルが弱くなっているからか、1US$=75.3Kshとここ最近では得なレートとなっていた。が、これは$50、$100紙幣に限った話。小さい紙幣はレートが悪く、$20、$10、$5は73Ksh、$1は70Kshとなる。残念ながら、日本でUS$へ両替するときにUS$を支払いに使用する機会が多いと思い小さい紙幣にしてしまった。何枚かあった$50、$100は既にこちらの銀行へ預けている。

レートだけで、差額が690Ksh。日本円で850円くらい。自分の銀行口座から降ろせば良かったと後悔。とっとと手持ちのUS$をすべて銀行に預けてしまいたい。

ケニアに現金を持ち込む場合に一番得な方法は、日本円で持ち込んで街の両替所でKshにすることだと思う。今のところ日本円を扱っていない両替所は見たことがない。日本円→US$→Kshと日本円→Kshでは、後者の方が若干得なようだ。

US$であれば、街中の買い物では使用できないので両替だけを想定してすべてUS$100紙幣で持ち込むことをお勧めする。

業務日誌~CF-W2ワイヤレス設定

隊員のレッツノート CF-W2。

レッツは高いけど、軽量でタフ、バッテリーの持ちもいいということで持っている隊員も多い。仕事でT2を使っていたときがあるが、丸いマウスパットも慣れると使いやすい。ただ、2回HDD交換をした記憶があるので、タフというイメージは残念ながら無い。

さて、このCF-W2、Windows XPが入っていてSP3になっているのだが無線でWEPしか使えない。確かSP2でWPAに対応したはずと思っていたがただSP2にしただけでは使えない場合もあるようだ。

「CF-W2、WPA」で検索し、パナソニックのサイトからintelの最新ドライバをダウンロード&インストール。これでいけると思ったら、プルダウンにはまだWEPしか無い。無線が繋がるPCにICS(インターネット接続共有)を設定して有線でネットに接続し、ドライバの更新をしてみる。ここで再起動を要求され、再起動をしたらWPAが現れた。ひょっとしたら初回のインストール後に再起動をしていれば既に使えていたかも。

ケニアはパソコンの普及がまだまだだが、それが幸いしてかネットは基本的に無線で接続する事が多い。便利だが、無線は問題が起こると原因をつかむのが難しい。

ホテル、ドミトリー共にDHCPだと繋がらない場合があり、固定で割り当てると接続出来たりする。電波は届いているのに全く接続できない場合もある。

時間が解決してしまうのだが、論理的に問題を解明したいな。

三食昼寝、生活費付き

今の生活を例えるとタイトルのように言えなくもない。

朝はホテルのバッフェ、昼、夜は語学学校に付いてくる。

3時に終わるので、ちょっと遅い昼寝もできるし、なんなら3時から宴を開くこともできる。なーんにも買わなくても生活できなくはないので、生活費を丸々ためてしまうことも可能。

語学が必要なのはわかるのだけど、こんな生活が長く続いてしまうと目的を見失ってしまいそうでちょっと怖い。

ウガンダ組はもう赴任のようで、ちょっと羨ましく思う。

ポータルシステム

青年協力隊員が定期的なレポートや各種申請に使用する「ポータルシステム」と呼ばれるウェブアプリケーションがある。システム化には多いに賛成だが、信じられないことにこのアプリはInternetExplorerにのみ対応で、SafariやFireFoxでは使用できない。世界中の異なる環境から利用するシステムなのにとんでもない仕様だ。何のためにブラウザで利用できるようにしているのだろうか。

ということは置いておいて、Macしか持たない人もいるために、Macで使うための方法をいくつか考えてみた。

Mac用のIEは既に開発、配布ともに終了しているために何かしらの策を講じる必要がある。

●仮想化ソフトを使用する

Parallels Desktop for Mac

VMware Fusion

これだけかと思っていたら、VirtualBoxという仮想化ソフトがある。Sun Microsystemsが配布している仮想化ソフトのようだ。詳しくライセンスを読んでいないがフリーに使える様子。

●古いIE for Macを入手する

開発が終了しているのでセキュリティ的に不安。そもそもWindowsしか考えていないアプリなので、ブラウザだけIE for Macで動くかが疑問。

●BootCampでデュアルブートにする

再起動するのが面倒。

●IE for Windowsをエミュレートして動かす

WINEを使うことでできるらしい事は知っているが、使用に耐えるものなのか知らない。また、導入のしやすさも気になる。

有償だがCrossOverというソフトがあるようだ。IEの動作保証もとれていて、Windowsライセンスも不要のようなので、IEだけ使いたいという用途にはいいかもしれない。

ThinkITに色々比較が載っている。

OS仮想化のソフトを使用すると、Windowsのライセンスがかかってしまう。IEだけ使いたい用途には不向きかも。

パッケージ版のWINEとダウンロードして実行してみたが、フォント関連でエラーとなり起動できなかった。個人的にVirtualBoxが気になったので、これは自分でWindows7を入れて遊んでみよう。

CrossOverなら$39.95で済むようなので、これがおすすめか。

CrossOverを使ってみた。

導入はいたって簡単。パッケージのインストール後に、InternetExplorer7を選択すると、自動的に必要なソフトウェアをダウンロードしてくれる。結構な量のソフトのインストールが完了すると、問題なく起動出来た。が、ポータルシステムにログインすると、画面が真っ白で何も表示されない。ことえりが使えないようで、検索窓に日本語が入力できない。駄目かな。

VirtualBoxもインストールして、Windows7を入れてみた。まだほとんど使っていないが、メモリ1Gを割り当てただけなのに何気に快適。ネットワーク設定などを見てみたいと思う。

ケニアリンク集

■高速バス

AKAMBA PUBLIC ROAD SERVICES LTD

http://www.akambabus.com/

ナイロビ-キスム行きのバスを出している。

EASY COACH

同じくキスム行きのバスを出しているが、ウェブサイトなし。

■飛行機

ナイロビにはWilson空港とJomo Kenyatta空港がある。

Kenya Airways

http://www.kenya-airways.com/

ケニア航空。ナイロビ、キスムの往復便が$116.52

Fly540

http://www.fly540.com/

東アフリカ内の便を出している。オンライン予約が可能。

ナイロビ→キスムはUS$79だった。

大体KSH6,000くらい。

Jetlink

http://www.jetlink.co.ke/

ナイロビ→キスムはAM7:30の便だとKSH3,994.6。

安い。

ALS Dash 8

Wilson空港から出ているのはこの会社。だと思う。

オンライン予約が工事中なのが泣かせる。

http://www.als.co.ke/

■銀行

COMMERCIAL BANK of AFRICA

http://www.cba.co.ke/

生活費の入金はここの銀行

■ニュース

KTN

http://www.ktnkenya.tv/

スワヒリ語でニュースを行っている。しかし、情報量は多くないように感じる。

The Standard

http://www.standardmedia.co.ke/

恐らくケニアで一番メジャーな大衆紙

DAIRY NATION

http://www.nation.co.ke/

政治、経済に強そうな感じ

■勉強

http://africanlanguages.com/swahili/

オンラインでのスワヒリ語、英語辞書

■買い物

Uchumi Supermarket

http://www.uchumi.com/

Nakumatt

http://www.nakumatt.net/

24時間のスーパーマーケット。映画館があるところもある。キスムにもあるらしい。

■ISP

Safaricom

恐らく最大手の携帯電話会社。データ従量性のみ?

www.safaricom.co.ke/

Zain

同じく携帯電話会社。Unlimitedサービスあり。

www.ke.zain.com

Orange

同じく携帯電話会社。Unlimitedサービスあり。

www.orange.co.ke

Africa Online

iBustという無線技術でインターネット接続を提供している。Ksh3447.4+VAT/月(InfiNet lite)でUnlimitedサービスあり。

www.africaonline.com

Zuku

ケーブルインターネット。Unlimitedサービスがあり、ケーブルと合わせてもKsh1,999という安さ。ウェブサイトが一番まとも。残念ながらキスムでは提供されていない模様。

http://www.zuku.co.ke/home/default.asp

Olive Gardens Hotel

訓練中の宿泊先はホテル。ホテルの中にいると、ネットもつながるし、テレビもあるし、お湯のシャワーもあるし、水洗トイレもあるし、ベッドメイキングもあるし、ここがケニアであることを忘れてしまうほど平和な感じ。

相部屋だが、検索するとStandard room US$70と出てくる。駐車場にはメルセデスの現行Sクラスやフォルクスワーゲン トゥワレクが停まっていたりする。

インターネット接続が・・

ボランティア連絡所のインターネットが数日前から繋がらないらしい。

停電後から接続できなくなったとのこと。

見てみると、インターネットへは、iBurstと書かれた無線アダプタで接続している。無線アダプタは無線APで共有され、無線LANで利用できるようになっている。

無線APのログイン画面を開き、適当にIP、パスワードを入れてみたらログインできた:-)

ステータスを確認すると、LCP DownでAuthentication Failureらしい。

認証はPPPで行っているようで、認証の前の接続確立で失敗しているということらしい。無線アダプタにLEDのステータスランプがあるのだが、その意味がわからない。ISP側の問題なのか?

タイムアウトで解決できずに連絡所を出る・・・。

ネットは無事に接続できた模様。原因はテクニカルなものではなく、プロバイダ側で入金確認が出来ていなくて止められていたらしい。ちゃんと払っていたのに。

プロバイダに限らず、電気などのライフラインも支払いをしないと即連絡なしに止められるらしい。